成歩堂 龍一…黒 | |
綾里 千尋…赤 | |
綾里 真宵…青 | |
狩魔 冥…水 | |
糸鋸 圭介…黄土 | |
裁判長…緑 | |
綾里 春美…黄緑 | |
綾里 キミ子…灰 | |
霧崎 哲郎…紺 | |
葉中 のどか…紫 | |
大沢木 ナツミ…橙 | |
堀田(自称)…黄 |
表セリフ集「再会、そして逆転」第1回法廷(その2)を見る
(別ウィンドウで出ます)
糸: |
『ザンネンながら、さらに強力な 証拠があるッス。』(証言1) 『被告が現場で着ていた 装束を見てほしいッス。』(証言2) 『見てのとおり、血痕が 付着しているッス。』(証言3) 『被告は、明らかに無抵抗の 被害者を殺害したッス。』(証言4) |
成: |
だから、さっさとそれを 証言してください! |
糸: |
ううう‥‥今日の弁護人は なんかコワいッス。 |
裁: |
ま、まあまあ弁護人。 そうコーフンしないで‥‥。 |
成: | ‥‥‥‥‥‥‥‥ |
裁: |
わわ、わかりました。 そんなにニラまないように。 |
成: | 真宵ちゃんの‥‥装束? |
糸: |
そッス。ワレワレが かけつけたときに着ていたッス。 |
成: |
(真宵ちゃん‥‥今日も 同じカッコウをしていたな。 あれ以外、着ちゃいけない キマリでもあるのかな‥‥?) |
成: |
(深追いして何も出なかったら 致命的だ‥‥) ‥‥そうですね。 特にモンダイはありません。 |
裁: |
‥‥わかりました。 では、証人。証言をつづけなさい。 |
成: |
(深追いして何も出なかったら 致命的だ‥‥) ‥‥そうですね。 特にモンダイはありません。 |
裁: |
‥‥わかりました。 では、証人。証言をつづけなさい。 |
成: |
”無抵抗だった”‥‥ どうしてそれがわかるんですか! |
糸: |
被害者に、抵抗した跡が 見られないからッス。 |
裁: |
ふむう‥‥。 被害者と争っていたのか、 犯人が一方的に殺害したのか‥‥ これは、まったく意味あいが ちがってきますからねえ。 |
成: |
(ううう‥‥ またまた大ピンチか‥‥ ”被害者が無抵抗じゃなかった” という証拠でもあればなあ‥‥) |
成: |
(狩魔め‥‥これで一気に 勝負を決める気か。 なんとしても‥‥決定的な ムジュンを見つけなければ!) |
”問題点”とは!」 | |
成: |
問題点はもちろん、 この血痕ですよ! |
裁: |
で、でも‥‥その血痕は 被害者のものと断定されています。 どこがモンダイなのですか? |
糸: | どこッス? |
成: | ‥‥どこでしょう。 |
裁: |
今の発言はちょっと カチンと来ました! |
裁: |
もう、尋問はこれで 打ち切って‥‥ |
成: |
まま、待ってください! (今度こそ、はずせないぞ‥‥) |
成: |
問題点‥‥それは、 このへんです! |
裁: |
ど、どういうことですか? ‥‥狩魔検事? |
冥: |
‥‥問題点はそこじゃない。 弁護人の頭脳、ということかしら。 |
裁: |
さすが狩魔検事のムスメさんです。 ‥‥うまいことを言う。 |
成: |
(バカにしやがって‥‥ もう一度だ!) |
成: |
血痕は被害者のものだった。 ‥‥それはわかりました。 でも、たもとにあいた 穴は、なんなんですか! |
糸: |
うう‥‥すまねッス。ワレワレの 目がフシ穴だったということで‥‥ |
成: |
そんなオチをつけてすむ モンダイじゃありません! 火薬のニオイがする‥‥ アキラカに弾痕です! |
冥: |
‥‥どうでもいいでしょ、 そんなこと。 |
成: | え。 |
冥: |
装束には、”弾痕”といっしょに ”血痕”も残っている。 ‥‥被告が被害者を殺害したという 事実は、変えられないってコト。 |
成: |
(‥‥くそ‥‥ やっぱり、証言のムジュン点を 探すしかないみたいだな‥‥) |
冥: |
さあ、刑事。 さっさとすませちゃって。 |
糸: |
‥‥了解ッス。 |
糸: |
『被告は霊媒中、被害者のスキを見て ナイフでムネを刺したッス。』(証言1) 『被害者は当然、最後の力を ふりしぼって、抵抗したッス。』(証言2) 『2人はもみ合って、被害者は ピストルを取り出したッス。』(証言3) 『被害者は発砲したッスが、 距離が近すぎて、はずしたッス。』(証言4) 『そのスキに被告はピストルを 奪って、トドメを‥‥。』(証言5) |
成: |
霧崎医師と被告人は、 体格にかなり差があります。 被告人の体力では、 被害者を刺すのはムリです! |
糸: |
そ‥‥そういえば そッスねえ‥‥。 |
冥: |
‥‥トボける気かしら? 成歩堂 龍一! 綾里 真宵は霊媒中だった。 ‥‥そうでしょ? |
成: | ‥‥‥‥? |
冥: |
倉院流霊媒道では、 術者は交霊中、体格も変化する。 看護婦の体格ならば、霧崎医師と 争えたはずよ。 |
成: |
(こいつ‥‥そんなことまで 調べてるのか‥‥!) |
冥: |
‥‥言ったはずよ。 私は、カンペキなの。 |
裁: |
あのお‥‥今の話、 私にはその、イミが‥‥ |
成: | ‥‥‥‥‥‥ |
冥: | ‥‥‥‥‥‥ |
裁: |
な、なんでもないです。 証言をつづけてください。 |
成: |
ナイフで刺されただけでは 死ななかったわけですね。 |
糸: |
ただ、出血量から考えて、 かなりダメージがあったッス。 |
成: | どれぐらいのダメージですか? |
糸: |
そうそう。じつはこないだ、 献血に行ってきたッス。 終わったら、ちょっと くらくらっとしたッス。 ‥‥あれの10倍ぐらい、 くらくらしたんじゃないかと‥‥ きゃん! |
冥: | ‥‥‥‥ |
糸: | あ‥‥あいすまねッス! |
成: |
そのピストルは、 いったいどこから‥‥? |
糸: |
どうやら被害者の霧崎医師は、 あの日のために用意していたッス。 |
成: | ピストルを、ですか‥‥? |
糸: |
ヤミルートから手に入れたッス。 事件の2日前に。 |
成: |
(霧崎先生、どうして ピストルなんか‥‥ 用心のため、 だったのかな‥‥?) |
成: |
じゃあ、この装束の弾痕は、 そのときに‥‥? |
糸: |
そう考えるのが自然ッス。 2人はもみ合っていて、 そのとき発砲されたッス。 |
成: |
(‥‥真宵ちゃん、当たらなくて よかったな‥‥) |
冥: | ‥‥‥‥‥‥ |
成: |
真宵ちゃんは、ピストルなんて 撃ったことはない! |
糸: |
安全装置は、被害者が すでにハズしていたッス。 引き金さえ引けば、アンタですら 発砲できたッス。 |
成: |
(そうなのか‥‥ ぼくですら‥‥) |
冥: |
おわかりかしら? 狩魔のロジックは カンペキなの。 |
成: |
(‥‥ニクらしいほど もっともらしく聞こえる。 でも、どこかにムジュンを 見つけないと‥‥ それも、決定的なヤツを!) |
成: |
(‥‥どう考えても‥‥今度こそ ”穴”はないみたいだ‥‥) どうやら‥‥ スジはとおるようです。 |
冥: |
成歩堂 龍一! ‥‥そのコトバが聞きたかったの。 11時。お茶の時間は すぎてしまったようね‥‥。 ‥‥でも。 とにかく、今度こそ ケツロンが出たみたいね。 |
裁: | ふむう‥‥そのようですな。 |
成: |
(‥‥だ、ダメだ! このままじゃ すべてが終わってしまう!) |
裁: | それでは、これで‥‥ |
成: | 裁判長‥‥お待ちください! |
裁: |
‥‥なんですか? 弁護人? 発言は慎重におねがいします! |
成: |
(ムリヤリでも、狩魔の説明に ムジュンを見つけるんだ!) |
致命的なムジュンがあります!」に合流) | |
証拠品は、ズバリ!)」 | |
成: | これを見てください! |
糸: | それがどうしたッス? |
成: |
あきらかに、狩魔検事の 説明のムジュンを‥‥ |
糸: | 説明していないッス! |
成: | ‥‥え。 |
糸: |
やれやれ。考えなおしたほうが いいッスな。 |
成: |
(イトノコ刑事にあしらわれると、 ヒドくクツジョクを感じるな) |
糸: | ホラ! 早くやりなおすッス! |
どこかにムジュンがあるはず!)」に合流) | |
このあたりにいたはずです。」 | |
成: | このあたりです! |
裁: | ビョウブのウラ‥‥ですか? |
成: | ぎゃあ! |
冥: |
被害者と犯人は、もみあって いたんでしょ! なんでそんなところに いるのよ! |
成: | え‥‥。 |
冥: |
だいいち、ビョウブのウラに いたんじゃあ、 被害者が、それをねらって 撃てたはずがない! |
成: |
‥‥‥‥ そりゃそうですね。 |
裁: | コラ! 弁護人! |
成: |
(さすがにマズかったな‥‥ とにかく、事件が起こったときの 真宵ちゃんの位置が重要だ!) |
このあたりにいたはずです。」に合流) | |
成: | ここらへんです! |
裁: | ‥‥‥‥‥‥‥? |
成: |
(マズい! 裁判長、シリが カユそうなカオをしてる‥‥) え、えーと‥‥ あるいはですね。 |
裁: |
ちょっと待ってください! ‥‥おシリがカユいもので。 |
成: | は、はあ。 |
裁: |
その間にもう一度、 あなたも考えなおしなさい! |
成: |
(やっぱり、 ちがってたみたいだな‥‥ とにかく、事件が起こったときの 真宵ちゃんの位置が重要だ!) |
このあたりにいたはずです。」に合流) | |
変わらないと思いますが‥‥?」 | |
成: |
(そう言われると、 変わらない気もするな‥‥ しかし、ここでそれを 認めるわけにはいかない! ) |
状況は、まったく変わります!」に合流) |