城山・高尾山

2011年11月

 ミシュラン3つ☆、入門者の聖地の高尾山に満を持してお邪魔しました。ただし、小仏峠から入って城山、高尾山と歩き、高尾山口駅に下山するコースにしたので、気分的には裏口から入って玄関へ抜ける感じとでも申しましょうか…。だったら、逆にすればいいのですけど、逆にすると帰りのバスが混むかなぁと思いまして。

小仏峠バス停〜登山口の道中にて

 小仏行き9時台のバスに乗るためJR高尾駅に到着し、バス乗り場に行くと、小仏行きの乗り場には既に長蛇の列。並ぶと瞬く間に後に列が伸びていきました。こんなに1台のバスに乗れるのかなぁ?
 時間になってバスに乗り込んでほっとしていると、運転手さんがバスを降り、まだまだ並んでいる方々に、「この時間は臨時バスの運行は予定されていませんので、乗りきれない方は、申し訳ありませんが次のバスを待つか他の手段を考えてください。」みたいなこと(こんな感じということで、正確ではありません)に、申し訳なさそうに説明しはじめました。
 諦めて歩き出す方々、タクシー乗り場に向かう方々、ググッと乗り込む方々。身動きもままならないくらいに満員ギチギチの乗客を乗せてバスは出発。さすがミシュラン3つ☆の山、高尾山。その人気、おそるべし。
 途中のいくつかの停留所で乗降客があり、約25分で終点の小仏到着。少し乗り物酔いしました。あと少し着くのが遅くなっていたらアブナかったです。途中の停留所で最も人が降りたのは日影停留所でした。

 途中まで車道を歩いてから、登山道に入ります。

 ところどころ、土がグショグショしているところがありました。そういう土質のようです。

 前回の棒ノ嶺のイメージが頭に強くあって、その登山道と比べると、すっごい歩きやすく思えてしまいました。

小仏峠へ


小仏峠より都心

 あまり人とすれ違うことも、抜かされることもなく、小仏バス停から約1時間で小仏峠に到着。

 小仏峠からは、←写真では判らないかもしれませんけれど、東京スカイツリーが肉眼では、はっきりと見えました。ラッキー☆

小仏峠


小仏峠にて

 小仏峠の表示のところには、タヌキさんの軍団↑が…。

 小仏峠からは、富士山が綺麗に見えました♪何故だか富士山が見られるとは全然思っていなくて、大山から見られなかった富士山が高尾山で見られたので、すっごい得した気分になりました。
 小仏峠は、天気が良ければ東京スカイツリーと富士山が(別方向に)見られる、展望スポットだったのですね〜☆この時点で私、相当浮かれていましす。(笑)

 小仏峠で眺望を楽しんで、昼食場所に予定している小仏城山に向かいます。
 小仏峠から小仏城山への道中は→な感じ。

 小仏城山の山頂には、トイレがありました。普通に普通な公衆トイレです。トイレがあること自体がありがたいことです。

 小仏城山は、イスとテーブルを増設すると思われる工事が行われていて、食べられるスペースが、すっごく限られてしまっていますし、落ち着かないので、ここでのお弁当は諦めました。

小仏城山へ


小仏城山にて

 小仏城山からも富士山のお顔が拝見できました。先程、小仏峠で見たときからすると、少し雲が出てきたでしょうか。

 お弁当はあとにしましたけれど、さすがに小腹が空いたので、富士山を見ながらバナナをいただきながら、少しだけ休憩。普通のバナナがすごくおいしく感じるときです。

 次のチェックポイントの一丁平に向けて出発。

一丁平へ

 一丁平へ向かう途中から、山道で紅葉し始めている木に出会うようになりました。

 そして、なんとなく人の数も増えてきたような…。

 一丁平付近の展望スポットからは、丹沢方面の山々が一望できてうっとりしていると、「あれが大山」と教えていただけました。

一丁平にて

 右上の写真のほぼ中央の最も霞んでいる山が、どうやら大山のようです。先月、大山に行ったときには、ガスで全く眺望がきかなかったのに、今月の高尾山からは、その大山がはっきり見えるなんて不思議な気がしたりします。大山ってああいう形をしているのですね〜。登っているときには判らないことでした。
 ここ一丁平にも、イスとテーブルの休憩場所とトイレがありました。高尾山、いたれりつくせり。

 一丁平には、紅葉が見頃になっている木が何本かあったので、それがよく見えるテーブルに座ってお弁当タイム。おにぎりがおいしい♪

 一丁平は木陰なので、お弁当を食べていると寒さがじわじわと忍び寄ってくるので、慌てて上着を着ます。
 お弁当を食べ終えたら、少〜し予定より遅れ気味なこともあって、身体が冷え切らないうちに出発。もみじ台を通って、いよいよ高尾山頂を目指します。

一丁平にて


一丁平からもみじ台へ

 すると、道が倒木で塞がれている箇所出現。9月の台風で倒れたようです。またいでぐぐって、なんとか通りぬけられました。

 もみじ台です→。う〜、なめこ汁が飲みたかったけど、お弁当を食べたばかりなのと、時間配分を考えて今回はスルー。残念!

もみじ台


もみじ台から高尾山山頂へ


もみじ台から高尾山山頂へ

 もみじ台から高尾山山頂を目指して歩いていると、道が合流するたびに登山者さんの姿が増えてきて、何時の間にか数珠繋ぎ状態。

 周囲からは、「原宿みたい!」のつぶやきが聞こえてきます。

 その状態で数分歩くと、高尾山山頂に到着!
 そこには数軒の茶店と多くの登山者さんが群れ集う大きな広場。お祭会場にも似た雰囲気漂っていたりして…。
 山頂というイメージとは180度異なる空間でした。どこが山頂というのでもなく、この広場全域が山頂なのでしょうか?

 高尾山山頂の紅葉が今回の山行で最も色付いて綺麗だったかなぁ。

高尾山山頂


高尾山山頂にて

 高尾山山頂の展望スポットから丹沢方面の山々が見えました。大分雲のかかってきてしまいました。

 写真を撮って少し休憩したら、薬王院へ出発。天狗さま方にお目にかかりに向かいます。

 さすが、メインストリート!広いです→。

高尾山山頂より薬王院へ


薬王院

 薬王院では天狗さま方が仁王立ち(?)でお出迎え。
 写っていないですけど、←お社の御堂にも天狗さまのお顔のアップが2つ掲げられていました。
 そして、山門にはお社を背にして向かって右側に大天狗さま、左側に小天狗さまがいらっしゃいました。 →は、小天狗さま。

薬王院山門

 天狗さまがこんなにいらっしゃるなって、想像してたよりずっと多いです。
 ↑のお社から階段を下りると、お札を売ってるところや茶店などが軒を連ねている門前町風の境内がありました。

 そして、「これだけははずせない!」と寒いのに買って食べた権現力ソフト(\350)。売り場にどなたもいらっしゃらなくて、お団子(だったかな?)焼いているおにいさんに声をかけてソフトクリーム購入しました。シーズン柄、やはり冷たいソフトより温かいものが売れているようです。このとき、ソフトクリーム食べていたの私だけでしたし〜。(苦笑) でもでも、もみじ台でなめこ汁をパスしてたので、これだけは!食べたかったのです。え〜、単なる私の勝手な思い入れだけで食べているとも言いますが…。

権現力ソフト


薬王院にて


薬王院にて


薬王院にて

 他にもここには、何やらご利益のありそうなものが幾つもありました↑→。

薬王院にて

 薬王院付近の展望スポットからも新宿方面が見えました。写真では、イマイチ何だかよく判らないですね。

 さぁ、あとは1号路を下山です。

 ケーブルカー乗り場のところに、天狗焼きのお店があって、これも食べたかったのですが、買うために並んでいる方々の長蛇の列(20分以上待ちの声が聞こえました)だったので、泣く泣く諦めました。

天狗の腰掛け

 よく整備され&登山者が行き交う1号路を歩いている途中、倒木が散乱した斜面がありました→。これらも9月の台風のときに倒れたり流されたりしたものだとか。台風の威力は凄まじいものがあるのですね。

 1号路を歩いているときに、「春になるとこのあたり一面スミレが咲くんだよ」と教えてくださる方がいらっしゃいました。

登山路脇の斜面

 いっぱいのスミレをいつか見に行きたいなぁ。
 少しだけ紅葉狩りも楽しめた城山・高尾山の山歩きでした。

《参考 城山・高尾山のコースタイム》
 小仏バス停(標高295m)…60分…小仏峠…35分…城山…20分…一丁平…40分…高尾山(599m)…20分…薬王院…35分…ケーブル高尾山山頂駅…45分(1号路)…ケーブル高尾山山麓駅

《自分の城山・高尾山の記録》
 小仏バス停(標高295m)…65分…小仏峠…35分…城山…25分…一丁平(昼食 30分)…57分…高尾山(599m)…25分…薬王院…30分…ケーブル高尾山山頂駅…40分(1号路)…ケーブル高尾山山麓駅

 ※参考コースタイムの1.5倍を目安に計画しました。登りは適宜、2、3分の休憩を何回かしました。

 ※持参品
  緑茶500mlペットボトル 1本
  ビタミン飲料 500mlペットボトル 1本
  クリームパン
  塩キャラメル
  のど飴
  バナナ

 小仏峠・城山で富士山、一丁平、高尾山で丹沢方面の眺望が楽しめました。お弁当を食べるとガクッとペースダウンするのは、今後の課題にします。