クロアチア・スロヴェニア旅行記 |
ザグレブ → ミュンヘン → 成田
ホテル・インターナショナル
何だか今回の旅行は最後まで時差ボケがなおらなかったような気がしつつ、5時30分に起床。帰国日に早起きしていても、空港に向かうためではなく、ザグレブ旧市街にフリーで個人的に散歩に行くためなので、気分的に楽。
散歩から帰ったらすぐにスーツケースを出せるように、朝使ったものまできっちり帰国用にパッキングして、準備万端にしてから朝食へ行きます。
朝食は6時50分から7時30分まで。
4つ☆ホテルでの朝食も特にこれといった特色なしで普通。珍しく焼トマトがあったので喜んでいただきました。このホテルのジュースは薄くはありませんでした。
昼食が空港で何かそれなりの食事ができるのか、機内食になるのかよく分からないので、それなりにしっかり食べます。
朝食
一旦、部屋に戻って出かける支度をしてから、7時40分にホテルを出発。10時にバゲージダウンですから、それまでに部屋に戻らなくてはならないので、持ち時間は2時間強。
手持ちのクーナは1回乗車する分のトラム(路面電車)の切符代+α。えむちゃんも片道分しか手持ちの現金がないので、トラムに乗るとすると行きか帰りかどちらかしか乗車できないので、えむちゃんに相談すると、「トラムに間違って乗ると時間もなくなるし、どうにもならないので、トラムには乗らずに確実な徒歩で往復する。」とのお答え。は〜い、OK、歩きましょう。
イェラチッチ広場
ホテルは中央駅の南側徒歩10分の場所。そこからザグレブ市街の中心地で、かつ旧市街への玄関口であるイェラチッチ広場までは、地図から推測すると20分くらい。行きから写真を撮っていると、イェラチッチ広場に行くまでにどのくらい時間がかかるか分からないので、イェラチッチ広場に着くまでは写真を撮らずにひたすら歩くことに専念しようと申し合わせて、がんばって歩きます。
結果、ホテルから中央駅まで徒歩10分、中央駅からイェラチッチ広場まで徒歩10分で歩きました。やったね。
中央駅は地下道を突っ切れたので、回り道しなくてすみました。
イェラチッチ広場に着いたのは8時。これで写真撮影解禁。
イェラチッチ広場は17世紀から形作られたとされ、広場の中央にイェラチッチの騎馬像があるので、現在はイェラチッチ広場と呼ばれています。
広場の周囲には、あちこちに向かうトラムが引っ切りなしに停車しては、大勢の人たち…ほとんどは周辺で働く地元の方々…が乗降しています。トラムの行き来を見ているだけでも楽しい♪
イェラチッチの騎馬像
今朝の最大のミッションは青果市場へ行くこと。
Spalav通り
昨日の夕方は人影がなく閑散としていた青果市場は、どのような賑わいを示しているでしょうか。イェラチッチ広場から、青果市場への道を歩き始めたら、いきなり切花、花苗を売る花屋さんがたくさん。この通りは花市場かな。花が綺麗。初っ端から嬉しい出迎えです。
階段の上に立つ女性像花を見ながら通りと進むと階段出現。この階段を上りきると青果市場のはず。
階段の上には、頭に荷物を乗せた女性像が立っています。ザグレブの街では、ところどころにこうした像を見かけました。
昨夕は、人っ子一人見かけなかった青果市場に所狭しと店と商品が並び、活気に満ち溢れています。
青果市場
市場を目にした瞬間、「うわ〜店がある」と思わず声に出してしまいました。
果物が、野菜がいっぱ〜い!
野菜や果物が山盛り。中には見かけない野菜などもあったりします。
計り売りでほとんどがkg単位で販売しているので、観光客には少し手が出し辛いかな。g単位で売っているものがあったかなぁ。あまり記憶がないです。朝食を食べたばかりだったので思いつかなかったけど、チェリーとかの果物を何か買えばよかったかも…。
青果市場を堪能して満足。次は、昨日の夕食を食べたレストランのあるトカルチツェヴァ通りです。さすがに8時30分過ぎたばかりのカフェ・レストラン街は閑散としています。この辺りは開店前どころか、開店準備さえまだのようです。
道の真ん中をぶらぶら歩き。青果市場近辺のカフェは開店していて、お客さんで繁盛しているお店もあったのに、この辺りは開店前なのは、場所によって人の集まり具合の差があって、開店時間が変わるのかな。
トカルチツェヴァ通り
トカルチツェヴァ通り
昨夕のレストランの前を通り過ぎて、少し歩いてイェラチッチ広場に近い方に行くと開店準備もされていて、お客さんの姿もちらほら見かけるようになりました。
←の写真右側の木のある辺りに行くと、またしても女性像を発見。今度の女性像は日傘を持ったエレガントな女性。
女性像の後ろの建物には、日時計があります。↓
この日時計はかつては本当に時計として使われていたものなのでしょうか?
私たちはこの女性像を“レイディ”と呼んで記念撮影して大喜びしました。
これで今日のザグレブ旧市街散策の目的のところは回り終わりました。
そこで、ゆっくりお祈りしたかったので、もう1度、石の門を観に行くことにしました。
昨日、行ったところなので、地図を見なくても迷わずに行けます。
トカルチツェヴァ通りの女性像と日時計
石の門に着いて、礼拝室を見てびっくり。昨日は堅く閉ざされていた礼拝室の門扉が開いています。
石の門内の礼拝室昨日の夕方は扉が閉まっていて、今朝は開いています。どういったタイミング、または理由で開けたり閉めたりしているのでしょうか。
石の門
聖母マリアの像
旅友さんが私たちと同様にプリトヴィツェ湖群国立公園を観光後、ザグレブ市内観光したときに、石の門に見学に来たとき、礼拝室の扉が開いている写真を見せてくれました。ですから、午前に開いていて、午後は閉まっているということではないようです。
何にせよ、扉が開いていた幸運を喜びつつ、お祈りを捧げました。
そろそろ9時。イェラチッチ広場経由でホテル方向へ戻る時間です。
聖マルコ教会
イェラチッチ広場への経路を地図を見ながら考えた末に、昨日、聖母被昇天大聖堂が綺麗に見えた展望ポイントから、坂を下ってみることにしました。
そうすると順路上、当然、聖マルコ教会とも再会。右上の写真の教会の向かって右側を通ると、展望ポイントです。
今日も聖母被昇天大聖堂の写真を1枚。昨日ほど青空でないのが残念。
聖母被昇天大聖堂
展望ポイントの大聖堂に向かって右隅に、下へ向かう坂道が延びています。ここを下って、左に曲がり細い路地を通ると、イェラチッチ広場に通じる通りに出ました。
でも、この細い路地、下って行く分には、おそらくそうだろうと思いつつ通っていけますけど、逆に展望ポイントに向かうときには、初めての観光客はあまりの道の細さに躊躇してしまうのではないかと思います。
9時10分過ぎ、ここではカフェでくつろぐ方々がいらっしゃいます。
この通りまで出れば、イェラチッチ広場へは1、2分くらい。
旧市街を青果市場、トカルチツェヴァ通り、石の門、聖マルコ教会と小さく1周歩き回ってイェラチッチ広場に9時15分に戻ってきました。
朝よりも鳩と観光客の数が増えています。
広場の中央で、広場をぐるりと見回すと、私の大好きな観光地に付き物の例の乗り物↓があるではありませんか!わ〜い☆当然、走り寄って激写する私。(笑)
イェラチッチ広場
観光トレイン
ザグレブの観光トレインは、インフォメーションの前から、毎日9時30分〜18時の間、新市街を所要時間約20分で回るそうです。あれ?だったら、昨日の夕方、大聖堂を見てすぐにここに来ていたら、乗れたってことでは…。しまったぁ!
今日はもう乗っている時間はないので…9時30分には中央駅付近にいなくてはならないですから…、涙をのんで諦めます。
帰りはイェラチッチ広場と中央駅の間の広場や建物を撮影しながら、ゆっくりとお散歩タイム♪
イェラチッチ広場と中央駅の間には、ズリンスキー広場、ストロスマエル広場、トミスラフ広場と、3つの広場が続いています。
ストロスマエル美術館
広場はきちんと整備され、花も植えられていて、首都の中央駅の真ん前の広場なのに、緑に囲まれてのんびりできる場所で、いうなれば都会のオアシス。
この建物の前の花壇には、建物の色に合わせたのかシックな色合いの花が植えられていてビューティフル。
近現代美術館
パビリオン
花壇の花の色合いが、いい感じに芝生の中でのワンポイントになっています。
広場にはTake outのカフェを持った方や、お子様連れの地元の方などが思い思いに休憩したり散歩したりしていて、市民の憩いの場になってるようにみうけられます。
9時30分には、中央駅が見えるところまで辿り着いていたので、かなりホッとしました。これなら、余程、道草を食わない限り、若しくは、とんでもないハプニングが起こらない限り10時前にホテルに着けるでしょう。
トミスラフ広場の中央駅よりに立っているのは、クロアチアの初代国王のトミスラフの騎馬像だそうです。
中央駅は、地元の方々、旅行者、観光客で大賑わい。
トミスラフ広場と中央駅
トミスラフ像
中央駅の地下道には、パン屋さん、カフェ、マクドナルドなどが軒を並べていて、パン屋さんからパンのいい香が漂っています。
マックの広告は、日本では見たことのないアイスデザートでした。この暑さでは商売繁盛でしょう。
散歩をはじめて約2時間。歩きまわって、はっきり言って汗だくになっています。アドリア海沿岸の諸都市がある程度暑いのは覚悟していましたけれど、内陸部のザグレブがこんなに暑いとは予想外でした。
予定どおり9時50分にホテルに到着☆エレベーターを待っていると、外出から帰って来られたツアーメンバーのご夫婦1組と一緒になりました。皆、考えることは同じなのですね。
部屋に戻ってスーツケースを部屋の外に出すと、近くの部屋のツアーメンバーさんもスーツケースを出している最中。やはり、皆、一緒〜。(笑)
10時30分ロビー集合なので、しばらくの間、部屋で靴を脱いでくつろぎます。もうカプチーノをスーツケースに閉まってしまいました。1杯分、出しておけばよかったです。大失敗。
中央駅
10時30分にホテルを出発し、ザグレブ空港には10時55分着。今日のお見送りの女性アシスタントさんは、英語よりもフランス語の方が得意だそうで、添乗員さんはいきなりフランス語でアシスタントさんと話し出しました。そういえば、スロヴェニアのイタリア近くの村の出身だというドライバーさんは、英語よりもイタリア語が得意だそうで、ツアー行程中、ドライバーさんと添乗員さんはイタリア語で会話していましたっけ。添乗員さん、何ヵ国語イケるのですか?
アシスタントさんによるとクロアチアは晴天と高温続きだったけれど、フランスでは雨が何日も続いて被害が出ているとのお話しでした。
ザグレブ→ミュンヘンの飛行機
チェックイン、手荷物検査、出国審査と何事もなくパスして11時30分には搭乗ゲートの前に着きました。
ザグレブ空港で出国スタンプ押印。クロアチアはまだEUに加盟していないので、独自の出国スタンプでした♪
カフェがあればコーヒーでもと思ってましたが、カフェがなかったので、ゲート前の免税店でクーナを使い切ろうと店内に入ると、商品の価格は全てユーロ表示。何故に、自国の通貨ではないの?>ザグレブ空港さま
クッキー1袋をお買い上げ。残った0.1Kn(約2円)はキャッシャー前の寄付金箱に入れてクーナ使い切り作戦終了。
13時にゲートオープン。
搭乗口から駐機場まではバスに乗車。ルフトハンザシティライン便の飛行機は3−3配列で、席が非常に狭くてかなり窮屈。機体自体はは行きのミュンヘン→クラーゲンフルト便の機体よりは1回りくらい大きいのに…。
13時25分、駐機場から移動開始。13時30分、定時にTake off。
天候が芳しくないので、飛行機から見える下界も雲イマイチ。行きのとき同様の景色を期待していたので、がっくり。
ザグレブ→ミュンヘンの景色
ドリンクサービス
飛行時間1時間5分。13時45分に出てきたサービスは←。ドリンクサービスはアップルジュースをチョイス。クッキーは機内食かスナックか…。少なくとも、昼食、ではないことだけは確かです。6時間ぶりの食べ物のはずなのに、全然空腹を感じていないのでいいですけどぉ。
14時25分、ミュンヘン空港にランディング。14時30分に駐機場に停止して、降機。バスでターミナルへ行き、乗り継ぎの手荷物検査を受けます。
行きの手荷物検査が厳しかったので、帰りには同じ理由で引っかからないように、充電池は予めジッパー付の透明ビニルに入れて手持ちにします。するとツアーメンバーの女性から、「それは、そうしなくちゃいけないの?」と聞かれたので、「はい。」とお答えしておきました。行きにチェックされたことを、帰りにもチェックされたくはないので、ね。
用心したので、手荷物検査、帰りは簡単にパスしました。
14時55分に搭乗ゲート前に到着。添乗員さんは、フリードリンクを飲みに行きました。添乗員さん、お元気で空港に慣れてらっしゃいます。帰国便搭乗前にそんな元気は、私にはありません。(涙)
15時15分搭乗開始。
15時48分にスポットを離れ、16時15分にTake off。帰りはちょっとこのあたりで時間がかかりました。
ミュンヘン→成田の飛行機
ドリンクサービス
17時5分、ドリンクサービス。ドリンクは烏龍茶。
帰りの映画は、「シャーロックホームズ」。私のイメージだと、ホームズさんのイメージが頭脳派、ワトソンくんは肉体派で、映画とはキャラが反対なのですけど。2回見てストーリーは押さえましたが、私の好みではないかなっと。
18時10分に夕食。
夕食は和食をチョイス。豚肉のしょうが焼き風味と烏龍茶。ご飯の回りが固かったけれど、帰国便の機内食としては、まずまず美味しい部類。
夕食の後は、ひたすら睡眠。帰国便は熟睡できます。
22時10分に目覚めて、トイレへ行った帰りにギャレーを見ると、おにぎりがてんこ盛り。ラッキー☆
機内食
おにぎりと水
早速、さけのおにぎりと水をえむちゃんの分と2人分いただきました。さけの他の具材はあったのかなぁ。探したけれど、他のは見当たりませんでした。
水をチョイスしたのは、烏龍茶がなくて、あったのが、水かオレンジジュースだったから。おにぎりにオレンジジュースはちょっと…ね。このおにぎりは、おにぎりにしては軽くご飯が詰めてあるだけって感じかな。
おやつを食べて満足したら、また睡眠タイム。
25時30分(日本時間8時30分)に2度目の機内食。時間的に朝食。ドリンクは烏龍茶。付け合せのポテト少々とフルーツをいただいて、ごちそうさまです。
9時40分にランディング。スムーズに入国審査をとおり、スーツケースをピックアップして、添乗員さんにご挨拶して、10時30分のスカイライナーに乗車できました。順調順調。
7日目の総歩数は14,958歩。日付が変わってからの8日目の総歩数は4,226歩。7日目は、朝の2時間の散歩で歩数を稼いだようです。
機内食
スロヴェニアのブレッド湖畔で散歩をしまくり、ポストイナ鍾乳洞も充実観光。
クロアチアのシベニクでは聖ミカエル要塞、トロギールで聖ロヴロ大聖堂の鐘楼、スプリトで大聖堂の鐘楼と上りたかった展望スポットを全てクリアし、ドブロブニクで城壁1周を果たし、プリトヴィツェ湖群国立公園では下湖に加えて上湖も観光できて大満足。
クロアチア・スロヴェニア旅行に悔いなしです。