北高尾山稜
(駒木野・富士見台・クロドッケ)

2012年4月

 前回(2012年3月)の北高尾山稜の山歩きの堂所山山頂で北高尾山稜の道をお尋ねした単独山行の男性が“コマギノ”から登ったと小耳に挟んでから気になっていた“コマギノ”。とあるガイドブックの八王子城山からのウオーキングコースの下山のバス停が駒木野なのを見つけて、駒木野から北高尾山稜を歩くことに即決しました。

駒木野バス停から登山口への道

 JR高尾駅から駒木野バス停まで約25分は歩いて移動。

 駒木野バス停から登山口に向かう道の途中にあった桜は満開。地元の桜は散ってしまっているので、今年2回目のお花見。何だか得した気分(笑)。桜吹雪のスタート、嬉しいです♪

 圏央道かな、中央道かな、高速道路の橋脚の下を通って歩くと、間もなく登山口です。
 八王子城跡ハイキングゴースの案内板に従って登山道に入ります。

 上り口は少し急登で道幅が狭く、駒木野からの登山道は人が少ないのではないかという私の勝手な思い込みとは異なり、そこそこ入山者の方々がいらっしゃって、ほんのちょっとだけ渋滞。そこを過ぎたら、普通に自分のペースで歩けるようになりました。



愛宕山(地蔵の頭)

 駒木野バス停から40分弱で愛宕山山頂に到着。愛宕山山頂は展望がないうえにさほど広さもなく、先客の方々が休憩なさっていたので、休憩せずに飲み物を一口飲んで先に進むことにしました。
 山頂に安置されていたお地蔵さま's、結構、新しい感じ。ここまでどうやって運んだのか、運んだ方は、さぞ大変だったでしょう。

 愛宕山まで上れば、あとは普通の尾根道歩き☆
 山の中には、そこここに新芽が芽吹いて淡い緑がポワポワし、花が咲き始めていました。
 先月、北高尾山稜を歩いたときは、山はまだまだ冬の装いだったのに、今回はつつじや山桜が咲いています。ほんの少しで山は衣替えをしているようです。
 山桜はもう終わりに近いですね〜。
 分岐に到着。ここで北高尾山稜のコースに合流です。
 おやつタイムで休憩にします。

 ←駒木野バス停方向から来て、→富士見台・八王子城山方向へ進みます。

 →面白い花が咲いていました。花の周囲に笹の葉が…。
 この辺りから目に付くようになった笹がその数を増し、笹の中の道を進むことしばし…熊笹山山頂に到着。多分、熊笹山です。→手書きで熊笹山と書いてあるので、きっとそうです。テープにマジック書きでの表示、親しみが湧いてきます〜。

 休憩したばかりなのと、この先の富士見台でランチタイムにする予定なので、ここでは休まずに進みます。

熊笹山

 樹の間から高尾山方向の山々を眺めたりしながら進みますが、この木々も、前回の山歩きのときよりも葉がふくらみ、若草色が見えるようになったような気がします。

 熊笹山から約20分ほどで富士見台に到着。
 富士見台にはテーブル1つとそれを囲むようにベンチが置かれていましたが、そこには先客の皆さまがいらっしゃいました。

 とりあえず登山道を歩く方々のお邪魔にならないところで、比較的平らそうなところにシートを広げてお弁当タイムです。駒木野から上って富士見台でお弁当タイム。3月の北高尾山稜歩きのときに堂所山で道をお聞きしたおにいさんは、駒木野から上ってお弁当タイムに堂所山に辿り着いていらっしゃいました。何時から歩き始めたのか、どのくらいのペースで歩いたのか。いろいろな面ですごかったのだな〜と改めて思いました。

富士見台


富士見台より

 →の写真上部中央に、肉眼では富士山の一部がほんのちょっとだけ雲の隙間から見えているのですけど、写真では雲と一体になっていて全然判りませんね。少しだけでも自分の目では富士山が見えていたので、お弁当食べながらルンルン(死語)でした。

 お弁当食べて、さぁ、山歩き再開です。

富士見台より

 冬山から春山への過渡期でぽよぽよした感じの緑のイメージを受ける尾根道歩き。富士見台から狐塚峠へ向かう尾根道もアップダウンの連続。

 富士見台から10分少々で杉沢ノ頭に到着。ここも手書きの表示(笑)

 高尾山はスミレで有名らしいですが、北高尾山稜にもスミレがちらほら散見できました。

富士見台から狐塚峠への道


杉沢の頭

 足元の花を見つけながら、富士見台から山道を歩くこと50分で、もう小腹が空いてきてしまいました。
 こんな→普通の尾根道の途中で休憩。リュックを下ろし、行動食を食べて飲み物を飲んで、ほんの数分だけどそれで元気復活。

 休憩後、歩き出してから20分余りで狐塚峠に到着。富士見台から狐塚峠までが長く感じられました。何故?

狐塚峠

 前回、北高尾山稜山稜を歩いたときは、←狐塚峠から下山しましたが、今回は、ここでは下山せずにこの先に進むので、ここからクロドッケまでは前回歩いた道を反対方向に向かって歩きます。
 杉ノ丸近くの斜面に、←な蘭の仲間っぽい花が咲いていました。前回、通ったときには、ここにこういう花が咲く気配は微塵も感じられませんでした。1か月経ってないのに、植物、がんばって成長してます。

 杉ノ丸を過ぎればクロドッケまでは、もうひとがんばり。
 クロドッケのピークから、夕焼け小焼けの里の道標の指し示す道を下山します。

 夕焼け小焼けのバス停からJR高尾駅行きのバスは、1時間に1本の運行で、下山を始めた時点で、間に合うか間に合わないかギリギリで、結構、ドキドキしながら歩きました。下りで焦るとアブナイので、逸る気持ちを抑えつつ…でも、つい急いでしまう…な感じでした。

クロドッケ

 何とかバスに間に合いましたけど、精神衛生上、あまりよくはなかったです。。

《参考 北高尾山稜コースタイム》
 高尾駅…35分(徒歩)…駒木野バス停…35分…愛宕山…35分…分岐…45分…富士見台…60分…狐塚峠…50分…クロドッケ…80分…夕焼け小焼けバス停

《自分の北高尾山稜の記録》
 高尾駅…23分(徒歩)…駒木野バス停…38分…愛宕山…41分…分岐…39分…富士見台…79分…狐塚峠…41分…クロドッケ…61分…夕焼け小焼けバス停

 ※参考コースタイムの1.5倍を目安に計画しました。

 ※持参品
  お弁当(おにぎり)
  水筒(湯) 500ml
  緑茶飲料500mlペットボトル 1本
  ビタミン飲料500mlペットボトル 1本
  チョコパン
  塩キャラメル
  のど飴
  バナナ

 雲の合間から富士山を少しだけ見られ、楽しい山歩きができました。