故宮博物院 |
2023年11月
9時、故宮博物院の見学開始。
入場するところで30人以上は確実にいると思われるクラブツーリズムのツアー御一行と遭遇したため、開館したばかりで見学者が少ないうちに、まず、何はなくとも故宮博物院の超目玉を見学するために3階を目指します。
「翠玉白菜」と4年5か月ぶりの再会。お久しぶり~「翠玉白菜」♪また会いに来たよ~☆台北再訪を改めて実感。
故宮博物院 翠玉白菜
故宮博物院 翠玉白菜
「翠玉白菜」をあらゆる角度から堪能しつくしたら、次は「肉形石」♪と「肉形石」を探すも、その姿が見当たりません。
あれ~?よくよく展示室を見ると、「肉形石」は2023年11月7日から2024年5月まで故宮博物院南院で展示されているそうです。貸出情報チェックを怠っていました。私たちは「肉形石」は、以前、台北を訪れた2013年11月と2019年6月に見学しているので、ないものはしょうがないですね~。と、あまりショックはありません。
ただ、「翠玉白菜」と「肉形石」の双方を見るのを楽しみに故宮博物院を訪れた方は、ショックが大きかったかもしれません。
ちなみに私たちがこのとき見学できた「翠玉白菜」は、2023年12月16日から2024年3月10日まで台南美術館に展示されるとのことでした。
「翠玉白菜」と「肉形石」の双方が故宮博物院にいないときに訪れた観光客さんのショックは計り知れないほど大きいのでは…。
故宮博物院
肉形石 貸出中の案内
故宮博物院 玉璽
「肉形石」があるときは、おそらくこの辺りでスポットライトを浴びているのでは?な場所には、「玉璽」が燦然とスポットライトを浴びて展示されていました←。
こちらの「玉璽」をこれまでに見た記憶は全くありません。ここに常時展示されているのか、「肉形石」のピンチヒッターか、あるいは配置換えで展示されているのか???です。
故宮博物院 乃孫作祖己鼎
故宮博物院
粉彩黄地八卦如意轉心套瓶
故宮博物院
粉彩鏤空雲龍紋轉心冠架
故宮博物院
霽青描金遊魚轉心瓶
故宮博物院
青花雲龍紋天球瓶
故宮博物院
灰陶加彩仕女俑
ふくよかな「灰陶加彩仕女俑」。このプロポーションに親近感。
「翠玉白菜」を見学し、玉璽、鼎、陶器らを順に見ている途中、「灰陶加彩仕女俑」を見学しているあたりで見学中に突然、周囲を20人以上の韓国人ツアー客に取り巻かれました。おぉっとビックリして慌てて人並から脱出。この後、1時間後くらいにもやはり20人以上はいた韓国人ツアー客に遭遇しました。
大陸からの観光客は戻っていないようですが、半島からの観光客は戻っているようです。
故宮博物院
灰陶加彩仕女俑
故宮博物院
三彩馬球仕女俑
←こちらの「三彩馬球仕女俑」は、前回2019年6月に訪れたときに鑑賞しています。そのときに写真撮影した角度↓がイマイチ納得できなくて、ずっと気になっていたのでリトライしました。 私的には、今回の写真の角度の方が、女性の表情が見えますし好みですが、いかがでしょうか。
4年5か月ぶりに宿題を果たし、ちょっとしたリベンジができた感じがして、何気に嬉しいです。
故宮博物院 三彩馬球仕女俑(2019年6月撮影)
故宮博物院
彩繪陶猪
故宮博物院
褐釉陶犬
故宮博物院
綠釉陶樓閣
猪と犬は、私的に可愛かったので♪
この猪は西漢(前漢/紀元前206年~紀元8年)、犬は東漢(後漢/紀元25年~220年)の時代に制作されたそうで、いずれも、もう約2000年も前に作られたのものなのですかぁ。物凄い保存状態。
故宮博物院 集瓊藻展示室
必見ポイントの細かい彫刻細工の展示物。今回2023年11月も前回2019年6月に引き続いて「雕象牙透花人物套球」が展示されています。こちらが常設なのでしょうか。
今回もグルグル回りを巡って心行くまで鑑賞。
故宮博物院
雕象牙透花人物套球
「雕象牙透花人物套球」は清代晩期19世紀の作品とのことです。ということは、200年前の作品ですか。200年前で、人手でこんなに細かい細工・彫刻をしていたとは、考えただけで頭がクラクラします。
細かい彫刻の作品を見るのは目が疲れますが、燃えます。
前述のとおり、開館直後に入場するときにクラブツーリズムのツアーグループと出くわしました。
故宮博物院
雕象牙透花人物套球
それから「灰陶加彩仕女俑」を見てから、この「雕象牙透花人物套球」を見るまでの間に、いずれも30人以上はいるであろうJTBと阪急トラピックスの、団体とすれ違いました。 クラブツーリズム、JTB、阪急トラピックスの3つのツアー以外にも、名前を見たことも聞いたこともない、ひらがなの名前のツアーの旗を持つ現地ガイドさんに率いられた10人未満の日本人ツアー客数組とも故宮博物館内ですれ違いました。
故宮博物院 雕象牙透花人物套球
日本から台湾へのツアー客が戻っていないとニュースで見ましたが、故宮博物院の入場者を見る限りでは、しっかり戻っているよう思えます。
「三多如意」と「雕橄欖核花卉扇墜」は、ともに清の時代の作品です。
紀元前からの作品を山のように見ていると、清の時代の作品だと、まだつい最近の作品と思えてしまうのが不思議です。
故宮博物院 雕橄欖核花卉扇墜
故宮博物院 三多如意
「三多如意」は、ちょっと前に見た清の宮廷を舞台にした華流ドラマに如意が登場していたので、それを思い出して思わず1枚撮影してしまいました。
「雕橄欖核花卉扇墜」は拡大鏡を通して撮影してもまだまだ細かくて…気が遠くなります。
故宮博物院 雕象牙九層塔
←「雕象牙九層塔」は、塔だけ見ても彫りの細かい見事な塔なのに加え、何と!各階に人がいらっしゃるのです!→
芸が細かい!!何だか、そこまで拘るのですか、どこまで拘るのですか、な世界まで入ってしまっているような…。
故宮博物院 雕象牙九層塔
故宮博物院 雕象牙山水人物小景
「雕象牙山水人物小景」と「桃紅珊瑚」は、こうして写真を並べてしまうと全然分からないと思いますが、サイズが全く違います。
「雕象牙山水人物小景」は細かい細工で小さな象牙にどれだけの景色と人物が彫りこまれ、「桃紅珊瑚」は素材で勝負!な感じでしょうか。
故宮博物院 桃紅珊瑚