湯ノ丸山 |
山歩き2年生に進級して初めての山歩きは湯ノ丸山。前回、下りで悪戦苦闘した四阿山・根子岳のお隣りの山域の山です。 |
地増峠登山口 |
地蔵峠までの道から見える空は青空。今日も青空のもとで山歩きを楽しめそう。 地蔵峠の駐車場で準備をしてスタート…すると、間もなく雨粒がポツリポツリ。あらら…。登り始めで雨ですか。どうしましょう。でも、先程までの道路から見えた青空と天気予報の晴れを信じて、そのまま続行することにしました。 |
レインウェアを装着して山歩き再開。 ほどなくすると、登山道のすぐ側で放牧されている牛さんたちが、草をハムハム。牛さんたちと私たちの間に柵はありません。ですから、結構、これが怖かったです。なぜなら、私のレインウェアは赤系。牛さんを興奮させる色…。びくびくしながら歩いて…何事もなく通れてホッ。 |
湯ノ丸山も花が多くて、雨の中でもはしゃいで花の撮影。秋のはなもチラホラ。 | |||
花を愛でながら、それなりに登山道を登ること駐車場から約35分。東屋があるので、少し早いけど雨宿りも兼ねておやつタイムすることにしました。先客の男性2人組さんは、本格的にお湯を沸かしてコーヒーブレイク。 休憩しても雨は上がらず、雨の中を出発。 |
鐘分岐 |
鐘分岐には、風見鶏付きの鐘がありました。鐘があって、それが撞けるものなら撞きます!熊対策? この鐘分岐に着く少し前から雨が上がりだしたので、ここでレインウェアを脱ぎます。雨が上がってラッキー♪と、このときは、単純に喜んだのですが…。 レインウェアの脱いで足取り軽く山歩き☆ |
陽が差すと緑が急に鮮やかさが増して煌めきだします。 この辺りになってくると、登山道は石がゴロゴロになってきました。雨が上がってよかった〜。 |
空もどんどん明るくなって、高度とともにテンションも高くなります。 緑の草原を抜ける道。ピンクの花の群落の脇を通る道。 たっのしいな☆楽しいな♪ |
花々や葉の上で陽に反射して煌めく雨粒。雨が上がった直後の陽射しの中を歩くからこそ見えるもの。 | ||
陽射しを堪能しながら歩いていると、ガスがじょじょに巻いてきて、またしても雨が落ち出してきてしまい、再びレインウェアを装着(涙)。 |
湯ノ丸山 南峰 |
東屋で休憩してから1時間かけて到着した山頂は、見事にガスに巻かれた中にありました。 | |||
湯ノ丸山 南峰 |
湯ノ丸山山頂はガスワンダーで視界は約10m。 到着したのは湯ノ丸山南峰。南峰と北峰とは約20分で往復できるので、当初の計画では三角点のある北峰とを往復して南峰でお弁当タイムする予定でした。でも、このガス。 う〜ん…と、考えてこのまま下山することにしました。お弁当は縦走する烏帽子岳で、かな。 |
湯ノ丸山山頂から鞍部への下山は雨の中。道は岩・石の連続でゆっくりじっくりを心がけました。 | |||
足元には可愛らしい花もありました。ある程度下って山頂を振り返ったのが右端の写真。 |
四阿山に近いせいか、この湯ノ丸山も岩石がちの山容でした。 濡れた岩石を慎重に降りるのも一緒。こちらの方が、浮き石が多くて、その分もっと注意が必要でした。でも、四阿山の経験もあり、取りあえず足元の花々を見たり、後を振り返ったり、それらの写真を撮ったりする心の余裕はあったようです(笑)。 山頂から鞍部へは約55分。 |
鞍部に着く頃には雨が上がり、鞍部は広場になっていて、ここにある枝振りのよい木の下でレインウェアを脱ぎました。 時間的には昼食タイムであり、ここでおにぎりを1個だけ頬張ってエネルギー充填。下りでエネルギーを相当費やしたので、補給しないと、烏帽子岳を登れません(笑)。 |
鞍部 |
先客の単独行の男性と、後から来たご夫婦1組もここでレインウェアを脱いで行きました。鞍部は小広くなっているので、そういうことがし易い場所でした。 鞍部からしばらくは笹原の中の道を行きます。雨に濡れた笹の葉が身体に当たって、レインウェアを脱いでいるので、服が濡れて冷たい…。 |
湯ノ丸山 |
登りに入って少しして後を振り返ると湯ノ丸山が見えました。山頂には、思いっきり雲が掛かっています。あれが、ガスワンダーの正体だったのですか。ふぅ。 烏帽子岳で昼食タイムを取りたいから、このまま、天気が保ってくれるといいなぁ。 |
急に土の色が黒から赤に変わってきました→。 | |||
烏帽子岳への尾根道に出る頃には、大分、空も高くなってきました。 ここからは、私の大好きな尾根道歩き。 尾根道を挟んで湯ノ丸山とは逆方向に上田の街でしょうか、市街地が見えます。 |
←が山頂かな〜と、喜び勇んで歩いて行くと、まだ先がありました。ここのところ、このパターンが多いような気がします…(苦笑)。 雲が切れてきて青空が見え出しました♪ |
右上の写真の岩を通り越してしばらくしてから来た道を振り返ると←の景色。この道をずっと歩いて来たのですね。気持ちいい。 そして、これから行く道→。見えているピークが山頂でしょうか。 |
登山道の真ん中に大きな岩。そしてその上に重ねられたたくさんの小石。日本人は何故かこういうところに石を積みたくなります。 | ||
あっと少っし!あっと少っし!!天気も良くなりましたし、自然に足取りが軽くなります。 逸る心を抑えつつ、花の写真を撮影。 |
今度こそピークに違いない!の思いも強く、←のピークに辿り着くと、またしても先がありました!! →の岩山を越えなくてはならないようです。 |
左手に←のパノラマを楽しみつつ、岩の間に進路を見つけて息を弾ませて進むと…とうとうありました!山頂標示が!! 烏帽子岳登頂成功!!! |
烏帽子岳2065mに到達しました♪ そして、この烏帽子岳山頂に到着したときが、この日の山歩き中、最も晴天に恵まれた時間でした。 湯ノ丸山と烏帽子岳。お隣同士の山で、その山頂にいる時間差は約2時間30分違い。それなのにこんなにも空が違うなんて!!! |
烏帽子岳 |
山頂にいた先客はご夫婦1組。そのご夫婦も私たちがお弁当を食べ始めるとすぐに下山して行かれたので、お弁当を食べている間中、烏帽子岳山頂からの眺めを2人占めです♪ こ〜んな素晴らしいパノラマを見ながらおにぎりを頬張ります。 |
何と言う贅沢な時間でしょう。 「綺麗だね♪晴れてよかったね☆」を何回繰り返したでしょう。何度繰り返しても足りないくらいにステキな時間でした。 ←今回の山歩きで最も雲が少ない湯ノ丸山。 |
足元には、こんなに可憐な高山植物が咲いています。烏帽子岳、最高!! 思う存分、烏帽子岳での時間を堪能したので、そろそろ下山しましょう。下山していると、途中のとんがり岩付近で、またまたまた雨が落ちてきたのでレインウェア装着。 |
晴天は最後まで保ってくれませんでした。烏帽子岳山頂の昼食タイムが晴れていたので、良しとしましょう。そう思いつつ下山していると、先刻も通った鞍部付近で雨が上がったのでレインウェアを脱ぎました。天候が安定しません。 |
烏帽子岳山頂でゆっくりした関係で、予定よりも下山時間が遅れているので、鞍部でも休憩せずにザッシュザッシュと先に進みます。 すると!またしても降雨!! この日、4回目のレインウェア装着。 この日は、レインウェアの着脱の練習のために山歩きをしたような一面があったような気がしないでもありません。 |
そうしてレインウェアを来たまま地蔵峠の駐車場に到着。お疲れさまでした〜。 地蔵峠に何軒かあったお店で営業しているお店でソフトクリームタイム。ブルーベリーとこけもものソフトクリームで疲れを癒しました。 |
《参考 湯ノ丸山コースタイム》 地蔵峠…70分…湯ノ丸山…25分…鞍部…35分…烏帽子岳…25分…鞍部…50分…地蔵峠 《自分の湯ノ丸山の記録》 地蔵峠…92分…湯ノ丸山…55分…鞍部…72分…烏帽子岳…43分…鞍部…57分…地蔵峠 ※参考コースタイムの1.5倍を目安に計画しました。 ※持参品 お弁当(おにぎり) 水筒(湯) 500ml 緑茶飲料500mlペットボトル 1本 スポーツ飲料500mlペットボトル 1本 クリームパン 塩キャラメル のど飴 バナナ 四阿山・根子岳に引き続き、この日も予定よりも時間がかかってしまいました。この山域とは相性がイマイチ良くないのでしょうか。 |