アンコール遺跡旅行記 |
成田前泊
それは2024年1月早々のこと。
旅の相棒の同行者さんとあれこれおしゃべりしているときに、ふと何の気なしに同行者さんに「アンコール・ワットは興味ないんだったよね」と聞くと、「そんなことないよ。遺跡だから一度は行ってみたいと思ってるよ」と即答されました。
あれ?私もアンコール・ワットには一生に一度は行きたいと思いながらも、何故か同行者さんはアンコール・ワットには全く興味がないと思い込んでいたので、旅行先の候補にあげたことがありませんでした。
カンボジア大使館
2020年春から2023年春にかけての鎖国のときに、自分の旅行記を振り返って、ここのところ同じようなところ…ドイツ語圏や中華圏…が多かったので、ちょっと違う気候・風土、文化の場所に行ってみたいと思っていたところでした。アンコール遺跡群でしたら、ヨーロッパや中華圏とは、気候・風土、文化が異なりますから、まさにうってつけです。
これはチャンス!とアンコール遺跡群(カンボジア)のベストシーズンを調べると11月から1月にかけてのようです。
ということで、2024年12月にアンコール遺跡に行くことが、2024年1月早々に決まりました(^^)v
アンコール遺跡群へ行くツアーを研究し、そのツアーで訪問する見学地とその見学時間をチェック。同行者さんと相談して、最も好みのツアーに決定!
しかし!!!そこから、アンコール遺跡群へは遥かなる道のりがありました。
まず、カンボジアは世界最強のパスポートの一つである日本のパスポートをもってしても、観光のための入国であっても、入国に際してビザが必要です。
カンボジアのビザの取得方法は、下記の3つ。
1.在日カンボジア大使館(以下、カンボジア大使館)、もしくは領事館へ赴いて申請・受領
2.ウェブを介してのe-ビザ
3.カンボジアの空港到着後にアライバルビザを取得
ただし、私たちの申込んだ旅行会社さんは、ツアー参加の条件として「ビザ取得は上記の1.のみ可で、2.のe-ビザ、3.のアライバルビザはお断りしています」と明記されています。
3.のアライバルビザが不可なのは、空港でアライバルビザを取得するとなると、ビザ取得済みのツアーメンバーさんとお迎えの現地ガイドさん&ドライバーさんをお待たせすることになるので不可なのは理解できますが、2.のe-ビザが不可なのは個人的に謎。
カンボジア大使館
そうは言っても私たちが申込んだツアー条件に明記されていることですから…e-ビザやアライバルビザにしたければ、それらを可とする旅行会社にすればいいわけですし…、これも経験と(カンボジア大使館に行ってみたかったのもあり)自分たちで申請・受領することにしました。
私たちが行った赤坂のカンボジア大使館は、
・月~金の9時~12時が申請
・月~金の14時~16時が受領
詳細は、カンボジア大使館(rec-jpn.org)、または各領事館のビザ申請サイトでご確認ください。
東京の大使館と大阪、名古屋、福岡、仙台等の領事館では、それぞれに用紙・書式が若干異なるようなので、申請場所ごとに確認が必要のようです。
カンボジア大使館
並ぶことを覚悟して、申請開始時間に行かれた方々が一段落するであろう平日10時過ぎにカンボジア大使館のビザ専用の出入口に行くと誰も並んでおらず、ドアの中にも申請者の姿がなし。あまりに予想外のできごとにびっくり。
気を取り直して(?)、窓口の係員さんに写真を添付した申請書とパスポート原本を提出。
するとビザ代として1人分4,700円(30米ドル相当)を係員さんから口頭で告げられたのでお支払い。領収書兼引き換え証を渡され、申請日の2営業日後の日付から受け取れる言われました(申請日、受領日は領収書兼引き換え証に手書きで記載されていました)。
受領日として指定された日付以降、3週間以内に領収書兼引き換え証と引き換えにビザが添付されたパスポート原本を受領できます。
2営業日以降のとある日、受領するために再びカンボジア大使館を訪れました。
受領は午後の14時から16時の2時間ですので、14時30分頃にカンボジア大使館に到着するように時間配分。
カンボジア大使館の建物が見える所に行くと、大使館の門扉から入る女性1人をお見かけし、「お!受領する人がいる!」と思いつつ、ビザ専用の出入口のドアを開けると、先ほどお見かけした方がビザの受取待ち中。
さらに部屋の中に椅子に腰かけて大量のパスポートのビザの確認をされている女性がお一方いらっしゃいました。
カンボジア大使館
この先客さんお二方とも、どう見ても旅行会社の社員さんかビザ取得代行業者の方風。ふむぅ、あの大量のパスポートのビザの確認、時間がかかりそう…。自分でビザ取得に大使館に赴いた私たちはもしかしたら少数派?いや、そんなことはない…はず…。
カンボジア大使館
そんなことを頭の中で考えながら待っていると、私たちの直前に来館された方が、パスポート2冊を受け取って窓口を離れ、大量のパスポートを確認中の先客さんから少し離れたところで内容を確認し始めました。
私たちの順番になったので、領収書兼引き換え証を窓口の係員さんに提示して私たちのパスポート原本を受領。
そして、受付窓口からお二方の先客さん方から少し離れたところに移動して、各自、ビザの内容の確認して、更に、お互いのパスポートを交換してビザの内容を確認するダブルチェックを行いました。記載事項に間違いはなし。私たちは、発給されたビザの内容確認に余念のない先客お二方を尻目に、そそくさとビザ申請・受領の部屋を後にしました。
こうして、計2回、カンボジア大使館に足を運んで無事にカンボジアの入国ビザを取得したのでした。
カンボジア入国に際して2024年9月1日より、「カンボジア入出国カード電子版『e-Arrival Card』アプリ」が導入され、旅行会社からカンボジア入国前までに個別に登録するように手順書が送付されてきました。
手順書に従って登録をしようとしたところ、送付されてきた手順書と現行のバージョンがトップページから既に異なっていて、出だしでつまずき、何じゃこりゃ?を連発し、泣きが入りつつ試行錯誤の末ようやく登録完了にこぎつけました。入国するまでで、もう超ハードルが高いのですけどぉ。
このとき、グループで複数人を1つのスマホに登録でき、利用ホテルなど同一内容なものを個別に入力しなくてもすむため、グループ登録をしました。けれども、実際にカンボジアに入国する際、入国係員さんには、1人1人でスマホのアプリの画面を提示しなくてはならないので、入国審査のところで、同行者さんとアタフタしてしまいました。登録時にちょっと面倒ですが、個別に各自のスマホでのアプリの登録が個人的にはおススメです。
成田空港第1ターミナル北ウィングの旅行会社のカウンターでの集合時間は、これまでの旅行史上で最も早朝。当日の朝、自宅を出かけても間に合うけれども、精神的にも時間的にも余裕を持って行動するために、同行者さんと相談して人生初!の成田前泊を決行!です。
当初は成田の第1ターミナルまでシャトルバスで行けるホテルを物色していましたが、とあるホテルのシャトルバスの注記に「満員の際は次のシャトルバスをご利用ください」を見つけ、次便利用では前泊する意味がない!とシャトルバス利用から、鉄道で第1ターミナルに行ける京成成田駅前のホテルにすること方向転換。
コンフォートホテル成田
ホテル探しでもう一つの重要ポイントが、朝食の開始時間が“6時から”。朝食を食べてから集合時間に間に合うためには、朝食開始が6時がマストの条件。
京成成田駅から徒歩圏内&朝食6時からで探して、今回宿泊したコンフォートホテル成田にしました。京成成田駅前でしたら、京成になにかあったときも少々離れてはいるものの、JRが利用できますし…。
京成成田の駅前ロータリーに出るとすぐに見えるコンフォートホテル成田。ゆっくり歩いても5分かからないくらい。
16時30分、コンフォートホテル成田着。
フロントにはフロントスタッフさんもいらっしゃいますが、チェックイン機(3台有り)を使ってのセルフチェックイン(チェックアウトもセルフチェックアウト)。
コンフォートホテル成田 フロント
このときにフロントスタッフさんのお一方から、ドリンクバー(宿泊者は16時~24時まで何度でも利用可)と、翌朝の朝食(宿泊者全員、朝食付き)、チェックアウト、アメニティグッズの説明がありました。男女兼用のフリーサイズのナイティをお借りしました。
コンフォートホテル成田 部屋
私たちがアサインされた部屋は9階(最上階)の角部屋。エコノミーツイン。思っていたよりもベッドが大きく、デスク周りのスペースに余裕があり、大満足。
しかも、チェックイン当日のドリンクバー付きなこともあり、もし、次に成田前泊することがあったら、また、このホテルを利用するかもしれません。
少し部屋で休憩した後、ホテル近くのローソンに夕食の買い出しへ。
これがのり弁当567円と大きなツインシュー138円の計705円を先日の部屋の片づけで発見したクオカードでお支払い。
17時25分から17時40分、ホテルのドリンクバーでホットの緑茶とアイスのペルガモットピーチティーをいただいて、大分早めの部屋でのまったり夕食タイム。
これがのり弁当
夕食後、同行者さんとおしゃべりをしながら、翌日の出発に備えての荷物整理と休憩。
大きなツインシュー
またまたホテルのドリンクバーで今度はホットコーヒーをいただき、18時45分から19時までスイーツタイム。
19時20分から20時20分、お風呂。
部屋がロータリーに面しているからか、道路を通る救急車のサイレンの音が聞こえるような気が…。
翌朝の早起きに備えて、21時に就寝。早っ('◇')ゞ
5時起床。前泊しているのに…成田市内にいるのに…、5時起床…。
5時45分、部屋を出て朝食会場(フロント横)へ。1番乗りなので、準備された朝食会場の写真を撮り放題。
ちょっと早く朝食スタート。5時58分から6時23分、朝食。
コンフォートホテル成田
朝食会場
コンフォートホテル成田 朝食
ジュース、スムージー類
コンフォートホテル成田 朝食
サラダ類
コンフォートホテル成田 朝食
肉類
コンフォートホテル成田 朝食
フルーツ類
このほかに和食、玉子類、ソーセージ、ヨーグルト、シリアル類、コーヒー、紅茶もありました。 ご飯は、地元の特産のピーナッツご飯。
宿泊料に含まれた無料の朝食としては十分なラインナップ。
コンフォートホテル成田 朝食
パン類
いろいろと少しずつ洋食でまとめています。
スムージーは、さつまいもオーツミルクのスミージーとぶどうと甘酒のスムージーの2種類の両方をチャレンジ。さつまいものスムージーのほうが好みかな。
ささっと、手早くいただいて部屋に戻ってチェックアウトの支度。
朝食
6時35分、チェックアウト&ホテル出発。
6時40分、京成成田駅着。
6時54分、京成成田駅発。