故宮博物院

2023年11月

 硯…お好きな方、趣味人さん、好事家さんには堪らない品々…なのでしょうか?奥深いものだとは思いますが、正直よく分かりません。よく分からないので、ふ~んで通り過ぎてしまう品々。そういう方が多いのか、こちらのフロアは比較的空いています。
故宮博物院 從星硯


故宮博物院 哥釉蟾蜍硯


故宮博物院 二十八星宿硯

 この手の水器、酒器の方が、何も考えず、形が変わってる~、形が面白い~と、お気楽に眺められます。

 硯は、今も似たような形のものが実用品としてある分、興味がわかないのかもしれません。

故宮博物院
宁戈父丁盉


故宮博物院
亞醜父丙爵


故宮博物院
亞醜方觚


故宮博物院 獣面紋鉞

 兵器もありました←。“マサカリ”だそうです。近くには、使用例の表示もあり、分かりやすかったです→。

 この日の故宮博物院は、外国人ツアー客の他に、地元か近郊かの高校生の年頃の制服の男女が100名以上、校外学習でしょうか、故宮博物院で見学していました。

 ときどき、学生らとすれ違ったり、取り巻かれたり。

故宮博物院

 この近くの展示室脇の休憩用の椅子のあるところで、数名の男子学生が、見学に飽きたのかスマホで何やらゲームの真っ最中でした。まぁ、興味がなければそうなりますか。

故宮博物院 頌壺


故宮博物院 宗周鐘


故宮博物院 毛公鼎


故宮博物院 狩猟紋鈁


故宮博物院 龍虎紋扁壺


故宮博物院 尚方博局紋鏡

 特別展ROCOCOの展示室付近の椅子のある休憩コーナーでは、男子学生数人が全く同じ恰好…ロダンの「考える人」的な?…をして黄昏ていました。飽きたし、時間をつぶすのは、もはや眠るしかないといった風情。思わず彼らの写真を撮りたくなってしまいました…自主規制が働き撮りませんでしたが…。

 特別展ROCOCOの展示室内には、故宮博物院での見学に何らかの楽しむポイントを見つけた?男子学生たちが展示作品の写真を撮ったりしながら見学をしています。楽しみのポイントは千差万別、十人十色。

故宮博物院
特別展ROCOCO 展示室


故宮博物院 修妝盒

 ←ROCOCO展示室に展示されていた展示物→。

 案内板を見ると、ロココ時代にヨーロッパで作成されたモノのようです。

故宮博物院 雕金音楽鼻煙盒

 ロココから離れて、いわゆる“宝玉”のフロアへ。

 展示室が暗かったので写るかなぁと心配していた「碧玉屛風」は、結構普通に写っていました。案内板を読むと、こちらは1940年に台湾から日本の天皇陛下に贈られ、戦後に台湾に帰還した作品のようです。

 宝玉のフロアは、文字通りのお宝の山、目の保養♪

故宮博物院
碧玉屛風


故宮博物院
翡翠雕花鳥瓶

 「翡翠雕花鳥瓶」は上の「碧玉屛風」とほぼ同じ時期に製作され、日本の皇后陛下に贈られた作品とのことです。

故宮博物院
向かって左から 嵌紅・綠宝石水晶罐
海藍宝石墜飾、純金鐲嵌尖晶石・虎眼
嵌鑽石・紅宝金戒指


故宮博物院 青金石山子





故宮博物院 玉御馬人物陳設


故宮博物院 玉荷葉杯


故宮博物院 汀渚鷺鷥圖玉頂


故宮博物院 帯歯動物面紋玉飾

 ←「帯歯動物面紋玉飾」の動物の顔というか姿が、私的に某小説のシリーズに登場する某使令のイメージに近いような気がしたので撮影しました。

 この辺りで玉のフロア見学終了して、陶磁器のフロアへ。

故宮博物院 「長楽」璧


故宮博物院


故宮博物院 洋彩山水人物観音瓶


故宮博物院 洋彩湖綠地花鳥紋蓋盒


故宮博物院 太平有象瓷


故宮博物院 白磁嬰児枕


故宮博物院 青磁鳳耳瓶

 ↑「太平有象瓷」は大小の象が可愛かったので撮影。私のイメージ的には駱駝ではなく象に乗った月の砂漠。
 「白磁嬰児枕」は、前回2019年6月のときに撮っているものの、今回も探して撮影。何となく好きなのです。
 そして、ついに書のフロアに足を踏み入れます。

故宮博物院



故宮博物院
真禅内印頓證虚凝法界金剛智経


故宮博物院 江南各道府圖表(徽州府)


 書の展示室は、書の保護のために照明が落としてありますし、見学者もゴクゴク僅か。雰囲気的にもイマイチでしたし、興味もあまりわかないので、足早にサラッと見学。

故宮博物院
青銅鎏金南天王立像

 書の展示室から、仏教関連の展示室へ。

 仏さまのお姿を拝見したところで、2023年11月の故宮博物院の見学は終了です。

 歩き疲れた、美術品鑑賞で集中しすぎてヨレヨレになった、というよりも、久々に大勢の観光客と見学して、人に酔ったという感じで疲れ果ててしまいました。

故宮博物院
青銅鎏金大黒天立像