2005年5月
サンマロ → ジヴェルニー → パリ 泊
昨日の夕方にサービスのサンマロ旧市街散策の時間があったので、今朝はゆったり朝食を摂ってホテル8時30分発。今回の旅行では時差ぼけを全く感じていないような気がする。何故だ(?_?)
サンマロからオンフルールに向う休憩のガソリンスタンドでミネラルウォーター1.5L入を2本購入。(えむちゃんとシェア)フランスはレストランでは高くてミネラルウォーターをオーダーする気になれないので、休憩時間にしこしこと買いだめする。南イタリアと比べてこの点で物価が高いし、不便を感じた。南イタリアはそもそも長距離の移動が少なくて休憩を含む移動が1回だったこともあるけれど、やはりレストランでのミネラルウォーターの価格が全く違う。
バスの運転手さんのお小遣い稼ぎで、バスでミネラルウォーター500mlが1本1ユーロで買えたので、観光中の飲み水はそれでもいいけど、ホテルで喉が渇いたときのことを考えると、買えるときに(大型バスで移動中で、パリに着く前に)水を買っておいた方がいいでしょう、ということで。
何はともあれ、↑を撮った場所で12時45分の集合まで55分のフリータイム。なぜ中途半端な55分?なぜ1時間じゃない?(?_?)(笑)
オンフルール 旧港
写真中央やや右の建物が、旧総督の館
サンマロから3時間20分くらいでオンフルールに到着。
日本でガイドブックを見ていた時点でえむちゃんは散策の時間に1人で“サティの生家”へ行くと言っていた。それが、実際にオンフルールに着いたら、「このまま旧港周辺を散策する!サティの生家には行かない。」と宣言。
よくよく訊いてみたら、“旧港”という言葉のイメージでうら寂れた侘しい鄙びた田舎の港を連想していてどうしてそこを散策するのか不思議で“サティの生家”に行こうとしていたらしい。それが、えむちゃんの想像と全然違う“旧港”の様子がすっかり気に入って旧港周辺の散策に予定変更宣言したらしい。
あ〜れ〜?ガイドブック読んでるからサティの生家が出てきたはず。だったら旧港の写真も載ってるはずなのに???
この日はフランスの連休中で市(マルシェ)が立つなど、旧港周辺は大変な賑わいを見せていた。旧港は予想以上に大きく、周囲の建物も可愛く、旧港の周りはどこを撮っても絵はがきになりそうな感じ。なんとなく、個人的にブリュッセルのグランプラスの港版みたいな印象を持った。
まずは聖カトリーヌ教会へ。ここは船大工さんが作ったフランスでも珍しい木造の教会で木のぬくもりが感じられる。
教会内部の聖母子像の前ではろうそくが揺れて、街に住む方々が大切にしているのだろうなと思えるたたずまい。
天井も木ではってあるのでホッとする安心感がある。なんだか気に入ったゾ(*^^*) 天井が船の底みたいな造り。↓
聖カトリーヌ教会(サント・カトリーヌ教会)
木造の教会
聖カトリーヌ教会に入るときに半周、出てから逆方向に半周して旧港に戻る。旧港周辺はレストランのオープンテラスと衣料品のマルシェ。
↑聖カトリーヌ教会の出入り口とその周辺
聖カトリーヌ教会の周辺は食料品中心のマルシェがたくさん。生鮮食料品から乾物まで、のぞいているだけでうきうきしてしまう。(^^)v
集合すると旧港から徒歩30秒のレストラン…ただし旧港には隣接していないし旧港の方を向いていないのでレストランの窓から旧港は見られない…で昼食。結構小さめの店の2階に通された。それはねぇ、旧港のオープンテラスで食事したいなんて贅沢よねぇ。
オープンテラスでは、丁度、昼食時間なのでバケツに入ったムール貝を食べている人が結構いて、食べてる方々&山盛りのバケツとその中のムール貝の身の大きさをちらちら眺めつつ旧港を1周した。
ここのムール貝のほうが昨夜の夕食のムール貝よりも身も大きそうだし美味しそうだった。ツアーに付いている食事と比べるなって?(笑)
いや〜、しかし、あのバケツに山盛りの量を食べられるの?すごいなぁ。旧港が見えるオープンテラスでカフェしたい気分満々になった。でも、そんなことしている時間的余裕がないし、席も空席はほとんどなかったし。残念!(>_<)
↑2枚の聖カトリーヌ教会側にレストランのオープンテラスが、→の旧総督の館の反対側から写真向って右側には衣料品のマルシェが林立していた。(聖カトリーヌ教会は→の写真では向って右側)
この散策時間でツアーの中でお一人、マルシェでビキニの水着を買われた方がいらした。大胆!と思ったら、スポーツタイプの膝上まである水着の上に着用するのだとか。なるほど、そういう使用方法があるのか。感心しきり。
14時にオンフルールを出発してジヴェルニーのモネの家&庭園に15時45分到着。もちろん、この間、ほとんど眠っている。駐車場にはものすごいバスと自動車の数。
ブイヤベース
サーモンのクリームがけ
ライス添え
フレッシュフルーツと
カシスとストロベリーのシャーベット
ココア
昼食の飲み物は甘い物が飲みたくてココア。(^^;)
個人的に今回のツアーの行程に含まれている食事で最もおいしかった。やはり港町なので魚介がおいしいのかな。
オンフルールはもっともっと時間をとって過ごしたい街だった。そんな宿泊するようなツアーはあるのかな?
日本に帰国後調べたら、オンフルールに2泊もするツアーがあった。カルト(死語)でマニアック(これも死語)なツアーも探せばあるものなのだ。
駐車場からモネの家まで5分くらい歩いて、チケットを渡され、入場したらフリータイム。集合は併設の売店から続く出口を出たところに17時25分。
ジヴェルニーはここ10年くらいの間に整備、公開されたまだ新しい観光地のようだ。
モネの庭園は睡蓮の庭園だけかと勝手に思っていたら、家の前にも広くてお花がいっぱいの庭があって驚いた。
睡蓮の庭園は入場してから地下道を通って行く。睡蓮の庭では睡蓮に時期にはまだ少々早くて咲いていなかったけれども、藤の花が満開で池の水面に映えている。
太鼓橋が2つかかった池は、絵を見てイメージしていた以上に大きかった。
柳の木は絵で見ていたのと同じ風景で、モネの絵の世界が現実としてそこにあった。
睡蓮の庭ではやはり満開の藤の花が一番人気。ここで藤の花と太鼓橋を入れて記念写真を撮る人がてんこ盛り。日本人が多い多い。(笑)1周してからモネの家の前の庭園に戻り、こちらでもしばし散策。
春の花々が少〜し盛りを過ぎたくらいかな?一面に咲いている。
つるちゃんのお知り合いがこの旅行の1ヵ月後にジヴェルニーを訪れたら、睡蓮が満開だったかわりに、モネの家の前の庭園は植物が植え替えられたばかりで、花が少しもなく寂しい状態だったそうだ。
睡蓮が見られる方がいいか、睡蓮が咲いていなくても花が盛りの頃がいいかは、微妙で好みの難しい問題。両方の時期にそれぞれ行ければ一番ですね。(笑)
モネの家の入館に10分〜20分待ち行列。家の中はカメラ・ビデオとも撮影禁止。
家の中は北斎、広重(写楽?)、歌麿呂らの浮世絵が部屋の壁一面に所狭しと飾られている。ん〜〜〜浮世絵を愛していただけるのは嬉しいけれど、家の外観や他の内装・庭とはミスマッチ。(^^;) 浮世絵は日本家屋がいいなぁ。
やはり、ここは庭園がメインですね♪想像していたより、ずっとよかった。!(^^)!
モネの家
すっごい大きな売店が併設されており、モネグッズが山盛りたくさん。その中から、庭園の花々の写真の2006年カレンダーを自宅用に購入。睡蓮の絵の傘もあったので、それもよかったな。
17時25分に集合し、バスまで来たときとは違う道でぐるりと廻る感じで戻り、17時40分ジヴェルニー発。あとはパリに向って走るのみ。当然、眠ります。ぐ〜。
19時パリ市内のレストランに到着。味は普通に普通で料理についてはこれといった印象なし。他にも日本人ツアーグループが入っているなど、さすが観光客なれしてるレストランでサービスが早く、50分で夕食が終了し、店を後にすると、店の前で他の(多分、阪急さん)ツアーの方々が席が空くのを待ってらした。は〜い、どうぞ、空きました…けど、私たちのツアーより待ってらっしゃるツアーの方が人数が多いような気がする。(^^;) 空席待ちにならずにすぐ店に入れてよかったぁ。
それなりにリーズナブルなツアーがよく利用するレストランだったらしい。
20時15分。初日にパリに到着したときと同じホテルに入る。ただし、部屋は別。初日のときより少し上の階になった。このホテルのいいところは、湯沸しとお茶(紅茶はもちろん緑茶もあった)のテーバッグやインスタントコーヒーが備え付けられているところ。早速、緑茶をいただき、明日の活力とする。こういうとき、1.5Lのミネラルウォーターが2本あると、心おきなく飲めるから嬉しい。