1日:乗り合い馬車値上げ
1日、乗り合い馬車の路線賃金が、20%値上げされた。
今回の値上げは、駅の新設、馬車本数の増加を目して行なわれたものと、関係者は話している。
2日:トルクメンバー器物破損で逮捕
2日午後、シーエアー地区港北区の外国人寄宿舎などに石が投げ込まれ、寄宿舎のガラス8枚が割られ、地区警備班は近くにいたトルクを名乗る青年5人を器物破損で逮捕した。
3日:森林区で爆発音
3日午後、カミツレ地区森林区内で激しい爆発音が発生したと、近隣の住民から通報があった。
爆発音はドルファン地区城北部まで響くほどの大音響で、地区警備班は森林区を調査したが、原因はつかめていない模様。
4日:ヴァネッサ 孤児院にろう城
4日午前、シーエアー地区岬区の孤児院で、ヴァネッサの構成員2人が、孤児を人質に立てこもった。
犯人側の要求は先に爆発物所持で逮捕された幹部の即時釈放。現場はまだ緊張状態にある模様。
5日:孤児院ろう城事件解決
5日未明、4日にシーエアー地区岬区で発生した孤児院ろう城事件は、地区警備班の突入によって幕を閉じた。
ヴァネッサ構成員2人を逮捕、爆発物1点を押収、孤児たちに怪我はなかった。
7日:テラ・ヴァネッサ 過激派を非難
7日、ヴァネッサの中でも穏健派であるテラ・ヴァネッサは、先のろう城事件を非難する内容の文書を配布した。
先の犯行は、ヴァネッサの過激はアウル・ヴァネッサの構成員によるもので、左派グループ間での思想対立が見受けられる。
9日:ゲルタニア 野党提携へ
9日、ゲルタニアの首都ベルリンで行なわれた野党首脳会議で、自連、国民、改革をはじめとする野党各党は、トルク思想政権樹立に向けて提携する事を、明らかにした。
10日:北露圏イクルーツクでクーデター
10日、シベリア連邦のイクルーツクで、駐屯軍によるクーデターが発生した事が明らかになった。
クーデター軍はイクルーツクの大部分を制圧し、クーデターは、ほぼ成功に向かっている模様。
12日:猛犬 通行人12人を死傷
12日夕刻、フェンネル地区住宅区の路上で、放し飼いになっていたドーベルマンが次々と通行人を襲い、処分されるまでに計12人を死傷させた。
この事件で、近くに住む老婦人が死亡し、地区警備班は飼い主から事情を聴いている。
13日:猛犬の体内から麻薬反応
12日に起きたドーベルマンによる死傷事件を調べていた地区警備班は、死亡したドーベルマンの体内から麻薬による薬物反応が確認されたと発表した。
件のドーベルマンは日頃おとなしく、事件の日の行動は不可解に思われていた。
15日:12日の事件で薬剤師を逮捕
12日に起きた猛犬が12人を死傷させた事件で、地区警備班は現場近隣に住む薬剤師ケン・ギルバード(36)を逮捕。
薬剤師は、事件当日、件のドーベルマンに覚醒剤を注射した事を認めている。
16日:恒例の鹿狩り行われず
16日、毎年恒例となっていた鹿猟が、今年はデュラン国王ご不調の為、行われなかった。
国王は軽いお風邪の様で、一両日中にはご回復の模様。
17日:シベリア軍クーデター鎮圧へ
17日、イクルーツクで発生した陸軍将校らによるクーデターを鎮圧する為、近隣年駐屯の各大隊が、イクルーツクに向けて出発した模様。
19日:イクルーツクで武力衝突
19日、シベリア連邦のイクルーツクでクーデター軍と鎮圧軍とが交戦状態に入った模様。20日にも鎮圧軍の増援が到着する予定で、クーデター側の圧倒的不利がささやかれている。
21日:首謀者自決でクーデター鎮圧
21日、シベリア連邦のイクルーツクでおきたクーデターは、反乱軍の降伏により幕を閉じた。
今回の反乱の首謀者と見られスミノフ大佐は、20日深夜の時点で自ら命を絶っていた模様。
22日:コール首相リコール
22日午後、ゲルタニア国会において、自由連合党が出したW・コール首相解任提案が、野党の提携により可決した。
尚、国会は近く解散、来月初旬には総選挙が行われる事態となった。
23日:ドルファン地区を中心に怪文書
23日午後、ドルファン地区を中心として怪文書が出回った。
内容はプリシラ王女に関するもので、偽王女は国外へ追放という意味の文章が書かれていた。尚、昨年のこの時期も同様の怪文書が出回った。
24日:西欧圏ヤードにて大火災
24日、西欧圏イングランド地方のヤードで、大規模な火災が発生した模様。
火災はヤード北部グラス山地で発生し、1万ヘクタールを延焼、近隣の住宅160戸近くを巻き添えにしたと見られている。
26日:プリシラ王女 18回目の誕生日
26日、プリシラ王女が18回目のお誕生日を迎えられた。
パーティーの会場で、祝賀者からご結婚について尋ねられると、王女は笑ってお答えになられなかったとのこと。
28日:ゲルタニア 野党新党結成へ
28日、ゲルタニアの首都ベルリンで、野党首脳会議が開かれ、トルク思想を基軸とした新党を結成する事で合意に至った。
新しい党名は、新トルク党。実質上の野党連合であることから、与党共和党をしのぐ議席数を持つことになる。
29日:王立美術館にがん作数点紛れ込む
29日午前、王立美術館に展示中の名画「メーベの裸婦像」をはじめとする数点が、がん作であることが、専門家の鑑定で明らかになった。
美術館側は、がん作の展示を取り止め、近く処分する模様。
30日:新トルク党党首にゲーツ大佐就任
30日、ゲルタニアの新トルク党の党首に、ゲルタニア=プロキア戦争の英雄ハインリヒ・ゲーツ大佐が就任した。
このゲーツ大佐の選出は、各野党の元党首らによる会議で決められた様子。