佐藤アツヒロ&山本淳一 Special
1998.12.21 (月) 全日空ホテル (第2部 20:40〜23:15
入社式以来のスーツ姿で出社した私は、定時後そそくさと全日空ホテルに向けて会社を後にした。しかし、真っ直ぐに全日空ホテルに行ったのでは待ち時間が長くなりすぎるので、(かなり回り道をして)有楽町を経由して、帝国劇場で来年4月の公演「花も嵐も〜サトと圭の結婚サギ師物語」(主演:森光子、出演:東山紀之、赤坂晃、他)のチラシをゲットして、ほくほくしながら地下鉄を乗り継いで行ったのであった。
全日空ホテルに到着し、会場の地下1階へのエスカレーターを降りつつ、「あら?ここって来たことがあるかもしれない……。」すっかり忘れていたのだが、以前、大沢くんが「結婚披露宴」という結婚式の披露宴をそのままお芝居に持ち込んだお芝居に出演したときの会場と今回のディナーショーの会場が同じだったのだ。(^^;) コースのお料理は大沢くんのときの方がおいしかったような気がする。
クロークに上着を預けて、会場の扉を見やると中からファンがぞろぞろと出て来ている……。ときに午後8時ちょっと前。開場時間まであとわずかと迫ったところだった。どうも押しているらしいのだが、ただでさえ電車の時間がぎりぎりの2部に賭けで申込んでいたので真っ青になる。
やっと開場して中で落ち着いて時計を見やると20時40分。この先どうなるか頭の中で時間を計算してゾッとする。
私が座ったテーブルはメインステージから張り出したサブステージの脇の壁側(出入り口側)。メインステージはちょっと遠いがサブステージまで来てくれるとかなり近くで見られるテーブルだった。
食事タイム約1時間の後に、照明が落ち、ショータイムのSTART。
最初の曲は『ほのかに甘くホリディ』 この曲は敦啓くんのラジオに山本くんがゲスト出演した最初の回にON AIRされていたので、DSでやるだろうと予想していた曲。それが最初ということでこの時点でラストの曲は同じ回にON AIRされたもう1曲と想像できた。
山本くんと敦啓くんはメインステージとは反対側の出入り口から登場。この時点で客席のほぼ半分の人間が立ち上がってしまった。そういう私も思わず……。条件反射か?(苦笑)我に帰って座ったが最初からやってしまった。(^^;)
次の曲は『ジプシーカード』 懐かしい曲(2曲とも)をオリジナルのアレンジとほぼ同じ(それほど変わっているとは思わなかった)で今の2人が歌い踊っている。でも違和感は全くない。そこで2人が歌い踊っていることが当たり前のこととして受け止められた。
ここで特筆したいのは2人のダンス。今現在、2人は歌手活動中心とはいえない活動をメインにしているが、そんな中でのディナーショーのダンスが安心して楽しんで見ていられることは称賛に値すると思う。やはりジャニーズの底力なのか、それとも日頃の精進の賜物なのか。
この後、それぞれのソロに入る。敦啓くんのソロですっかり敦啓ライブモードに没入してしまっているところに、山本くんのアフリカンワールドの世界がタイコの音とともに始まったときは、如何せん違和感があり戸惑いを覚えた。それも曲の中盤には消えたが、この辺がジョイントの難しいところなのかもしれない。敦啓くんのソロコンにはここのところずっと行っているので敦啓ワールドにはすぐ入り込めるのだが、山本くんのステージは内海くんとのジョイコン以来2年3ヵ月ぶりのせいもあったのかもしれない。
前半のもう1曲の山本くんのソロ曲で客席のファンを1人ステージにあげて、椅子に座りワインを乾杯したり、少し踊ったりする演出があったのだけれども、あのときの女性は山本くん・敦啓くんどちらのファンだったのだろう。どちらにしろ幸せで永遠に忘れられないことだろう。
今日のショーを見に来ている方として東山紀之さんが紹介される。拍手を浴びる東山さんが何やら彼の右隣に座っている人物を指し示す仕草をするので見てみると、そこには赤坂くんがいた。ステージ上の2人もすぐ気づき、赤坂くんを紹介したけれど、東山さんへの拍手よりも赤坂くんへの拍手と会場のどよめき・ざわめきが大きかったように思う。ま、山本くんと敦啓くんのディナーショーですもの無理もないのですけどね。このときA&Jはサブステージから2人の紹介をしたわけなのだが、ステージ上の2人よりも、紹介された2人の方が私の座る位置からは近かったりしたのであった。(^^;) 寄り道してもらってきたチラシのお方たちに生で会えてしまった。(笑)
ゲームタイムでは、赤坂くんがステージに上がってお手伝い。会場を山本くんチーム・敦啓くんチーム・赤坂くんチームの3つに分けて、それぞれが『パラダイス銀河』の最初の1フレーズを歌ってJrくん3人の審判で敗者が、東山さんご指定の罰ゲームをするというもの。最初、東山さんは「坊主」とおっしゃった。(^^;) 赤坂くんは大河で坊主になるからいいみたいなことを、敦啓くんは短くしたりしててそれはそれで似合うからいいみたいのことを言い、最後に2人で「でも淳くんは(^^;)」なので、これは東山さんの冗談だろうということになり、「腹筋100回」を改めてご指定いただいてゲームを実行。3人それぞれの『パラダイス銀河』がそこにはあり楽しくもあり感慨深くもあった。敦啓くんチームが歌っているとき赤坂くんは審判のJrくんたちを買収にかかる。山本くんがその手を1部で使ったが敗れたと聞き、Jrくんたちを振り替える赤坂くんはすっかりリラックスしきってゲームコーナーを楽しむ人になりきっていた。(笑)結局、山本くんチームの負け(1部も山本くんチームの負けだったようだ)で、山本くんが腹筋100回にトライ。脚を持つのが敦啓くん。会場のファンが声を揃えて30数回まで数えたころ、Jrくんから赤坂くんへ、そして赤坂くんから敦啓くんへ耳打ちが伝わり、同時に東山さんからもお許しが出て罰ゲーム終了となった。マキが入ったのでしょう。(^^;)
ゲームタイムは20分くらいか。3ショットも堪能してすっかり満足してしまった。(*^^*)
再びショータイムに戻り、クリスマスらしくクリスマスメドレーが歌われたラストで『クリスマス組曲』になったとき、全く不意に何の脈絡もなく「寛之がいない。」が脳裏に浮かんでしまいいきなり涙してしまった。自分でもどうしてここで突然に寛之なのかよく判らないのだが。(;_;)
それでも『クリスマス組曲』後、歌と踊りを楽しんでいたところ、『HAPPY ROAD』と『曇りのち晴れ』の2曲連続にまたしても打ちのめされてしまい、心が痛くて手拍子も出来なかった。(;_;) 光GENJIの曲を2人が歌うのは楽しめてもSAY'Sの曲を2人が歌うのは、まだ胸が痛むようだ。トラウマなのか未練なのか……。(;_;)
アンコールのラストの曲は予想通りの『雪色のピアス』 (*^^*)
踊り・構成共に充分楽しめ満足のいくディナーショーだった。1つだけ言うとすると山本くんの歌(声)が若干不安定なところがあったことだろうか。特にファンをステージに上げた曲では演出に気を使った分、歌への注意がそれてしまったようだ。それでも行って悔いなしのディナーショーだった。(^^)v
『雪色のピアス』が終ったところで席を立って出口に向かう。係の方に「規制退場です。」と押しとどめられるが、電車の関係だというとすぐに通してくれた。このとき23時15分頃だったので係の方も心得ていたのだろう。山本くんと敦啓くんは出口のところで、最後のお見送りのプレゼントである”握手”のためにスタンバッているのを、素通りしてクロークへ向かうのは非常に心残りで残念だったが泣く泣く諦めて上着を受け取り、地下鉄の駅へ向かってダッシュした。(;_;) 今回のディナーショーの唯一の悔いは仕方ないと自分で決めたこととはいえ2人と握手できなかったことだ。(;_;)