アンコール遺跡旅行記
2024年12月

シェムリアップ(ベンメリア)

 14時50分、ベン・メリア駐車場着。

 14時51分から、ベン・メリアの見学スタート。

 駐車場から、4体のナーガに出迎えられて、参道へ歩を進めます。

ベン・メリア


ベン・メリア

 ベン・メリアは、シェムリアップから直線距離で約40km東位置する11世紀末から12世紀初頭に創建されたヒンドゥー教寺院。ジャングルの中に修復の手が入らないままひっそりと眠っています。

 アンコール・ワットに先だって建造され、そのモデルとして計画されたと言われています。
 規模はやや小さいものの、アンコール・ワットとの類似点が多く、「東のアンコール・ワット」とも称されます。

ベン・メリア
ナーガ像

 参道の途中におわす、こちらのナーガが、保存状態がとてもよい美形な5つの頭のナーガさんとのことで、しばし撮影タイム&ガイドさんによるツアーメンバーの記念撮影タイム。

 横顔の鋭い牙に迫力があります。

ベン・メリア
ナーガ像

 参道自体は赤土で覆われていて、参道両脇の木々が見た目にも、そして実際にも日光を遮り、涼しい木陰を作ってくれています。

 参道を直進するとベン・メリアの南側に突き当ります。

ベン・メリア
南側


ベン・メリア
南側

 ベン・メリアは、映画「天空の城ラピュタ」のモデルではないかともいわれていいます。

 ツアーメンバーさんは、この木々に囲まれた倒壊した遺跡を目にした瞬間、ヒートアップ。

 ガイドさんが「『ラピュタ』のモデルではないかといわれているのは、この先です。」と、ストップをかけます。
 そして、ガイドさんが案内したのが、参道突き当りを右に折れて少し行った角のところ→。

 こちらが、最も「ラピュタ」をイメージさせる場所だそうです。

 ここで、ガイドさんが希望するツアーメンバーさんの写真撮影会を開催。

ベン・メリア
「ラピュタ」をイメージさせる遺跡


ベン・メリア
「ラピュタ」をイメージさせる遺跡

 実は、私は「ラピュタ」を見ていないので、これがイメージなのかどうかは???だったりします。

 「ラピュタ」かどうかは、さておき、激しく倒壊したままジャングルに埋もれた感が何とも言ず神秘的な遺跡です。

 約90度、角度を変えて撮りました。
 「ラピュタ」のイメージの場所から、少し戻ったところにある木製の階段を上って遺跡内部に入ります。

 順路は、南入口→第一回廊→ラピュタ→経蔵→第二回廊→第三回廊→第二回廊(暗いから入らずUターン)→中央祠堂→出口です。

ベン・メリア
遺跡に入る階段


ベン・メリア


ベン・メリア


ベン・メリア

 ジャングルの木々に埋まり、遺跡が発見された当時に近いままの姿がそこにあります。
 ガイドさんの説明を聞きながら、写真を撮りながら、ガイドさんに遅れないように一生懸命歩きます。
ベン・メリア

 今回の旅行でアンコール遺跡を巡る前に、ガイドブックを読んだり、前にアンコール遺跡を旅された方々の旅行記を拝見しました。
ベン・メリア


ベン・メリア

 それらを読んで、アンコール・ワット、アンコール・トム、タ・プロームの人気トップ3の他で、最も魅かれたのが、このベンメリアです。

ベン・メリア

 ずっと行きたい!来たい!と思っていた場所に立てて、舞い上がりっぱなし。
 もう、この辺を歩いているころには、すっかりツアーメンバーの中で最後尾になっていました。
ベン・メリア

 ベン・メリアの見学は、基本的に木製の歩道・階段が設置されているところを歩きます↓。
ベン・メリア


ベン・メリア

 外から、光もあまり刺しこんでいない回廊→を見たりします。この回廊の内部を歩くのは怖そうです。怖そうですけど歩いてみたかったりします。
 第二回廊の北側の一角には、ほとんど光が刺しこまない場所があります。

 会議に使われたのではないかなど諸説ありますが、どういった目的でつかわれていたのか用途は不明です。

 私たちのツアーは、「暗いので通りません」byガイドさん。
 残念!話しのタネ的には、ぜひ暗さを体験したかったです。

ベン・メリア
第二回廊入口

 木の根が遺跡に絡みついているタ・プローム味のある場所もあります↓。
ベン・メリア


ベン・メリア

この辺りは建物が倒壊していませんが、いずれは、この根の浸食で倒壊の危機にさらされるのでしょうか。

ベン・メリア

 完全に倒壊している中央祠堂の周辺を見学&撮影。
ベン・メリア

 「中央祠堂には巨大なシヴァ神像が祀られていて、この瓦礫の下にシヴァ神像が眠っています。」と、ガイドさんが熱く語っていました。

ベン・メリア

 今回のツアーでは、ガイディングレシーバーは使用していないため、ガイドさんの説明の声が直接聞こえる距離に絶対にいないといけません。

 写真を撮りつつ、がんばって歩きました。

ベン・メリア

 上の写真の向かって右の瓦礫の山↑が、倒壊した中央祠堂の瓦礫の一部です。

ベン・メリア


ベン・メリア


ベン・メリア

 ↑アンパンマン?とウワサの装飾。

ベン・メリア


ベン・メリア

 こちらは、「ラーマーヤナ」の一節のレリーフ→。

 ラーマの妻シータがラーヴァナに捕らわれたことで貞操を疑われたため、シータが自らの身の潔白を証明するために炎の中に身を投じるシーンが描かれています。

 ここまで見学したところで、出口に向かいます。

 15時53分、ベン・メリア見学終了。

ベン・メリア
ラーマーヤナのレリーフ


ベン・メリア~シェムリアップ


 15時56分、バス出発。

 15時58分から16時04分、ベン・メリアチケットセンターでトイレ休憩。

 4人乗りのバイク発見!→

ベン・メリア
~シェムリアップ


ベン・メリア~シェムリアップ

 くれなずむカンボジアの農村地帯の夕方。

 長閑な風景を見ながら、ウトウト。

 シェムリアップ市内に入り、向かうのはお土産物屋さん。
 17時10分から17時30分、お土産物屋さんのアンコール・ティータイムでお買い物タイム。

 アンコール・ティータイムは、伝統菓子のノムトムムーンほかにコーヒーや胡椒、ココナッツオイル、オーガニック石鹸などを販売しています。

 前日のアンコール・クッキーでは、「興味な~い」風だったツアーメンバーさんも、こちらのお店では精力的にお買い物。

アンコール・ティータイム


ソカ シェムリアップ ホテル
ロビー


 17時35分、ソカ シェムリアップ ホテル着。

 クリスマスツリーのセッティングは完了していました。

 18時40分にロビー集合の休憩タイムになりました。昼間の暑い盛りの休憩タイムは分かりますが、夕方のこの時間での休憩は、少々疑問です。

 17時35分、部屋に入り、シャワーを浴びて着換え。
 18時30分に部屋を出て、18時35分にロビーに。

 18時38分には全員集合してバス乗車・出発。

 夕食は、宿泊しているソカ シェムリアップ ホテルと同一グループのソカ アンコール ホテル内の日本料理屋さんでの和食です。

ソカ シェムリアップ ホテル
フロント


たけぞの

 18時50分、ソカ アンコール ホテル着。

 ホテルのロビーから、プールサイドを通り抜けて、たけぞのへ。

 18時55分、たけぞののテーブルに着席し、夕食開始。

たけぞの メニュー

 私たちが案内された部屋は、お客さんの姿はなし。食事を終えて帰るまで、この部屋にお客さんは来ませんでした。
 前夜のパイナップルジュースがフレッシュジュースではなかったので、ここでリベンジのつもりでパイナップルジュース5ドル(約800円)を注文しました。
たけぞの 店内

 パイナップルジュースは、無事、フレッシュジュースでした。リベンジ成功。

 天ぷらセット登場。

 天ぷら、刺身盛り合わせ、そば、茶碗蒸し、小鉢、漬物、果物と、見事なラインナップ。果物は、ドラゴンフルーツ、パパイヤ、スイカの季節のフルーツ。

パイナップルジュース


天ぷらセット

 ただし、お料理については、いわゆる和食を食べたことがない方が、料理の写真をもとに、見様見真似で作った感じとでも申しましょうか。見た目はかなりがんばった感がありますが、食感・食材、調味料が違うように感じました。

 同行者さんによるとソバは「ソバの香りも風味もなかった」そうです。
 同じテーブルのツアーメンバーさんがつぶやいた「昼食のシイタケの煮物が一番美味しかった。」に、同じテーブルのメンバー全員が深く頷いて同意したのでした。

 緑茶も、緑茶の風味なしの色のついたお湯に近い…。

緑茶

 インバウンドの方が、来日して日本の和食を食べて、「日本の和食は全然違う」とおっしゃるのは、こういうことかぁと、カンボジアで和食を食べて納得しました。

 和食だと食べなれた味・食感と違うというのがありますから、ここは、おいしいクメール料理をいろいろ食べてみたかったです>旅行会社さま

 19時50分、夕食終了。

ソカ シェムリアップ ホテル

 19時57分、ソカ アンコール ホテル出発。

 20時07分、ホテル到着。

 20時10分、部屋に入るときに、初めて部屋付近に飾られている絵が、タ・プロームの絵だと気づきました。
 タ・プローム棟だから、タ・プロームの絵。気づくの遅すぎ>自分
 20時15分から20時40分、帰国に備え、荷物を整理してスーツケースにきっちり収納。

 20時40分から21時10分、お風呂。

 22時、就寝。

 この日の総歩数、17,255歩。この日も目標の1日2万歩未満を達成ですが、ほとんど遺跡内部を歩いているだけなのに、これだけの歩数になるとは…。