榛名山(相馬山)

2012年6月

 夏の目標に向かって少しずつ標高の高い山にチャレンジすることにして、今回は1411mの榛名山(相馬山)です。“榛名山”という山頂の山はなく、榛名湖の周囲の山の総称(?)が榛名山というらしいです。


 榛名観光案内所隣りの無料駐車場にクルマを置き、トイレをお借りして出発。

 榛名湖バス停を通り過ぎ、車道を少し歩いて、道標に従って登山道に入ります。

 登山道は、と〜っても良く整備されていまして…どのくらい整備されているかというと、←のような木段が今回のコースの多くを占めているくらい良く手が入っていました。足への負担大…です。

 木段(階段)が苦手な同行者は、縦走コースの最初のピークである氷室山山頂で、「もうダメ〜!!エネルギー切れた〜!!!」
 エネルギー切れを高々と宣言されてしまったので、予定より少し早いけど、ここで最初のおやつタイム。

 氷室山山頂は、本当に“THE 登山道の途中”で、→の道標があるだけで、ベンチはおろか休憩するスペースもほとんどないところで、なるだけ通る人のお邪魔にならないところで、立ったままおやつをもぐもぐ。おやつタイムの間、通りかかる方がいらっしゃらなかったのが救いでした。

 →の道標の縦木の一番上に銀のプレートに黒地で氷室山と山名表示がしてありました。もう少し大きく書いて欲しい…と思ったりして。

氷室山山頂


つつじの散る木段

 氷室山から一旦下り、ツツジが散る木段を通ったりしながら、標高1300m以上のちょっと遅い春を満喫しながら30分ほど歩くと天目山山頂に到着。こちらは、山頂が広場になっていて、ベンチがいくつも設置されていて休憩するにはもってこいの場所でした。
 ですので、ベンチに腰をおろして、改めてここでも休憩。もちろん!おやつも食べます(笑)。

天目山山頂

 展望良好。風が通って気持ちいい休憩場所&休憩タイム。
 右上の写真の中央が登山道で、中央に見えるのがおそらく相馬山ではないかと思われます。相馬山を正面に仰ぎ見ながら、木段を下ります。

 6月の梅雨に入る前の晴天の1日。1300m〜1400mくらいの標高で、歩いていると少し汗ばむくらいの陽気でした。

 周囲の緑は、感覚的には平地の4月〜5月くらいの新緑の季節を思わせるもので、今年何回目かの新緑を堪能♪標高の違う山を歩くと、季節が少しずつ前後して、それがまた楽しい♪
 途中、七曲峠と松之沢峠から、2か所で車道を横切りました。松之沢峠では、白バイを先頭にバイク集団が爆音を轟かせて走っていきました。白バイの先導はスピード調整のため…ですよね、きっと。

 白バイさんは、こうして1日何往復も先導されるのでしょうか。
 右上の写真のピーク方向に上るのかと思いきや、コースは写真向かって左側に回りこんでいました。

 → 榛名湖を見下ろすのって初めてかも。

 この辺りはツツジや ↑ の白い花が咲いていて、榛名湖と山とのちょっとした撮影ポイントになっていました。立ち止まって風景写真を撮ったり、同行者さんと記念写真を撮ったりする方々多数。

 コースもこの辺りになると、行き交う方々とすれ違ったり、追い越されたりするようになりました。

榛名湖と榛名山外輪山


 ←近辺にあずま屋がありましたが、先客がいらしたので今回は休憩せずにスルーしました。

 それから少し歩くと→の朽ちかけた鳥居。これがガイドブックに書いてある赤い鳥居?と思いつつ、先に進むとまたしても遥かに伸びる木段。うっわ〜(汗)。


 これを行かねば先に進めません。行きましょう。遠い目になりつつひたすら上ります。


 もくもくと木段を進み、しばらくするとようやく赤い鳥居が出現。ここがヤセオネ分岐のようです。
 天目山山頂で休憩してから1時間30分くらい歩き通しで休憩していなかったので、ここで休憩タイム。
 おやつをいただいていると、大学生かな、新入社員のグループかな、そんな感じの複数の男女のグループが鳥居をくぐって登山道を上っていきました。見るからにペースが速そうなグループに先に行ってもらえてホッ。

ヤセオネ分岐


 ヤセオネ分岐から相馬山の間には、ハシゴ2か所、鎖場、ロープ場が次々と現れ、慎重に歩く必要がありました。また石階段もありました。私的には、はじめましてのハシゴが登山靴だとしっかりと段を踏めていないような気がして超怖かったです。同行者は逆にハシゴはしっかりしていて全然平気で石階段が怖かったと言っていました。

 気の抜けないハシゴ、鎖場、ロープ場をクリアすると尾根道に出て、→の鳥居をくぐると山頂へはあと一息。
 今回は初ハシゴをクリア。経験値アップ♪

 山頂は神社が建っていて、神社内から祝詞を読む声が聞こえました。

相馬山

 相馬山の山頂表示は←な感じ。

 山頂からは関東平野が一望できるとガイドブックにあったけれど、この日は残念ながらカスミがかって、はっきりとは見えませんでした。

 ここでお弁当タイム。同じようにこちらでお弁当にする方がおおいので、さほど広くない山頂は人口密度高。

相馬山からの眺望

 下山は上ったハシゴ、鎖場、ロープ場、石階段を下らなくてはなりません。とにかく息をつめて足元をしっかり確認して下りました。

 ハシゴを下りているときに、上りの男性がいらっしゃって、2本のハシゴの途中ですれ違いをしました。怖かったぁ。ブルブル。

 ヤセオネ分岐まで下りてホッとして飲み物を一口。はぁ〜、おいしい。

ゆうすげ園から相馬山


榛名湖畔から榛名富士

 上り道では先客がいて休憩できなかったあずま屋も、下り道では誰もいなかったのでここで休憩。下りのハシゴetcで神経使って疲れたので、またまたまたおやつをいただきます。食べすぎ?

 次の分岐で、ゆうすげ園へのコースを取ってゆうすげ園経由にしたら、ゆうすげ園で、遠足(or社会科見学)の小学生の団体と行きあってしまい、すれ違いが大変。
 ゆうすげ園から榛名湖畔に出て、湖畔の雰囲気を満喫。榛名湖からは榛名富士がしっかりと見えました。元気があったら、榛名富士まで行きたかったのですけど、残念ながらその余力はなし。

 榛名湖畔のお土産物屋さんでソフトクリーム(300円)を買って、完歩した自分へのご褒美。山歩きのあとのソフトクリームは美味しい♪

榛名湖とソフトクリーム


《参考 榛名山(相馬山)コースタイム》
 榛名湖バス停…20分…氷室山…30分…天目山…50分…松之沢峠…50分…ヤセオネ峠…40分…相馬山…30分…ヤセオネ分岐…30分…ゆうすげ園…30分…榛名湖バス停

《自分の榛名山(相馬山)の記録》
 榛名湖バス停…20分…氷室山…32分…天目山…48分…松之沢峠…46分…ヤセオネ峠…33分…相馬山…33分…ヤセオネ分岐…35分…ゆうすげ園…37分…榛名湖バス停

 ※参考コースタイムの1.5倍を目安に計画しました。

 ※持参品
  お弁当(おにぎり)
  水筒(湯) 500ml
  緑茶飲料500mlペットボトル 1本
  ビタミン飲料500mlペットボトル 1本
  チョコレートパン
  塩キャラメル
  のど飴
  バナナ

 歩き出す前に行動食を食べる必要があることを実感しました。ハシゴを経験。