成歩堂 龍一…黒 | |
綾里 千尋…赤 | |
綾里 真宵…青 | |
糸鋸 圭介…黄土 | |
裁判長…緑 | |
ゴドー検事…薄橙 | |
須々木 マコ…橙 | |
芝九蔵 虎之介…紫 | |
鹿羽 うらみ…灰 | |
本土坊 薫…桃 | |
五十嵐 将兵…紺 | |
小池 けいこ…黄 |
成: |
見ず知らずのヒトのコーヒーに、 毒なんか入れませんよね? マコちゃんと被害者のあいだに‥‥ いったい、何があったんですか? |
本: |
き、きっとカンケイないわよ。 そんなコト。 ケ・セラ・セラ。‥‥他に 理由があったんじゃないかしら。 |
成: |
(‥‥マコちゃんに、何か 動機があったとして‥‥ なぜ、このシェフが 必死にかくそうとするんだ? そして、もう1つ‥‥ あの勾玉、どこで 落としちまったんだろう‥‥ ロックが見えるということは、 近くにあるはずなんだけど‥‥) |
真: |
あれ、貸してるだけだからね。 ちゃんと見つけるんだよ、 なるほどくん! |
成: |
(く、くれたんじゃ なかったのか‥‥) |
本: |
そんなの見せなくても、 だいじょうぶよお。 ムッシュ・ナルホドーでしょ。 ‥‥ウデの悪い弁護士さん。 |
成: |
(しっかり、まちがって インプットされているな‥‥) あの‥‥前に会ったときも、 このバッジ、つけてました? |
本: |
ウイ。こないだも 見せてたでしょ、それ。 |
真: |
ニセモノも、それを見せるのが 好きみたいだね。 |
本: |
シロートのワタシが 言うのもアレだけど。 こないだの、あなたの弁護は どうかと思ったわあ。 |
成: | ‥‥はあ。 |
本: |
あれだったら、コトバの通じない フランス人のほうがマシね。 見た目がカッコイイし。 |
真: |
いったい、どんなブザマな 弁護をしたんだろうねえ。 |
本: |
アナタが口を開くたび、 法廷がザワめいていたわぁ。 |
成: | (うう‥‥想像したくない‥‥) |
成: |
このスポーツ新聞‥‥ そこのラックにあったんですけど。 |
本: |
お客さんが置いていったみたい。 捨て忘れてたのね。 |
真: |
だれが置いていったか、 ココロあたり、ありませんか? |
本: |
ワタシが関心あるのは、 食あたりだけなのよお。 |
本: |
‥‥オー・ラ・ラ。アナタ、 とってもいいエガオじゃない! |
真: | え! そうですか? |
本: |
やっぱり、アタシたち女性は エガオがダイジよねえ! |
真: | そ‥‥そうですよね。 |
本: |
アルバイトがしたくなったら いつでも、おいでなさいな。 |
本: |
モン・デュ! ステキな マドモワゼルね‥‥! |
真: |
あ! あたしの お姉ちゃんなんですよ! |
本: |
あらあら。セ・ラ・ヴィ! そおねえ‥‥ アナタにも、お姉さんには ないミリョクが、きっとあるわ。 |
真: | は、はあ。 |
本: |
だから、ムネを張って 生きていきなさいな。 くじけちゃダメよ! オーエス! オーエス! |
真: |
‥‥なんで、なぐさめられなきゃ ならないんだろ。 |
本: |
こう見えても、パリのお店で 5年間、みっちり修行したのよォ。 |
真: | へええ。スゴいですねー! |
本: |
そのお店のシェフのヒトコトで、 自分のお店を開く決心をしたの。 |
成: | なんて言われたんですか? |
本: |
『あと10年修行が必要だ』って。 やってられないでしょ? だから 帰ってきちゃったのよねえ。 |
成: | これなんですけど‥‥ |
本: |
フェリシタシオン! メ‥‥ケスク・セ? |
成: |
え‥‥! み‥‥、みー・とぅー。 |
真: |
なるほどくん。 テキトーに返事しない! |
成: |
あの‥‥ちょっと、お話を うかがいたいんですけど‥‥ |
五: | ‥‥‥‥‥‥ぷいっ。 |
成: | あの、すみません。 |
五: | 食らえッ! このハトめらッ! |
成: |
(ダメだ‥‥ゼンゼン 相手にしてくれない‥‥) |
真: | あの‥‥これなんですけど。 |
マ: |
あれ。真宵さん、 アルバイト探してるんですか? あ! ウチの店長なら きっと、やとってくれるッスよ! |
真: | え。あ、あたしですか? |
マ: |
ウエイトレスさん、 けっこう楽しいッスよ。 それに、キッチンには 店長のヒミツがあって。 |
真: | ヒミツ‥‥? |
マ: |
コッソリ見てみるといいッス。 ちょっと、オモシロイから。 |
真: |
‥‥なんか、急に やってみたくなってきた。 |
マ: |
店長ッス! ホンドボーさん。 |
成: |
なんというか‥‥ 個性的なヒトだね。 |
マ: |
キョーレツなオーラを感じるッス! シェフとしても、ヒトとしても。 |
成: |
たしかに、感じるなあ。 ‥‥キョーレツなアロマを。 |
真: |
あの、店長さんも 見てないんですか? ハンニン‥‥ |
マ: |
そうみたいッス。 まあ‥‥店長は、ずっと キッチンにいましたから‥‥ |
真: |
<<クリーニング・ボンバー>> ‥‥ねえ。 |
成: | それに、<<イッセンマン>>だぞ。 |
真: |
なんか、どこか引っかかるね。 <<クリーニング・ボンバー>>。 |
成: |
たしかに‥‥ 気になる名前だよなあ。 |
真: | 今日び<<ボンバー>>だもんねえ。 |
成: |
(‥‥そういうイミじゃ ないんだけど‥‥) |
真: |
とにかく、ちゃんと調べて みたほうがいいね! |
成: | どうかな。このヒトなんだけど。 |
真: |
うーん‥‥ さすがのあたしも、世界中のみんな とトモダチ、ってワケじゃないし。 そのヒトについては、なんとも 言えないな。さすがのあたしも。 |
成: |
(そこまでキタイしてない) |