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成歩堂　龍一…黒
綾里　千尋…赤
神乃木　荘龍…薄橙
御剣　怜侍…茶
裁判官…黄
無久井　里子…紫
尾並田　美散…緑

表セリフ集「始まりの逆転」第１回法廷（その２）を見る （別ウィンドウで出ます）

	（おぼろ橋で何があったか？）
糸：	『じつは、この事件には れっきとした目撃者がいたッス。』（証言１） 『目撃者がグーゼン撮った写真ッス。 きっちりマフラーを巻いてるッス。』（証言２） 『事件当時は小雨がパラついてたので ちょっと、ボヤけてるッスけど。』（証言３） 『犯人は、押し倒した被害者の背中に またがって、ナイフを刺したッス！』（証言４） 『‥‥おそらく、マフラーはそのとき はずれたと考えられるッス。』（証言５）
	（「証言１」をゆさぶる）
千：	その<<目撃者>>というのは‥‥？
糸：	女子大生ッス！
千：	‥‥女子大生‥‥？
糸：	そッス！ 女子で、かつ大学生ッス！ 彼女、人前に出るのがニガテなので かわりに自分が来ちゃったッス。
千：	しかし！　弁護側には、 目撃証人を尋問するケンリが‥‥
	（御剣怜侍「異議あり！」）
御：	今の時点で、証人のコトバは 必要なし。‥‥それだけだ。
千：	ど、どういうことですかっ！
御：	‥‥こちらには、 決定的な証拠品がある。 女子大生のアイマイな証言など、 まったく不要！
裁：	女子大生、ですか‥‥
糸：	女子で、かつ大学生ッス！
御：	彼女の証言が聞きたければ‥‥ その必要性を作り出すことだ。
千：	くぅぅ‥‥。
裁：	それで、その”決定的な証拠” というのが‥‥？
	（「証言２」をゆさぶる）
千：	（たしかに‥‥被害者は マフラーをしているわね‥‥） ところで‥‥この写真を 撮った<<目撃者>>ですけど‥‥ 何をしていたのかしら？ ‥‥こんな、山の中で。
糸：	なんでも、野草の 撮影をしていたらしいッス。
御：	あの山には、野生の薬草が多い。 周辺に住む人々によれば、 吾童山に宿る霊気のせいだ、とか。
裁：	れれれ、霊気！ そういえば、この写真‥‥ ボンヤリ、けむって見えるのは‥‥ オバケですか！　私は信じません！
糸：	いやいや。それはたぶん‥‥ オバケじゃないと思うッス。
	（「証言３」をゆさぶる）
千：	小雨‥‥ですか。
糸：	そッス。細かい雨がシトシトと、 かなりシメっぽかったッス。 ‥‥ま。この法廷のムード ほどじゃなかったッスけど。
千：	‥‥‥‥
御：	‥‥‥‥‥‥
裁：	‥‥‥‥‥‥‥‥
糸：	‥‥さらに シメっぽくなっちまったッス。
御：	とにかく‥‥。 現場付近は少し、ぬかるんでいた。 キリも出ていたようだ。
糸：	自分も橋の上でシリモチついて、 エラいコトになったッス。
	（「証言４」をゆさぶる）
千：	それも、<<目撃者>>の証言ですか？
糸：	もちろん、そッス。 犯人に背中を”ドン”と押されて、 そのまま、うつぶせに倒れたッス！
裁：	ぬうううう‥‥。 私にも、おぼえがありますね。 そういうコト。
千：	‥‥‥‥‥‥ （そういう場面を見たのか、 だれかに背中を押されたのか？ それとも、いっそだれかの 背中を押したのか‥‥？ ナゾの多い裁判長ね‥‥）
神：	クッ‥‥！ アンタ、ニラメッコの相手を まちがえてるぜ。
千：	え‥‥
神：	‥‥見ろよ。 法廷記録が、さみしがって‥‥ ぬれちゃってるぜ。
千：	きゃあ！　こ、コーヒーを こぼさないでください！ （法廷記録‥‥か‥‥）
	（「証言５」をゆさぶる）
千：	つまり‥‥犯人と被害者は もみ合ったわけですか？
糸：	目撃者も、そう言ってたッス。 ま。マフラーのコトは おぼえてなかったみたいッスけど。 かなりハゲしく争ったと 考えられるッス。
千：	（現場は、小雨でぬかるんでいた。 たぶん、橋の上も‥‥ だから、マフラーにドロが ついているワケだけど‥‥ どこか‥‥何かが ココロに引っかかるわ‥‥）
	（証言後の一言）
神：	‥‥おそれいったぜ。 あんな写真まであったとはなァ。
千：	わ‥‥私、どうすれば‥‥！
神：	これでも‥‥まだ、 信じるってのか？　あの死刑囚‥‥
千：	も、もちろんです！
神：	クッ‥‥！　コネコちゃんは メルヘンがお好き、か‥‥。 それなら、コタエはカンタンだ。 アンタの信じていることが <<真実>>ならば‥‥ この証言の中に、かならず かくれているハズだろうぜ。 でっかいムジュンが、１ヶ。 ‥‥それだけのコトさ。
	裁「このトランクの写真のどこが‥‥ 事件当日の状況とムジュンするか！」
	（間違った場所を選択）
千：	それは、モチロン‥‥ このへんです！　‥‥たぶん。
裁：	‥‥いかがですか、御剣検事くん！
御：	どうやら‥‥弁護人にも トランクが必要らしい。
千：	え。
御：	ニガい思い出を詰めこんで、 この街を旅立つためのトランクが。
裁：	ぬうううう‥‥さすが、天才と 言われるだけのコトはある。 なかなか シャレたことを言いますね。
千：	（どうやら‥‥ ゼンゼンちがったみたいね）
	（ペナルティ）
神：	安心するんだ‥‥コネコちゃん。 どんな思い出も‥‥コーヒーの ニガさにゃ、かなわねえだろうぜ。
千：	（‥‥とにかく、もう一度 考えなおすの、千尋！）
裁：	‥‥それでは、もう一度 うかがいましょう‥‥。
	（裁「このトランクの写真のどこが‥‥ 事件当日の状況とムジュンするか！」に合流）
	千「おぼろ橋の上はドロで汚れていた。 その証拠は‥‥！」
	（間違った証拠品を選択）
千：	その証拠は‥‥っ！
神：	待ちな。
千：	な、なんですか！ 今、いいところなんですから‥‥
神：	その証拠を提出する‥‥ そいつは、まるで‥‥そうだな。 １００階の屋上から、煮えたぎった マグマに飛びこむようなもんだぜ。 ‥‥クビに１０トンの岩を くくりつけて、な。
千：	どういうことですか？
神：	ヒトコトで言えば‥‥、 自殺行為、ってコトだ。
千：	（最初からヒトコトで 言ってほしかったな‥‥）
御：	‥‥人生相談は 終わったかな？　弁護人。
千：	は‥‥はい。 思いとどまるコトにしました。
裁：	人生は長くありません。 早めに考えなおしなさい。
	（ペナルティ）
千：	‥‥とにかく！　弁護側には 立証の用意があります！
	（千「おぼろ橋の上はドロで汚れていた。 その証拠は‥‥！」に合流）
	千「このムジュンにおける、 <<ニセの手がかり>>‥‥それは！」
	（「目撃写真」を選択）
千：	<<目撃者>>が撮ったという この写真ですが‥‥ たしかに、囚人服のオトコと、 コートを着た女性が写っています。 しかし‥‥！　この写真だけでは、 それ以上のことはわかりません！
	（御剣怜侍「異議あり！」）
御：	写真の人物が‥‥ 被告人と被害者ではない、とでも？
千：	そ、その可能性は じゅうぶん、あります！
御：	”囚人服”と”婦人警察官”‥‥ 変わりダネのカップルがもう一組、 おぼろ橋でデートしていた、と？
千：	そ、その可能性は‥‥ 少し、あるかも‥‥
神：	みっともねえぜ‥‥コネコちゃん。
千：	か‥‥神乃木さん！
神：	もっと‥‥アキラカに アヤシイ手がかりがあるはずだ。 もう一度、考えてみるんだな。
裁：	証拠なき告発には、これより ペナルティを与えますぞ！
千：	（ううう‥‥泣くのは ウチに帰ってからよ、千尋！）
	裁：	とにかく‥‥！
	（裁「この私の法廷で<<ニセの手がかり>> など、認めません！」に合流）
	（「トランクの死体」を選択）
千：	被害者が犯人ともみ合い、 橋の上に倒されたのなら‥‥ そのコートは、汚れていなければ ならないのです。 すなわち！　このトランクから 発見された死体は‥‥ 美柳　勇希さん‥‥ 被害者ではなかったのです！
	（ざわめきが起こる）
裁：	い‥‥いかがですか、 御剣検事くん！
御：	ふぅ‥‥異議あり。
裁：	ぬううううう‥‥。 タメ息まじり、かつ小声ですか。
御：	美柳　勇希は警察の人間‥‥ しかも、巡査部長だ。 その身元のカクニンを、 まちがえるワケがないではないか。
千：	うううう‥‥ （そりゃ、そうよね‥‥）
裁：	証拠なき告発には、これより ペナルティを与えますぞ！
千：	（ううう‥‥泣くのは ウチに帰ってからよ、千尋！）
裁：	とにかく‥‥！
	（裁「この私の法廷で<<ニセの手がかり>> など、認めません！」に合流）
	（目撃写真について）
里：	『わたし‥‥おカメラで、 お野草の撮影をしていましたの。』（証言１） 『吊り橋のまん中に、２つの人影が。 なんとなく、拝見しておりました。』（証言２） 『そうしたら！　いきなり 争いをお始めになられたのです！』（証言３） 『わたし、急いで決定的瞬間を お写真に撮りましたの。』（証言４） 『それから、警察のみなさまに、 お電話をさしあげました。』（証言５） 『被害者は、犯人に背を向けて、 お逃げになったのですが‥‥』（証言６） 『１０メートルほどで追いつかれて、 お背中から、お刺されに。』（証言７）
	（「証言１」をゆさぶる）
千：	”お野草”‥‥ですか？
里：	春の吾童山は、それは うつくしくて。おすすめですの。
千：	あの‥‥２月ですけど、今。
里：	わたし、春まで 待ちきれなくなってしまって。
裁：	ぬううむ、わかりますなあ！ この私なども、 ヒゲを伸ばし始めたころ‥‥ 伸びきるまで待ちきれず、 つけヒゲをしていたものです。
御：	‥‥そろそろ、事件のことを 話していただこうか。
	（「証言２」をゆさぶる）
千：	何か、変わったところでも あったんですか？　その２人。
里：	わたし‥‥いけない子ですのね。 吊り橋の上で、シンコクそうな お話をしているようでしたので‥‥ つい、盗み見てしまいましたの。
裁：	いやいやいや！ そのキモチ、よおくわかりますぞ！ 私も、ヒトのケンカが大好き。 もお、目がないほうでしてな。 ‥‥ま。そのおかげで、 このシゴトを選んだワケです。
千：	（聞いてないわよ！）
御：	‥‥まあ、この２人を目にとめる のは、自然ではないだろうか。 なんと言っても、 このカッコウだからな‥‥。
里：	とにかく、わたし‥‥おふたりを あたたかく見守っていましたの。
	（「証言３」をゆさぶる）
千：	その”争い”の原因は わかりましたか？
里：	え‥‥もちろん、存じませんわ。 どうしてですの？
千：	その２人の話している声が 聞こえたかな、と思って‥‥
里：	‥‥‥‥‥‥
千：	‥‥！
千：	わたし‥‥ヒトさまのハナシを 盗み聞きするなんて‥‥ そんな、はしたない子じゃ ありませんのよ！
裁：	あなたといっしょに しないように！
千：	（うぐぐぐ‥‥）
	（「証言４」をゆさぶる）
千：	どうして、写真を‥‥？
里：	お２人が、あまりに すごいイキオイでしたので‥‥ わたし‥‥小さいころ、新聞記者に あこがれていたものですから‥‥ こんなとき、記者ダマシイが お目ざめになってしまうのですね。
千：	（かぎりなく、ウソっぽい‥‥）
裁：	いやいや！　ありますなあ、 そういうコト。 私も、いまだにムカシのユメを 捨てきれず、 マゴを相手に、小ばなしを ヒロウすることがありますぞ！
千：	（裁判長、落語家がユメだったのね ‥‥どうでもいいけど）
里：	わたしにできることは、 お写真を撮ることだけでした。 決定的な瞬間を撮って、警察の みなさまに提出いたしましたの。
	（「証言５」をゆさぶる）
千：	あなたが‥‥事件の通報を？
里：	ええ。犯人のかたが、逃げて しまいそうだったものですから。
御：	‥‥通報が入る前から、ワレワレは すでに、動いていた。 被害者のメモを発見したため、 検問の手配の最中だったのだ。
裁：	ぬううううう‥‥。犯人にとっては 運がなかったワケですな。
	（「証言６」をゆさぶる）
千：	被害者は‥‥ なぜ、逃げたのでしょう。
里：	え‥‥
千：	女性とはいえ、巡査部長です。 背中を向けて逃げるなんて‥‥
	（御剣怜侍「異議あり！」）
御：	相手は、体格のいいオトコで、 ナイフを持っていた。 キミが相手ならいざしらず、 フツウの女性の相手ではなかった。
千：	（”キミ”と来たか‥‥）
裁：	私なら、たぶん川に 飛びこんでいたでしょう。
千：	（何か、ひっかかるのよね‥‥）
	（「証言７」をゆさぶる）
千：	被害者‥‥美柳　勇希さんは、 逃げきれなかった、と‥‥？
里：	細い吊り橋でしたし、 かなりゆれていましたから‥‥ 逃げるほうも、追うほうも、 イノチがけだったと思います。 わたしにもっと、チカラがあれば。 お助けできたのに‥‥
裁：	ぬううううう‥‥う。 スジはとおっていますな。
千：	（そうなのかしら‥‥？ どこか、おかしいような‥‥）
神：	クッ‥‥！　その<<違和感>>‥‥ よおく、理由を考えたほうが よさそうだぜ‥‥。
	（証言後の一言）
千：	（尾並田さんが 犯人でない以上‥‥ あの子の証言には、どこかに おかしな部分があるはずよ！）
神：	気をつけるんだ、コネコちゃん。 あの裁判長、ヒゲの先まで あの子に飼いならされてやがる。 ちょっとやそっとじゃ、 崩せそうにないぜ‥‥この証言。
千：	（アキラカにおかしい部分を 見つけないと‥‥！）