三方分山・パノラマ台 |
2012年のGWは初遠征です♪山梨県立美術館を見学したかったこともあり、山梨の山で、甲府市と比較的近くて行きやすく、初心者が登れて歩行時間もあまり長くなく、駐車場を起点終点にした周遊コース、などという条件で探したのが三方分山(さんぽうぶんざん)とパノラマ台でした。三方分山、今回、山梨行きを検討するまで、山名も場所も知りませんでした。 |
県営精進湖無料駐車場 |
精進湖に近づくにつれて、これから咲こうとしている桜たちに迎えられられました。今年、何度目かの桜。精進湖湖畔は下界よりも1か月ほど季節が巡るのが遅いようです。 県営の無料駐車場、ありがたいことです。道を挟んで湖側にあるトイレは有料。 GWの渋滞回避と駐車場の駐車スペース確保のため、早めに出発していたので、ゆうゆう駐車できました。 駐車場で支度していると、続々と自動車が到着してきます。お隣りにクルマを停めたベテラン風のご夫妻と少しお話ししたら、どうやら同じコースを予定しているようでした。ご挨拶して、先に出発。 |
兼営精進湖駐車場から数分の精進バス停から、今回の登山コースに入ります。途中まで、石畳というかブロック畳というか、道を直している真っ最中でしたが、徒歩なら入ることができました。ちょっとレトロな宿場町、峠の町の雰囲気。 この道の途中にある由緒あるらしい神社に、今回の山行の無事をお祈り。ご利益は…。 |
精進バス停付近 |
精進の大杉のある神社 |
この神社には、ものすご〜い樹齢の木があり、先客がいらっしゃいました。 神社を通り過ぎ、しばらくすると登山ポストがあり、山道に入りました。登山ポストの地方公共団体名は合併前の旧表示の“上九一色村”のまま。登山ポスト、機能しているのでしょうか? |
砂防ダム |
砂防ダムは、結構、砂が貯まっていました。このままで砂防ダムとしての役割が果たせるのかな…。 砂防ダムを通り過ぎると本格的な山道。乾いていて歩き易いけど、少し、地面がジャリジャリしてる感じもしないではありません。そして傾斜も、そこそこありました。 北高尾山稜の山歩きで春の到来を感じたのに、三方分山はまだまだ春を待つ季節の山でした。 |
どこまで登れば峠になるのかと漠然と思いながら、ひたすら同じペースで歩くことを心がけて足を進めていると、いい感じに山が見え出しました。 ←が、三方分山なのかなぁと、何となく思いつつ、はっきりとは判らないながらも、目的地らしきものが見えると、歩く励みになったりしました。 峠に着いたら休憩にしよう!それが、登っているときの最大の楽しみでした♪ |
女坂峠 |
精進バス停からちょうど1時間で女坂峠に到着。がんばって登った感あり。 ←精進バス停から登山コースに入って最初の道標。このコースは道標が少なかったような気がします。 |
女坂峠 石仏 |
三方分山は、写真向かって左側の道に進みます。峠の真ん中で休憩するわけにはいかないので、少しだけ三方分山側に進んだところで休憩タイム。行動食、いただきま〜す☆ 三方分山の道は、急登、急降下が多く、道もジャリジャリして滑り易い箇所がところどころあり、足元を注意して急な下り道を下っていたつもりだったのに、女坂峠での休憩後に出発して間もなく足がズリッと滑って、かなり派手に転んでしまいました。 |
それでも手足にスリ傷数か所で済んだのですから、登山前にお参りした神さまのご加護がきっとあったと信じたい!です。 落ち込みそうな気分を鼓舞して山歩き。そうすると不思議なもので気持ちも次第に上向きになりました。 登山道の両脇に笹が現れて、だんだん多くなって行くと、三方分山の山頂に到着です。 |
三方分山 山頂 |
三方分山 山頂 |
三方分山 山頂 |
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三方分山。標高1472m。 自分の足で登って到達した山では、これまでの人生最高峰達成です!パチパチパチ、拍手。 |
三方分山の山頂には、誰もおらず、静寂の中に山頂表示がひっそりと立っていました。 時間的にもちょうど良く、三方分山の山頂はそこそこ広く、平らな広場になっていたので、ここでお弁当タイムにします。 山頂からは富士山が望めたので、良く見える場所を探してシートを広げました。 |
三方分山山頂より |
三方分山山頂より |
気持ちの良い山頂と富士山の眺めを2人占め☆おにぎりがいつも以上に美味しく感じられます(笑) |
三方分山からの下り道は、絶対に転ばない!の強い意思のもと、慎重に慎重に足を地面に置きます。 三方分山のコースもかなりアップダウンがありましたが、北高尾山稜のほうがアップダウンがキツイような気がします。北高尾山稜を経験していてよかったぁ♪ |
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→岩の上に小さなお社がありました。山の神さまを御祭りしているのかな。 |
三等三角点 |
三方分山からパノラマ台に向かう途中に、三等三角点がありました。三角点があると写真撮影。三角点ハンターになった気分(笑/三角点ハンターってあるのかな?)。 女坂峠と三方分山山頂で、かなりゆっくり休憩したのに、駐車場でご挨拶したご夫妻とお目にかかりません。同じコースを歩くと聞いたと思ったのに、勘違いだったのかと同行者と話しながら歩き続けます。 |
←は、中央に急降下の道があります。こんな急降下の道を慎重に降りたり、→な気持ちの良い尾根道を歩いたり、穏やかな春の日を満喫です。 それにしても、駐車場を出発してから、道路工事の人以外、誰とも行き会っていません。ここってマイナーなコースだったのかな…。 |
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パノラマ台への道標、出現 ↓ でも、よくよく字を見ると…。 |
表示の文字が風によって欠損したのか、どう見ても“ハノフマ口”。元が“パノラマ台”だったのが一部が取れてしまったので、かなりいびつな“ハノフマ口”なのですが〜。ユーモラスで自然に笑えました。 木のアーチみたいな場所も☆ |
パノラマ台より |
精進峠、根子峠を経て、パノラマ台のすぐ手前には仮設トイレがありました。え〜っと、かなり年代物の仮設トイレで、1人だったりしたら使うのを躊躇しそうな…。 三方分山山頂から2時間弱でパノラマ台に到着。 ここにも、誰もいませんでした。 |
パノラマ台からも富士山が見えましたけれど、三方分山で見えたのよりも更にうっすら…。春なので、こんな感じなのでしょうか。見られたのですから、良しとしましょう。 パノラマ台にあるあずま屋で休憩。景色を眺めながら、か〜な〜りゆっくり休憩してしまいました。まったり。 |
パノラマ台より富士山 |
パノラマ台 |
パノラマ台から歩いて来た道を引き返すこと約10分。駐車場でお目にかかったご夫妻に行き会いました。やはり聞き間違いではなく、同じコースを歩いてらっしゃいました。あとどのくらいでパノラマ台かと聞かれて、「15分くらいです」(その場所からパノラマ台へは登り道)とお答えして別れました。 ←の向かって左の道が三方分山からパノラマ台へ向かうときに歩いて来た道。向かって右の道がパノラマ台入口へ下山する道です。 |
下山中に、大きなカメラを持った男性がパノラマ台入口から登ってくるのに出会いました。ここでもパノラマ台までの所要時間を聞かれました。ちょっと多めに見積もったら、「そんなに〜」と言われてしまいました。少し、盛りすぎてしまったかな。すみません。予測って難しいです。 今回の山行で駐車場で会ったご夫妻以外で会ったのはこの男性だけでした。 |
下山路に入ってから、ようやく足元の花を見る余裕が出てきました。 どうも、それまでは滑らないように気をつけるのに、いっぱいいっぱいだったようです。下山路では、そこここにスミレが花を付けていました。 パノラマ台が富士山の展望台なので、パノラマ台入口からパノラマ台へ行かれる方が多いのか、パノラマ台とパノラマ台入口を結ぶ登山道は道幅も広めになっていました。 |
無事にパノラマ台入口に下山。お疲れさまでした。おりよく自動販売機があったので、冷たい物を飲みたい!と購入しようとボタンを押したら、当たりくじ付き自販機で見事に当たり!おめでとうございます♪で、もう1本どうぞ〜。ラッキー☆同行者と自販機の前で飲み干しました。 冷たい物を飲んで生き返ってから、パノラマ台入口から県営駐車場まで約10分くらい歩いて戻りました。 |
パノラマ台入口 |
精進湖湖畔の桜を少しだけ愛でてから、甲府に向けて出発しました。 転んでしまったけれど、富士山も見られたし、今年3度目の花見もできましたし、とても楽しい山歩きでした。 山梨県の山、初登頂♪ |
《参考 三方分山・パノラマ台コースタイム》 精進バス停…60分…女坂峠…50分…三方分山…40分…精進峠…60分…パノラマ台…50分…パノラマ台下バス停 《自分の三方分山・パノラマ台の記録》 精進バス停…60分…女坂峠…44分…三方分山…43分…精進峠…60分…パノラマ台…57分…パノラマ台下バス停 ※参考コースタイムの1.5倍を目安に計画しました。 ※持参品 お弁当(おにぎり) 水筒(湯) 500ml 緑茶飲料500mlペットボトル 1本 ビタミン飲料500mlペットボトル 1本 クリームパン 塩キャラメル のど飴 バナナ 頭を雲の上に出した富士山を見られました。 |