成歩堂 龍一…黒 | |
綾里 千尋…赤 | |
綾里 真宵…青 | |
綾里 春美…黄緑 | |
御剣 怜侍…茶 | |
狩魔 冥…水 | |
糸鋸 圭介…黄土 | |
ゴドー検事…薄橙 | |
裁判長…緑 | |
裁判官…黄 | |
矢張 政志…紺 | |
天龍斎 エリス…桃 | |
毘忌尼…橙 | |
葉桜院 あやめ…藤 | |
美柳 ちなみ…紫 |
矢: |
『おぼろ橋のたもとに行ったとき、 彼女はもう、いなかったけど‥‥』(証言1) 『オレ‥‥彼女がシンパイで、 そのへんを探しまわったんだ!』(証言2) 『そして、雪に半分埋もれかけた、 キレイな水晶を見つけたんだよ!』(証言3) 『きっと、あやめちゃん‥‥ かわりのずきんをかぶってたのさ。』(証言4) 『あの晩、水晶をなくしたヤツ、 他にいるワケないだろ? な。』(証言5) |
御: |
‥‥キサマが、燃える橋まで 行ったのは、もしかして‥‥? |
矢: |
決まってるだろ! むかえに 行ったんだよ。あやめちゃんを! オレに会いたいからって、 あいつ‥‥ムリしやがって‥‥ |
裁: |
でも‥‥被告人は、橋のたもとには いなかったのですよね? |
矢: |
いったん、葉桜院に帰ったんじゃ ねえかなあ。 女の子だからさぁ。 おめかししに行ったと思うんだよ。 |
御: |
(‥‥はげしくムジュンしている 気もするが‥‥ 人差し指を持ち上げる 気力もわいてこないな‥‥) |
裁: |
それで‥‥、そのあと あなたは、どうしたのですか? |
御: | ”そのへん”‥‥? |
矢: |
なんといっても彼女、かなり 高く飛んだワケだから。 着地のときにスベって、ケガでも したかもしれねえな、って思って。 オレ、あのボロ小屋に行く途中 デザートのバナナ、食っててさあ。 たしか、その皮をあのへんに 捨てたような気がしたし。 |
御: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (バカか、このオトコは‥‥) それで‥‥<<着地>>の跡は 見つかったのか? |
矢: |
ううん‥‥ よく、おぼえてねえなァ。 それに、オレ自身も何回か転んで、 ワケ、わからなくなっちまって。 |
裁: | 証人が‥‥転んだ? |
矢: |
ホレ。雪に足をとられたり、 バナナの皮ですべったりしてさァ! |
御: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (バカだ、このオトコは‥‥) |
裁: |
まあ、とにかく。<<着地>>のアトは 見つからなかった、と。 それで、どうなったのですか? |
御: | ”埋もれかけていた”‥‥? |
矢: |
水晶は、雪の中にメリ込んでいて、 少し雪がつもっていたんだよ。 ほとんど見えないぐらいだったな。 ‥‥暗かったし。 |
裁: |
しかし‥‥そんなモノを、 よく見つけましたなあ。 |
矢: |
こう見えてもオレ、プロだから。 天才ガードマンなワケよ。 会社から勝手に借りてきた ペンライトでサッと照らしたら‥‥ 雪の中から”キランッ”て。 『わたしはここよ』‥‥みたいな。 |
御: |
たしかに、あやめさんの ずきんの水晶に似ているが‥‥ あの晩‥‥彼女は、ずきんを かぶっていなかったのだぞ。 |
御: |
しかし! ずきんは、ひとりの僧に ひとつずつしか与えられないのだ! |
矢: |
そんなコト、オレが知るかよ! あやめちゃんはトクベツなんだ! かわりのずきん、ちょろまかしても ‥‥オレは、ユルすぜ。 |
御: |
(ハナシにならないな‥‥ いつもどおり) |
裁: |
しかし‥‥こうして、水晶が 落ちていたのはジジツです。 ずきんから落ちたのではないと すれば‥‥いったい、どこから? |
御: | (問題は‥‥それだな) |
御: |
最後に、もう一度 カクニンしておこう‥‥矢張。 キサマが、この人物を <<あやめさん>>と思った理由は‥‥ <<ずきん>>と、この <<水晶>>だったわけだな? |
矢: |
そうさ! オレのカンに マチガイはないぜ! 次の日の朝、ビキニのオバサンに 会ったけど‥‥ ちゃーんと、ブラ下がってたぜ。 彼女のずきんに、水晶。 |
裁: |
‥‥たしかに‥‥。 さっきの尋問でも つけていましたな。 |
御: |
(やはり、この事件‥‥ カンタンに、ほどけそうもない。 この証言のムジュンを暴くのは たやすいことだが‥‥ その先に待つのは、 おそらく‥‥新たなナゾ、だ) |
<<前>>に落とされた、と‥‥)」 | |
御: |
(‥‥やはり、 どう考えてもムリだ‥‥ たしかに、水晶が橋のたもとに 落ちているのは、不自然。 犯人の細工、と考える べきなのかもしれない‥‥) |
冥: |
‥‥どうやら‥‥ 弁護側にも、異議はないようね。 |
裁: |
ぬううううううううう‥‥ いたしかたありませんな。 それでは、以上で‥‥ |
矢: |
なんだよそれ! オイ、御剣! オマエ、 弁護士だろうがよ! ‥‥こんなとき、成歩堂なら‥‥ |
御: | ‥‥‥! |
矢: |
こんなとき、成歩堂なら‥‥ ゼッタイ、あきらめねえぜ! ムリヤリでも、ホントのコトを 見つけてくれるハズさ! |
御: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (そうだったな、成歩堂‥‥ 私は今‥‥、”キミ”として この場にいるのだった。 ‥‥それならば! 私のするべき ことは、1つしかない!) |
立証してごらんに入れよう。」に合流する) | |
落とされたことを立証する証拠を!」 |
|
裁: |
‥‥いかがですかな? 狩魔検事。 |
冥: |
<<類は友を呼ぶ>>‥‥ この国では、そう言うそうね。 ‥‥御剣 怜侍。 お友だちが、あなたを 呼んでいるみたいよ。 |
矢: |
よおォ、御剣ィ! しっかりやれよォ。 |
御: |
(コイツにはげまされるとは‥‥ もう、オシマイだッ!) |
裁: |
‥‥さて、弁護人。 どうしますかな? |
御: |
も‥‥もう一度だ! このままでは帰れぬッ! (被害者が殺害された時刻と、 水晶が落とされた時刻‥‥ どちらが早かったか、立証できる 証拠を探すしかない‥‥!) |
証拠品の提示を命じます!」に合流) | |
葉桜院に運ばれた、その方法を!」 | |
御: |
(ちがう! そうではない‥‥ 現場には‥‥その<<痕跡>>が 残っているではないか! とにかく、今は このまま、突き進むしかない! ‥‥それが、私の依頼人にとって <<不利>>に見えようとも‥‥) |
裁: |
‥‥弁護人。 そんなコワい目で、 私をニラまないように! |
提示していただきましょう!」に合流) |