話の要である主人公は、当然インパクトのあるキャラでなくてはならない!!
という理由で心の赴くままにデザインしたところ、例えて言うなら、
「気合いMAX状態で鉄壁と必中をかけ、フル改造したダン○ーガに乗って雲霞のごとき敵の群に一機で突っ込み、『やってやるぜ!!』と叫びまくる藤原某」(参考:スーパーロボット大戦F・F完結編)
の様なやたらと暑苦しいものが出来たので、当然のごとく却下。
もー少し爽やかなのは出来ないだろうか?と考え、設定年齢を少し下げてみる、すると、
事ある毎に「俺は今、モーレツに熱血している〜!!」と叫ぶだけの熱血馬鹿や、
何かというと「騎士道大原則ひとーつ!!」というセリフで誤魔化してしまう音速の馬鹿なキャラが出来てしまったのでこれまた却下。
なぜならこれではそのまんま過ぎてつまらない上に、常にハイテンションなキャラを書くのは疲れるからである(笑)
で、日本人にこだわらずに中国系のキャラにしてみようかと『楊 威利』というキャラを作ってみたところ、洒落にならないくらい某提督そのまんまになってしまったので泣く泣く没。
これは本気で惜しかったのだが、やったら間違いなくタイトルが『欧州英雄伝説』か『(主人公の名前が入る)戦記』になっていたことだろう。
結果、決定案になった『相楽惣士』は、某富士見F文庫の「あの作品」と「この作品」の主人公達を足して二で割った上に、某美少年戦隊ロボットアニメ、別名ガン○ムト○ーパ○の主人公ヒイ○・○イのテイストを振りかけたようなキャラになったのである。
まあ最近、ようやく彼も私の手を放れて一人立ちしたキャラになってきたので一安心、というところである。
…しかしこのキャラ、感情を抑えているという設定をしたおかげで精神的にとことん平坦なので、話を盛り上げることがやたらと難しい。
言うなれば、ライズの同類なのである。
さて、どちらが先に壊れるか、もとい、自分に素直になるのだろうか(笑)
本命・ソフィア、対抗・ライズ、大穴・プリシラ
という目論見で始めたのだが、早くも崩れ始めている(笑)
プリシラがよく(勝手に)動くのだ…。
おまけにストーリーの都合上、ヒロイン達の心を大きく動かすようなイベントがなかなか起こせない(苦笑)
適当にデートに誘っていれば好感度が上がるゲーム本編と違って苦労するのがこの辺りである。
…こうした状態を何とかするため、急遽付け加えられたのが幕間その三であることは秘密だ(爆笑)
物語も二年目に入り、ラブコメこそまだやれないものの、イベントはたくさん予定しているので、読者の方々には期待していただきたい。
突然だが、私は基本的に二次創作におけるオリジナルキャラというのはあまり好きではなかった。
特にそれが話の本筋に絡めば絡むほど。
なぜなら、オリキャラというのは概して作者が都合よく話を進めるための道具になり果てるからである。
だが、自分で作る側になってみると、それが如何に偏狭な考えだったかがよくわかる。
適当なキャラを作らないと、ストーリーを考えてもそれがどうにも進まないのだ。
原作のキャラだけでは、話を膨らませるのにも限界がある、『ドルファン英雄物語』を書いていることは、それを理解する上でも良い機会だった。
どーも間が空きそうなのでこんなものを書いてしまいました。
本当に書き散らしただけなので、笑って許して下さい。
なお、文中に不穏当な発言がありますが、私は決して特定の作品に対して悪意があるわけではありません(爆笑)