第3話『逆転のレシピ』第2回法廷(その1) −横道−

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成歩堂 龍一…黒
綾里 千尋…赤
綾里 真宵…青
糸鋸 圭介…黄土
裁判長…緑
ゴドー検事…薄橙
須々木 マコ…橙
芝九蔵 虎之介…紫
鹿羽 うらみ…灰
本土坊 薫…桃
五十嵐 将兵…紺
小池 けいこ…黄
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(吐麗美庵で何があったか?)
本: 『事件があったとき、お客さんは
2人っきり、だったわねえ。』(証言1)
『あの日‥‥実はウチ、インテリアの
改装工事をしてたのよォ。』(証言2)
『テーブルのあいだに、大きな
カガミが置かれたりしたわぁ。』(証言3)
『あのオジさん、それを
見ちゃったんじゃないかしらねェ。』(証言4)
『カップの手に、イヤホンにメガネ。
ゼンブ、左右が逆だったんだから。』(証言5)

(「証言1」をゆさぶる)
成: その、”2人のお客さん”
というのは‥‥?
本: モチロン、亡くなった
若い男のコと‥‥、
もう若くない男のコの
フ・タ・リ。
裁: ふむう‥‥きのうの証人、ですか。
成: (マコちゃんが見た
”もう1人の客”‥‥
やはり、その存在を認める
つもりは、ないみたいだな‥‥)
真: 何か、証拠がないとねえ‥‥。
成: しかたない。他のところを
攻めるとするか。

(「証言2」をゆさぶる)
成: い‥‥インテリアの‥‥?
初めて聞きましたけど‥‥
本: あら。そうだったかしら。
成: どうして今まで、
ダマっていたんですか!
本: おかしいわねえ。まっ先に
話したつもりだったのに‥‥
裁: ちょっと、いいですかな。
その。インテリア、というのは
やはり、インテリゲンチャの‥‥
成: いえいえ。インテリアというのは、
”内装”のコトです。
カベとか床のジュータンとか、
家具とか‥‥
裁: ‥‥ああ、はいはい。
そっちですか。
本: もうちょっと、オトメな感じに
したくって。
ダイタンに模様がえ
しようと思ったのよぉ。

(「証言3」をゆさぶる)
成: ”大きなカガミ”‥‥というのは、
どれぐらいの?
本: はばが4メートル、高さは‥‥そう
2メートルぐらい、かしら。
成: (‥‥でけェ!)
本: 天井に、バーンと
はってやろうかと思ったワケね。
成: て、天井‥‥ですか?
(カガミなんて、あったっけ?)
本: まあ‥‥ケッキョク、
やめちゃったんだけど。
成: (どうする? もっと詳しく
聞いてみるか‥‥?)

(「やめておく」を選択)
成: (そこまで大きなカガミについて
ウソをつくはずがない‥‥
きっと、カガミは店内に
あったんだろう)
ゴ: ‥‥‥‥‥
裁: ふむう‥‥。大きなカガミに、
被害者の姿が写った‥‥と。

(「証言3」をゆさぶる)

(「さらにゆさぶる」を選択)
成: そんな大きなカガミがあったら、
だれかが証言するハズです!
五十嵐さんも、被告人も‥‥
ヒトコトも言っていません!
本: そ、それは‥‥

(ゴドー検事「異議あり!」)
ゴ: ‥‥聞かなかったアンタが
ワルいぜ、まるほどう‥‥
成: なんですって‥‥
ゴ: 事件の前日‥‥、たしかに
カガミは吐麗美庵に届いている。
成:え‥‥!
ゴ: インテリアの改装は、たしかに
行われたのさ。
まあ‥‥そのカガミは
使われなかったようだが。
成: (‥‥アヤしすぎるな‥‥
たとえ、カガミが吐麗美庵に
届けられていたとしても‥‥
それが店内にあったかどうかは
立証されていない!)
ゴ: クッ‥‥! ニラむなら、
カガミの中の男にすることだ。
‥‥きっと、アンタをニラみ返して
くれるコトだろうぜ‥‥。
裁: ふむう‥‥。大きなカガミに、
被害者の姿が写った‥‥と。

(「証言4」をゆさぶる)
成: ふつう‥‥気がつきませんか?
カガミなんですから。

(ゴドー検事「異議あり!」)
ゴ: <<ふつう>>‥‥か。そんな
コトバに、なんの重みがある?
コトなかれ主義者の
泣きゴトよりタチが悪いぜ。
成: ‥‥どういうことですか?
ゴ: ”ふつう、あり得ない”
‥‥そんなコトを言い出したら、
そんなギザギザな弁護士や、
チョンマゲのおじょうちゃん‥‥
それに、こんな仮面をつけた
検事に‥‥居場所なんかねえぜッ!
成: ぐ‥‥ッ!
真: いくらなんでも
チョンマゲはないでしょッ!
裁: まあ‥‥たしかに。
”ふつう”というコトバは、
なんのコンキョにも、なりません。
本: じゃあ‥‥これで、
スジはとおったワケよねえ‥‥。

(「証言5」をゆさぶる)
成: 見たもの、ゼンブ‥‥ですか。
本:ウイ。
真: ‥‥マメのオジさんの証言、
もう一度、思い出してみようよ!
成: (あのおジイさんが、セイカクに
なんと言ったか‥‥?)

五: 『ヤツは、メガネをかけたほうの耳に
ラジオのイヤホンをハメとった!
まちがいないぞ! ブチこんで
やがったのさ。左の耳にな!
そしてそのまま、その手で
コーシーを飲んだ。左手でなッ!』

真: ‥‥これが、カガミに写っていた
姿だったのなら‥‥
”左”だったのが、みんな”右”に
なるワケだよね。
成: (それで‥‥この証言、おかしな
ところはなくなるのか‥‥?)
ゴ: クッ‥‥!

(証言後の一言)
成: (‥‥それにしても、
”カガミ”なんて‥‥)
真: マメのオジさん。カガミに写った
姿を見ただけなの?
成: そうなると‥‥あの証言に、
ムジュンがなくなるよ。
真: マコちゃんの立場が、
悪くなっちゃうね!
あのオジさんの証言‥‥
もっと、よく考えてみようよ!



(”カガミ”について)
本: 『カガミは、テーブルの列を2つに
わけるように置いてあったの。』(証言1)
『カガミに写った被害者を見ることが
できる席は、ひとつしかないわね。』(証言2)
『それは、被害者のトナリよお。
そこが、オジさんの席だったのね!』(証言3)
『事件が起こって、さすがにジャマ
だったから、カガミをどかしたの。』(証言4)
『でも、他のモノにはいっさい、
手を触れていないわあ。』(証言5)

(「証言1」をゆさぶる)
成: 上面図でカクニンすると‥‥
ここですね?
本:ウイ。
成: ”うい”じゃありませんよ!
なんでこんなジャマなところに
カガミなんか‥‥!

(ゴドー検事「異議あり!」)
ゴ: ‥‥アンタに”ジャマ”を
語る資格はねえぜ。
成: はい‥‥?
ゴ: 目ざわりなところに
立ちやがって‥‥
成: いやいや! ここ、
ぼくの席ですから‥‥!
ゴ: あのレストランの基本スタイルは
『客がいない』ってトコだ。
‥‥一時的にカガミがあっても、
ジャマにはならねえさ。
アンタとちがってな。
‥‥まるほどう。
本: とにかく、カガミは
置いてあったワケなのよぉ。

(「証言2」をゆさぶる)
成: それは、どこですか!
本: あらあら。そんなに
身を乗り出しちゃって。
おネエさん、年下キラーだから‥‥
もっと、ジラしちゃおうかしら。
裁: 証人! 知っているコトは
さっさと証言するように!
本: おネエさん、オジサマキラーだし。
さらにジラしちゃおうかしら。
裁: むぐぐぐ。
ゴ: オレにはアツいコイビトがいる。
‥‥いくらでも、待つぜ。
真: アツいコーヒー飲んでるよ‥‥。
本: カガミに写った被害者を見るコトが
できるテーブル‥‥

(「証言3」をゆさぶる)
成: どうして、そういうコトに
なるんですか?
本: だ・か・ら。‥‥上面図を
見れば、わかるでしょお?
被害者の姿は、こんなふうに
カガミに反射するワケだから‥‥
ホラ。トナリにいれば、
ハッキリ見えるじゃない!
真: マメのオジさん、あの席に
座ってたワケだね。
‥‥事件が起こったとき。
成: (オジさんが、被害者のトナリに
座っていた‥‥
なんか、おかしくないか‥‥?)

(「証言4」をゆさぶる)
成: それは‥‥イガラシさんが
警察を呼びに行っているあいだに?
本: そうよお。お店のソトに
運びだしたわけ。
成: そんなデカいカガミ、ひとりで
持てたんですか?
本: おネエさん、モテモテだから。
成: ‥‥‥‥‥‥
ゴ: ククッ‥‥。
真: ご‥‥ゴドー検事が笑ったよ!
裁: まあ‥‥‥、その体格なら
可能でしょうなあ。
証人。他に、現場から
動かしたモノはありますかな?
本: セワ好きなオンナに
見えるでしょ? ワタシ。

(「証言5」をゆさぶる)
成: まちがいありませんね?
本: カガミをどかした以外は、
何も触ってないの。
成: ‥‥‥‥‥‥
裁: 弁護人? 何か現場に、おかしな
点でもあるのですかな?
成: (ハッキリしないんだけど‥‥
何かモヤモヤするような‥‥)
ゴ: クッ‥‥! 弁護士さんは
ムネヤケ‥‥みたいだぜ。
本: そんなときはコレ。ローズマリーと
ミルラとレモンのエッセンスを‥‥
ゴ: コーヒーにいれて、
飲んでみるがいいぜ。
成: (とにかく、何か証拠を
探すしかない、か‥‥)

(証言後の一言)
真: やっぱり‥‥おかしいよね?
そんなにおっきなカガミのコト、
ダレもなんにも言わない、なんて。
マコちゃんも、
マメのオジさんも‥‥
成: ”吐麗美庵の店内に、カガミなんか
なかった‥‥”
たしかに、そう考えるほうが
自然だな。
(なんとかして、立証しよう!
店内に、カガミはなかった‥‥)



裁「この写真に”あるべきでない
もの”‥‥とは!」

(間違った場所を選択)
成: ”あるべきでないもの”
‥‥もちろん、コレです!
裁: ‥‥どれ、ですかな?
よくわかりませんでした。
成:え‥‥。
ゴ: クッ‥‥! しかたねえ。
オレが教えてやろうか‥‥
”あるべきでないもの”
‥‥それは‥‥ッ!

(待った!)
成: や、やっぱり
考えなおします!
(コーヒーの雨に打たれそうな
予感がする‥‥)

(ペナルティ)
裁: ‥‥それでは、気を取りなおして。
証人。もう一度、最初から
証言をおねがいします。
本: ウイ。よろこんで‥‥!

(証言に戻る)



成「‥‥この証拠と、アキラカに
ムジュンしますからね!」
成: ‥‥いかがですか!
裁: そうですなあ‥‥。
”アキラカなムジュン”と
言ったワリには‥‥
そうでもなかったですね。
成: ‥‥はあ。
裁: 次回チャレンジするときは、
そのへんを考えるように。
成: じ‥‥”次回”‥‥?
(ハズレ‥‥ってコトか‥‥)

(ペナルティ)
裁: ‥‥それでは、気を取りなおして。
証人。もう一度、最初から
証言をおねがいします。
本: ウイ。よろこんで‥‥!

(証言に戻る)



成「イガラシさんが見た、”被害者”の
ムジュン。‥‥その原因は‥‥!」

(「証人のカンちがい」を選択)
成: カンタンに考えれば、証人の
カンちがい、ではないでしょうか。
ゴ: まるほどう‥‥
そもそも、このムジュンを
持ち出したのは、キサマだぞ。
成:え‥‥
ゴ: ジイさんの証言を”カンちがい”で
すませるならば‥‥
そこのウエイトレスは、今すぐ
有罪じゃねえか!
裁: 今すぐ有罪に
しておきましょうか? 弁護人。
真: カンタンに考えすぎだよ、
なるほどくん!

(ペナルティ)
成: す、スミマセン。
カンちがいは、ぼくでした‥‥
裁: もう一度! よく考えてください!

(成「‥‥わかりました。」に合流)

(「耳鼻科医師のカンちがい」を選択)
成: ここは、発想を逆転させて‥‥
耳鼻科のカンちがいだったのでは!
裁: ‥‥はい?
成: つまり、左耳のコマクが破れて
いたのは、医者のカンちがいで‥‥

(ゴドー検事「異議あり!」)
ゴ: 検死の結果は、きのうの裁判で
報告されたぜ、まるほどう‥‥
左耳のコマクが破れて、ついでに
クスリが検出された、と‥‥!
裁: あなたのコマクが破れていないか
シンパイになってきました。
真: こんなところで発想を
逆転して、どうするの!

(ペナルティ)
成: す、スミマセン。
カンちがいは、ぼくでした‥‥
裁: もう一度! よく考えてください!

(成「‥‥わかりました。」に合流)