SS96年中盤

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5月

ときめき麻雀グラフティ 3日

 またか、何でこれ買ったんだろう俺。
 絵柄はそこそこ好きなんだけど、両方揃えるほどの物じゃねえと、今なら思うんだが。やっぱ、この月序盤にこれしか出なかったからかな。
 ソフトについては、まあ取りたてて悪くも良くもない普通の脱衣麻雀。

慶応遊撃隊・活劇編  17日

 あの慶応がSSにやってきた!のはいいけど、スローテンポのメリハリの無い横アクションになってしまいましたトホホ。まあ、死ぬほどつまらない訳じゃないからいいけど。
 武器さえあれば一発死にが無いとか、そこそこ親切な面も有るし。相変わらずのノリのキャラクター共はいい感じで、途中のシューティング面の曲が前作の曲なのは涙物。
 おまけのオプション類は、このシリーズの馬鹿さを引き継いでいて宜しい。難点は小汚いムービー。ポチの声が矢島さんからかないさんに変わったのはコスト削減か?。

メタルブラック 24日

 レイフォースで皆を驚喜させ、ナイトストライカーSで皆を凶気させたビングが放つタイトー移植シリーズ。
 ガンフロンティア2です、滅びの美学です、畑さんです。ああ、皆さん。メタルブラックですよ。細かい差異があるらしいんですけど俺には解りません。十分です。
 これであのラスボスの「見ろ!その目に焼き付けろ!これが、これが貴様の守ろうとしている、同族殺しの汚らわしい人間という種族だ!」っつう例の演出が自宅で見れるんです。感無量。

6月

ダライアス2 7日

 最小でも2画面のダラ2を無理矢理移植。とはいえ、2画面を画面内に納めるべく、自分で自由に縮尺をいじくれるのは良し。実際自宅の21インチに2画面を入れて遊ぶんでも、十分な広さ、多少キャラ小さいけど何とかなる。
 でも、だ、何も無い部分の黒と背景の宇宙の黒の見分けが極めて困難、明るさ調節しても駄目だった。よって、弾を回避しようとして上に動こうとすると実はもう天井でそれ以上うえに動けず、弾に当って死亡というのが多発し怒り爆発。白線一本引くだけなんだから、そのくらいやってくれよ。

ハイパーリバーシオン  7日

 熱血親子で全国のファンを落胆させたテクノソフトが放つVOもどき。
 LRボタンが旋回ではなくスライドなので、変えようとしたらコンフィグ不可!しかも移動しながら攻撃できないので、武器やキャラ差で勝負が決まる。なめんな。
 通信対戦に対応した度量だけは凄い。この当時ケーブル別売りしてないからゲボッカーズ持ってるのが必須条件なのよ、いい度胸だ。

必殺! 28日

 必殺シリーズをベースにした横アクション。
 軽やかにジャンプする主水、「ごき」っと鳴って鉄に殺されるコウモリ、いっせいにガードする敵、面クリア時の演出、ライフ回復はおにぎり、ストーリーは臓器密売等々、かなりの馬鹿ゲー。しかもSEやBGMが良く出来てるから、更に馬鹿度アップ。その上難易度は崩壊気味なので馬鹿ゲーの条件は十分にクリア。
 出荷数が少ないので見つけたら押さえよう。

7月

NIGHTS  5日

 他人が良いというソフトの重箱の隅を突ついて粗を探す癖の有る俺も、このソフトは駄目とは言えない。
 「なんで3D歩き回れるのに、ナイツになったら平面やねん」「セガ系ゲームに慣れてないと意味が分からん」等々意見もあろうが、俺は最終面の演出ですべて帳消しにされた。
 そう、あの落っこちてから飛び上がってくるあそこ。泣くわ、泣けるわありゃ。実際泣いたよ俺は。やっぱり愛と勇気と希望だよ。少年と少女だけが世界を変えられるんだ。って俺が言っても説得力皆無だな。
 もっと宣伝しっかり打ってれば、今の市場とはまた違ったゲーム業界になってたかも知れないのに。
 あと初心者には難易度がやっぱり高いと思う。ナイツはプレイした全員に、2周クリアして欲しいソフトだけに勿体無い。

ソニックウイングス 5日

 登場機体全26機。シューティングとしては前代未聞だね。
 個人的には、一番馬鹿に仕上がっている3が好きなのだが、あそこまで馬鹿ストーリーにはなってない。組み合わせの台詞も少ないし。まあ、普通に遊ぶ分には過不足無い出来。
 アーケードにも移植されたが難易度大崩壊、なんでああ難しくするかね、このままでいいと思うんだけど。
 ああ、オールド機体のストーリーは3に準拠して欲しかったなぁ。「今回の一連の事件は、火星軍部の独走だったわけでござるな」「その通りで火星」

デススロットル 12日

 ハードロックキャブの移植。PSよりアクセス等でマシなのでSSをお勧め。
 ウイルスで汚染されてバイオレンスになった街で、暴走タクシーを営み脱出を図る。OPが絶品。普通の実写OPって内容が良く解らない奴が多いじゃない、このゲーム別、一発で内容把握できる。まあいいや。要するに、邪魔な奴は殺しつつ依頼をこなして次のステージに進むゲーム。殺人感覚が麻痺していく痺れる感覚がよし。
 お客が「タクシー!」って手挙げてるから、乗せようと思って歩道寄ったら寄り過ぎて轢き殺しちゃって「いっけねー、てへへ」と、次の客探しにいくっていう、このプロセスを何とも思わなくなったらこのゲームの虜、はまる。ミッション目的の位置がランダム化している場合が有って、一度わざと失敗しないと駄目なケースも有るので、はまっている諸兄はトライしてみて。
 超特筆要素はBGM、アメリカ南部のローカルラジオ局あたりが垂れ流している、インディーズ系ロック風の下品な曲の数々は、実にゲームにマッチしていて最高傑作。難しかったけどコツコツとやりつづけ、青い空を拝めるステージまで進んだセーブデータが、40万人デバッグソフトのスパロボFに消された時の怒りは誰が解ってくれるのか・・・。

ピンボールグラフティ 12日

 ストーリーのついたピンボール。賭けバスケで小銭を稼ぎ、大会で勝ってお話を進める。
 台の視点を自由に選べ、角度も選べるので、鉄球のように画面をスクロールさせることなくゲームが出来るのは良し。
 玉の動きは普通、役はイマイチ。どうも肝心のピンボール以外の要素の方が力入ってる気がするんだが。

ロードラッシュ 26日

 内容はMD版と同じ、違いはグラフィックの強化ぐらい。したがって馬鹿ゲーなのも同じ。要するに必携ってこと。

8月

サイバードール 2日

 サイバーパンク風SFの薄汚れたシティで、敵を狩るRPG。
 経験値が無く、強くなるには敵からパーツをかっぱらって装着するしかない。敵を倒しても金は無いので、金は余ったパーツを売り飛ばして入手。金は武器弾薬やリペア系アイテムで消える。
 ここでは書かないけどストーリーは、ステロタイプではあるけど逆に安心も出来る、わりといい出来のお話。韮沢氏のイラストが画面上再現されていないのが非常に残念。
 主人公は、歪むノイズの向こうに何を見るのか・・・。

デスクリムゾン  9日

 「上からくるぞ、気をつけろ!」VCに続くガンコン対応ガンシュー第2弾。
 「ちくしょう!」大崩壊しているゲーム内容、破綻というレベル以前の難易度、駄目すぎて清々しささえ感じられるグラフィック、飛ばせないロゴ、豪華なオプション、むささび、もう大往生確定。
 「このやろう!」発売の経緯や詳細その他諸々は、セガ研慶大支部から飛べるデスクリムゾンリンク集をサーフして頂ければ解ると思う。俺は雑誌の紹介記事で主人公の名前が「コンバット越前」というのを見た瞬間に購入決定。発売日に即ゲットしプレイ、予想を上回る出来っぷりに唖然呆然。
 「やりやがったな!」しかし考えを変えて、こんなのを発売日にしっかり ってしまうのは、MDユーザーの性だろうと諦めた。サターンマガジン(最近値段が半分になって記事も半分になって発売頻度が倍になり広告は4倍になった)のレビューコーナーで池袋サラ氏(あの提灯雑誌で唯一信用できるレビューを書ける人)が、見出し部分に「売るんスかこれ」と思いっきり書いてしまい、しかも3点、俺大爆笑。その後俺はもう開き直って布教を続けている。32ビット時代に燦然と輝く金字塔を打ち立ててしまったデスクリムゾン。もし見かけたら
「折角だから」入手して欲しい。
「折角だから・・・」

特捜機動隊J−SWAT 23日

 DOOM風ゲーム。秘密警察J−SWATのアタッカーになって犯人逮捕するゲーム。
 映像やストーリーはチープだが、「右に居るぞ!」と仲間に言われ振り向くと本当に敵が居たり、銃声と共に「すまん、狙撃失敗だ」等々、雰囲気盛り上げの演出は結構良い。
 途中出てくる長髪グラサンがワープの飯野氏にそっくりで、ラストのボスが加賀武志氏そっくりなのが笑えるので一度は見て欲しい。
 騒音出しまくりながら「隠密に」突入するムービーや、大火力火器を持っていくとつい犯人を射殺してしまい怒られる等々馬鹿ゲーの要素もてんこ盛りなので、俺は大好き。

FV  30日

 俺は食らわなかったけど、セガラリーに次ぐメモリふっ飛ばしゲーム。小松屋では常が直撃、サカつくのデータを飛ばされ怒り爆発大激怒大巨人。
 ところで、メモリ飛ばしゲームがどれだけあるか俺が知ってる(もしくは食らった)中で考えてみると、セガラリー(まあこいつはプレイの仕方にもある)、FV、サカつく(これも俺と常の本体がプロトなのもあるかも)、きゃんバニ(旦那の本体がプロトかどうかは不明)、ブルーシード、井上涼子、そしてスパロボF等がある。俺はエタメロのデータが飛んだら自殺するのでFDを買った。
 にしても一番まずいセーブ系のバグ多すぎ。ライブラリが悪いんかね。そこで一句
「不良品売るな」字足らず
(余談・この「そこで一句」っていうネタは、昔ゲーメRストっていう同人誌に載っていた、ゲーマーの和尚が旅先でムカつく事象をことごとく暴力で解決する「和尚シリーズ」が基になっている。古すぎてすまん。)

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