1日:徴募兵 ドルファンに入国
第一回傭兵徴募によって雇用された傭兵が、1日午後ドルファンへ正式入国した。
今回は海外からの参加者が多い模様。
2日:プロキア休戦を提言
先の反乱で政権が交代したプロキアから2日深夜、休戦を求める公式文書が、ドルファン側へ届けられた。
これに対し、ドルファン側は回答を保留している模様。
3日:ダナン返還と賠償金要求
王室会議は、プロキア側からの休戦要求に対し、ダナン返還並びに賠償金の支払いを大前提とした話し合いに応じると、回答した。
これに対しプロキア側は難色を示している模様。
4日:ヴァルファバラハリアン動かず
ドルファン側とプロキア側の休戦交渉が続けられている一方、ヴァルファバラハリアンは、依然ダナンを占拠し続けている。
これがプロキア側の意志なのか、かの傭兵騎士団の独断なのか、王室会議も判断をしかねている模様。
5日:プロキア 新体制固まる
ヘルシオ公による新体制が、5日、正式に決定した。これにより一週間の暫定政権中の公式見解は全て白紙に戻す模様。
先の休戦提案が白紙に戻されるのかどうかが、現在注視されている。
9日:燐光石価格 再び上昇
ザクロイド財閥による独占が目立つ、灯火原料「燐光石」の平均価格が、先月上旬の上昇に引き続き再び上昇した。
これにより昼間照明を自主規制する傾向が顕著になると予想される。
11日:オーリマン卿 燐光石輸入拒否
燐光石の値が上昇した事により、商業会からシベリア産の安価な燐光石の輸入を求める声が高まる中、輸出入部門を司るベイラム・オーリマン卿は、「シベリアとの交易はあり得ない」と、王室会議において言明した。
12日:外商船 エドワーズ島付近で転覆
12日夕刻、アルビアの外商船が、エドワーズ島付近で転覆した。
沿岸管理局によると、船員のミスによる事故との判断が濃厚とされている。
乗員は全員無事。
13日:自由騎士の通名に疑問
騎士の称号を持たず、また軍属としての階級を持たない世襲騎士の通名である「自由騎士」について、アルベニン准将は、世襲族の増長につながるとして、強く非難。形骸化の進む騎士団へ辛い一石を投じた。
15日:森林区北西部にて火事
15日深夜、カミツレ森林区北西部にて森林火災が発生。火は4時間後に消し止められた。
16日:プロキア 再度休戦を提言
16日、プロキア側はドルファンに対し再度休戦を提言した。これに対しドルファン王室会議は、先に提示した条件が確約されない限り休戦はあり得ないと、かたくなな姿勢をとり続けている。
18日:シベリア軍 黒竜江沿岸に布陣
中華新報は、黒竜江沿岸に大量のシベリア軍が集結したと報じた。黒竜江は北露圏と東洋圏の境であり、かねてより噂されていたシベリア側の東洋侵攻が予想される。
19日:黒竜江にて武力衝突
19日未明、黒竜江沿岸に駐屯していたシベリア軍が渡河を開始。牽制の為集結しつつあった央華軍(中華皇国辺境師団)との武力衝突に至った。戦況はシベリア側に有利の模様。
20日:シベリア軍 黒竜江沿岸より撤退
昨日より続いていた黒竜江での武力衝突は、20日夕刻、央華側にシンラギククルフォンの右陣紅東軍団が参戦した事により形勢が逆転。シベリア軍は同日深夜、黒竜江沿岸よりチャイカまで撤退した。
央華軍は、再侵攻を懸念し駐屯を続行。
23日:騎士団 王室会議へ上奏
騎士団は、サミュエル卿を通じて王室会議に、ダナンへの派兵許可を上奏した。
依然、ヴァルファバラハリアンによる占拠の続くダナンの問題には、各方面より早期解決を求める声があがっている。
24日:王室会議 騎士団要求を却下
昨日、王室会議に上奏されたダナン挙兵について、24日午後「派兵は時期尚早」と、騎士団側へ回答があった。
騎士団側は、この回答に対し不服の様子で、再度上奏が予想される。
26日:ヴァネッサ幹部逮捕
26日深夜、左派組織ヴァネッサの幹部バイス・ヘッダーマンが逮捕された。ヘッダーマンは、先のダナン挙兵が却下された事で、王室に対するテロを画策していた。
ヴァネッサ側は不当逮捕であると抗議。テロによる報復が懸念される。
27日:ドルファン地区で要人襲撃
ドルファン地区城下東において、地区警備班の長官であるW・コーラル氏が、5人の暴漢に襲撃された。暴漢5人は逮捕。コーラル氏は全治3ヶ月の重傷を負った。
尚、この件に関してヴァネッサ側から犯行声明が出ている。
29日:ヴァネッサ構成員20人を検挙
ドルファン地区警備班は、同地区の飲食店の地下にあったヴァネッサ支部を捜索。20人を検挙、十数点の刀剣、火薬5キロを押収した。
30日:五月祭用資材置き場でボヤ
30日深夜、翌日開かれる五月祭用の資材置き場でボヤ騒ぎがあった。火は直ちに消し止められ被害はごくわずかであった。
一時は不審火と推察されたが、原因は作業員の火の不始末と判明した。