ポルトガル旅行記 |
急転直下!ポルトガル!!
2010年春〜夏
某テレビ番組を見ていたら、ウィーンのシェーンブルン宮殿内は修復工事中とのことでした。フランス旅行で、えむちゃん的にヴェルサイユ宮殿の鏡の間が修復中だったのが大分ショックだったこともあり、オーストリアへの旅行はシェーンブルン宮殿の修復工事が終了してからにします。
そうすると、候補が絞られてきて、第1候補はイギリス。
このまま、すんなりイギリスに決定と思いきや、ギリシャで勃発したユーロ危機関連で、ギリシャに次いで危機の心配性があるのではないかと考えられるポルトガルがギリシャのようにならないうちに行ったほうがよいのではないかと、えむちゃんから提案がありました。
ここで、第2候補にポルトガルが浮上。
2010年夏〜秋
旅友さんが行くことにしたシリア・ヨルダンのパンフレットを見せていただいて、
「このコース行きたい!今年、クロアチア・スロヴェニアに行ってなかったら、一緒に行ったのに!!来年もこのコースあるかなぁ」
で、いきなりシリア・ヨルダンが第3候補として登場。
旅行の時期は、クロアチア・スロヴェニア旅行した6月が日が長く、時期的にもよかったので、「日の長い時期がいい」と、えむちゃんからのリクエストあり。イギリスは5月下旬から7月上旬がバラの季節だそうで、イギリスにするなら、このバラの季節がちょうどリクエストとも合致しますし、花も綺麗な時期ですからこの時期かなぁ。
2010年冬
イギリスのウィリアム王子のご婚約&2011年春から夏にご結婚のニュース。めでたい!
と、思ったのも束の間、「結婚式が春から夏」って、ちょうどイギリスだったらこの時期!と考えている時期とバッティング。あらら、来年のイギリスはご縁がないのかな。とりあえず、ポルトガル、シリア・ヨルダンのパンフレットを見ながら、結婚式の日取りが正式に決まるのを待ちましょう。
そうこうするうちに、結婚式が2011年4月29日に決定とのニュース。4月29日って昭和の日。ゴールデンウィーク初日。なんて覚え易い日取りでしょう。
この日付でしたら、バラの季節のイギリス旅行でも問題はなさそうです。
2011年初春
私たちが一目惚れしたシリア・ヨルダンのコースは、2011年は春まで設定はなし。ん〜、申込時期の関係があるから、2月中くらいに夏までの予定が出ないとシリア・ヨルダンは難しいかも。
ユーロ騒動もノド元を過ぎたので、ポルトガルよりもイギリスかなぁ。
2011年1月〜3月
チュニジアから飛び火してエジプトではデモ発生で大騒動。さらにヨルダンにも飛び火してヨルダンも少々きな臭そうなので、候補からはずしましょう。
と、いうことで2011年の旅行先はイギリスに決定!
2011年1月からでてくる春〜秋のツアーパンフレットを収集。3月にはほぼ出揃います。
えむちゃんと条件をつめます。私はロンドンとその周辺には行ったことがあるけれど、イギリスの田舎町は訪れていないので、小さな町・村巡りがいいなぁ。
今回の行きたい場所の条件は、
1.湖水地方観光
2.コッツウォルズ観光
3.ロンドンで半日、または、1日のフリータイム
4.成田←→ロンドンは、直行便利用
5.エジンバラも行けたら行きたい
5.のエジンバラは「行けたら行きたい」で特に拘らないスタンスで考えましょう。
2つ候補のコースに絞り込んで、えむちゃんと検討。エジンバラには行かないけど、湖水地方充実観光のコースに決定して早速申込み。
3月11日、東日本大震災発生。
胸のつぶれる思いで過ごす日々。
2011年4月〜5月
4月に入って、申込んでいる旅行をどうするか、えむちゃんと相談。中止or延期or決行。迷いました。この甚大な被害。亡くなられた方々、被災された方々、避難されている方々。たくさんの方々が大変な辛い思いをされていらっしゃるときに海外旅行をしていいものか。でも、そうやってうつむいて膝を抱えていても何も前進しないし、私たちが夏場の電力消費が増加する時期に日本にいるのは、ただ電力を消費するだけだからかえって日本にいないほうがいいのではないか?旅行を取り消すのは経済を停滞させる、落ち込ませるだけではないか。今、私たちにできることは粛々と日常生活をおくること。だったら、予定していることはこなしたほうが、経済をまわす上でも必要なことなのではないか。でも…。考えがいきつ戻りつしました。思いが堂々巡り。
そして、出した結論は、決行 です。
決行を決めたから少しはガイドブックを読まなければ…。
そうこうしているある日、旅行会社から電話がありました。
「お申込の出発日は、最少催行人員に達しなかったので催行中止になりました。」
あうぅ、なんですと!もうすっかり行く気で仕事を休む段取りをつけていたのに…。
人生2回目の旅行会社からの催行中止の連絡を、よもや今年うけることになろうとは。
催行中止の対応策は、
1.休みを変更しないですむ、他のイギリスのツアーに乗り換える。
2.休みを変更して、今回催行中止になったイギリスのツアーの他の出発日に変更する。
3.休みを変更しないですむ、他の目的地へのツアーを検討する。
4.秋に延期する。
1.に該当するツアーがあったので問い合わせると既に催行も決定済み。お!いいかも。詳しく聞くと、バス1台満員近くの人が申込済みのようです。えむちゃんと相談して、食事や休憩のとき時間がかかるだろうことから、このツアーはパスすることにしました。
2.に該当するツアーの出発日と仕事の都合を調整すると、当初の目的であるバラの見頃の時期をはずれてしまいそうで、これもダメになりました。
残るは3.と4.です。他の国なら秋でもいいかもと思いつつ、でも、もう休みの段取りつけてますし、イギリスはバラの季節に行きたい気持ちが大きいしで、3.で、第2候補だったポルトガルのツアーを探すと、休みの変更の必要なしで、催行の決定しているツアーがありました!申込んでいる方の数もそこそこ。もともと第2候補で考えていた国ですから、えむちゃんと相談して速攻、申込み。
はぁ、激動の数日でした。
なんだか、いきなりイギリス旅行がポルトガル旅行に変わってしまいました。イタリアからトルコに変わった2007年以来の大どんでん返しです。
ウィリアム王子とキャサリン妃のご成婚記念切手とグッズを買おうとか考えていたのは、夢と消えました。
さ〜て、ポルトガルのガイドブック読まなくては!
2011年5月下旬
ガイドブックを読んだり、ポルトガル旅行をされた皆さまのHPを参考に拝見させていただきながら、ポルトガルについて勉強するとともに、手製旅のしおり作りに着手しました。そこに飛び込んで来たのは、アイスランドの火山の噴火のニュース。
昨年に引き続いて今年も噴火ですか!?
どうやら、昨年噴火したアイスランドの火山とはまた別の火山が噴火したようです。昨年は噴火のニュースから1週間くらいで飛行機が運航再開しているのを覚えているので、今年は昨年よりは落ち着いてニュースを読めました。ま、それでも内心穏やかではないですけど、昨年経験している分、楽観視しているというか…。
2011年6月
手製旅のしおりもほぼ完成。あとは航空機、ホテル等が決定したら、それを書き入れるくらいまで仕上げて旅行会社の最終日程が届くまで、作業中断です。
アイスランドの火山の噴火もニュースにならなくなりました。沈静化している模様。ほっ。
噴火が落ち着いてほっとしていたら!ヨーロッパでO104感染拡大のニュースの報に接して愕然。次は感染症ですか。
ポルトガルまでは感染は拡大していないようですが、折角の旅行で感染するのは避けたいです。しかもO104は毒性が強いらしいです。すぐに頭に浮かぶ自衛策としては、生野菜は食べない、くらいでしょうか。
旅行会社から最終日程が到着。
えむちゃんと、リスボンでのフリータイムの過ごし方について相談。
BSの番組で見たカテドラル前を疾走する市電をリアルに見たいので、市電に乗ってカテドラルに行く!を提案。
市電、バス、ケーブルカーにたくさん乗って、丘の街リスボンで展望スポット巡りをすることに決定しました。
リスボン以外の街々でも、フリータイムがあった場合に備えて、計画を練ります。
今回の合言葉は“アズレージョ”(青と白の装飾タイル)の綺麗な建物巡りです。テレビで見たナザレの教会にも行く気満々。もちろん、ナザレの街を散策したおす気も満々です。(笑)
往きはミュンヘン経由で、帰りはフランクフルト経由。帰国日の朝はホテル発が4時とか5時になりそう。久々の早朝出発。帰国便で爆睡決定です。ミュンヘン経由だとセキュリティ・チェックが厳しかった昨年の学習の成果をいかして、スルーパスするように怠りなく準備しなくては。
リスボン1泊目のホテルは旧市街から地下鉄で何駅か。空港から着いて眠るだけなので、立地はさほど重要ではないかな。
コインブラのホテルは旧市街まで約2kmくらい。微妙〜。旧市街まで散歩しようとしてできない距離ではない、かな。
ポルトのホテルは…旧市街中心部までバス20分。あぅっ。せめて旧市街まで歩けるホテルがいいなぁ。
ナザレのホテルはナザレのブライア地区♪ホテルに着いて夕食までの時間や、翌朝も朝の散歩でナザレの街を歩き倒せそう☆立地、最高♪
再びリスボンに戻っての2連泊のホテルは、1泊目のホテルより更に旧市街から遠いって何事?!しかも地下鉄駅からも歩けるけど20分前後かかりそうですし〜!最終日、リスボンでフリータイムがあるのですけど〜。空港への行き易さに重点を置きました?ま、地下鉄駅からかろうじて徒歩圏ですから、旧市街からの帰りの交通手段もなんとか困らなくてすみそうですけど…。
ということで、ホテル的には4つ☆4か所、5つ☆1か所で、立地的には、リスボン以外で郊外確定は1か所、微妙に郊外1か所、ばりばり(死語)旧市街1か所で、リスボンのホテルは2か所とも旧市街からは少し離れていても地下鉄駅徒歩圏内ですから、リーズナブルなツアーのホテルとしては十分なのでしょう。
帰りの朝が早いので、がんばって起きなくては。リスボンの半日フリータイムで極限まで歩きまわって、帰国便の機内ではクタクタで前後不覚で眠りこんでいる、ってパターンになりそうで怖いです。(苦笑)
新型スカイライナーのチケットを用意して、旅行気分がますます盛り上がります。
添乗員さんからのお電話で、O104について伺うと、ポルトガルでは感染は拡大していないけれども、旅行会社として食事に生野菜のサラダは出さないように手配しているとのことです。まぁ、そうでしょうねぇ。
手製旅のしおりに、最終日程の情報を記載してできあがり。あとは出発を待つのみです。