成歩堂 龍一…黒 | |
綾里 千尋…赤 | |
綾里 真宵…青 | |
糸鋸 圭介…黄土 | |
裁判長…緑 | |
ゴドー検事…薄橙 | |
須々木 マコ…橙 | |
芝九蔵 虎之介…紫 | |
鹿羽 うらみ…灰 | |
本土坊 薫…桃 | |
五十嵐 将兵…紺 | |
小池 けいこ…黄 |
真: | まだ持ってたんだ、そのバッジ。 |
成: |
そ、そりゃそうだろう。 弁護士なんだから。 |
真: |
いやー、こんなに長く つづくとは思わなかったよ。 あぶなっかしいからねー、 なるほどくんのベンゴ。 |
成: |
(それは、真宵ちゃんの霊媒も 似たようなモノだと思うけど) |
真: |
それにしても、 なるほどくんのニセモノかあ。 |
成: | メーワクな話だよな。 |
真: |
あ。でも、モノマネされる 芸能人は一流だっていうじゃない! |
成: |
”モノマネ”じゃなくて ”ニセモノ”だしなあ。 ヒトが有罪になってるんだ。 ‥‥シャレにならないよ。 |
真: |
芸能人になればよかったのにね、 なるほどくん。 |
成: |
(‥‥それは マッタク関係ないと思う) |
成: |
どうなの? 霊媒師の 修行のほうは。 |
真: |
‥‥うん。ちゃんと 打たれてるよ。シャワーに。 |
成: |
それは”浴びてる”って 言うんだよ。滝のほうは? |
真: |
ちょっと、お休み。 なんかね。ダメなんだ、今。 |
成: |
(1年前の、あの事件から‥‥ 修行している真宵ちゃんを 見なくなった。 ”迷っている”‥‥千尋さんが そう言ってたっけ‥‥) |
成: |
‥‥こないだの裁判で、 また助けてもらっちゃったな。 |
真: |
いいね、なるほどくんは お姉ちゃんに会えて。 |
成: | え‥‥ |
真: |
あたしたち‥‥霊媒中は、 イシキがとぎれちゃうから。 |
成: |
‥‥そういえば、 そうだったね。 あ! でも‥‥ 千尋さんに会いたかったら、 春美ちゃんに呼び出して もらえばいいじゃないか。 |
真: |
ううん‥‥ それは、できないよ。 はみちゃんに、シンパイ かけちゃうからね。 |
成: |
(‥‥真宵ちゃんも、 いろいろ考えてるんだな。 ‥‥見かけによらず) |
真: |
ケッキョク、まだ思い出せないの? ゴドー検事のコト。 |
成: |
い、いやいや。だから、 ぼくのほうは知らないんだよ! |
真: |
なんだか、なるほどくんに 恨みでもあるみたいだし。 気をつけてね。 コーヒー好きはハラ黒いから。 |
成: | 勝手なコト言うなよ。 |
真: |
めずらしいよね、 イトノコさん。 有罪が決まった事件を ほじくり返すなんて。 |
成: |
たしかに。いつも目の前の事件 だけでアップアップしてるのに。 |
真: |
忙しいわ給料は安いわで、 コートもかえないし。 |
成: |
(”替えない”なのか ”買えない”なのか‥‥?) |
真: |
マコちゃん‥‥2回目だね。 殺人容疑でつかまるの。 |
成: |
もう、1年以上たつのか。 この前の事件から‥‥ あのころは、婦人警官の 制服を着ていたっけ。 |
真: |
イトノコさんのブカだって 言ってたよね、たしか。 ‥‥今度も、 ゼッタイ助けてあげようね! |
成: | どうかな。これなんだけど。 |
真: |
うーん‥‥ さすがのあたしも、この世のすべて を知ってるワケじゃないからねー。 それについては、なんとも 言えないな。さすがのあたしも。 |
成: |
(そこまでキタイしてない) |
警察署・刑事課 | |
真: |
うーん、ひさしぶりだなあ。 警察署に来るのも。 |
成: |
‥‥イトノコ刑事、 いないみたいだ。 |
真: |
ヒトをはたらかせておいて、 イイ気なもんだね。 |
成: |
いやいや。裁判所やら何やら、 動き回ってるんじゃないかな。 この事件の再審理をするために。 |
真: |
やれやれ。先に留置所で ハンニンの話を聞こうか。 |
成: |
ハンニンって言うなよ‥‥。 |
マ: |
あ、そのバッジ! ‥‥ホンモノッスか? |
成: | ほ、ホンモノだよ! |
マ: |
一度ダマされたニンゲンは、 うたぐり深くなるッス。 貸してくださいッ! |
成: | あ‥‥ |
‥‥かりっ! | |
真: | バッジを噛んでるよ。 |
マ: | ちょっぴり歯形がついたッス。 |
成: | はあ。 |
マ: |
‥‥それが何をイミするのか わからないのがツラいところッス。 |
成: |
‥‥はあ。 (ホンモノなのに) |
マ: | 去年は、お世話になりました! |
真: |
よかったよね! この前の事件、ムザイになって。 |
マ: | 今年もよろしくおねがいします! |
真: |
‥‥ムザイになるといいね。 今回の事件も。 |
マ: |
あ‥‥イトノコセンパイ! 警官時代は、さんざん メンドウを見てもらったッス! |
成: | 最近は会ってないの? |
マ: |
ううん‥‥ウチのレストランには 来てくれないッスねー。 |
真: |
しょうがないかな。 フランス料理だもんね。 イトノコさんの主食は ソーメンだから。 |
マ: | とっても、すずしげッスね! |
成: | (まずしげ、とも言う) |
マ: |
スズキ、どんなコトがあっても、 くじけないッス! |
真: |
いつも前向きだよねー、 マコちゃん。 |
マ: |
”マコ”という名前は、 ”マけないコ”というイミッス! |
真: | え。そうだったんだ。 |
マ: |
そしてスズキ、どんなコトからも、 逃げないッス! |
真: |
いつも強気だしねー、 マコちゃん。 |
マ: |
”マコ”の名前のもう1つのイミは ”マっコう勝負”ッス! |
真: |
”マっコう勝負”だって、 なるほどくん。 |
成: | ‥‥なるほど。 |
マ: |
たしかに、このスズキ。 ムカシは婦人警官だったッス。 でも今は、とらわれの身。 なんの情報も入ってこないッス。 今の自分にわかるのは、 レストランのメニューぐらいッス。 |
真: |
グチっぽくなっちゃったよ。 マコちゃん。 |
マ: |
たしかに、このスズキ。 ムカシは婦人警官だったッス。 でも今は、とらわれの身。 なんの情報も入ってこないッス。 今の自分にわかるのは、前科者と 店の常連さんだけッス。 |
真: |
グチっぽくなっちゃったよ。 マコちゃん。 |