第5話『華麗なる逆転』第2回法廷(その7) −横道−

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成歩堂 龍一…黒
綾里 千尋…赤
綾里 真宵…青
綾里 春美…黄緑
御剣 怜侍…茶
狩魔 冥…水
糸鋸 圭介…黄土
ゴドー検事…薄橙
裁判長…緑
裁判官…黄
矢張 政志…紺
天龍斎 エリス…桃
毘忌尼…橙
葉桜院 あやめ…藤
美柳 ちなみ…紫
表セリフ集「華麗なる逆転」第2回法廷(その7)を見る (別ウィンドウで出ます)



(<<奥の院>>で起こったこと)
真: 『はなれの間で修行の用意をして、
中庭を通りかかったときでした。』(証言1)
『いきなり、あの。だれかにアタマを
ポカッて殴られたんです‥‥。』(証言2)
『あたし、よろめいてしまって‥‥
灯ろうにもたれかかりました。』(証言3)
『思わず『助けてください!』って
‥‥叫んだような気がします。』(証言4)
『次の瞬間‥‥あたしの身体に、何か
あたたかいものがふりかかって‥‥』(証言5)
『あたし‥‥そのまま、
気を失っちゃいました。』(証言6)
『灯ろうのあかりで見えたんです。
ワルモノの後ろに、男の人が‥‥』(証言7)

(「証言1」をゆさぶる)
成: あの晩‥‥<<奥の院>>側には、
だれがいたの?
真: そ、それは‥‥も、モチロン、
毘忌尼さんだけだよ!
”あとで、あやめさんも来るから”
‥‥って、言ってたけど。
成: (ビキニさんは、事件の翌日
葉桜院で、御剣に会っている。
したがって‥‥
<<犯人ではあり得ない>>か)
それで‥‥真宵ちゃんは、
あやめさんには会ったの?
真: え‥‥ええと‥‥
どうだったっけなあ‥‥
成: (‥‥コンランしてるみたいだ。
つかれているせいか‥‥)
真: ううん‥‥。
たしか、会ってないなあ。
たぶん、あたしが修行の用意を
してるとき、来たんだと思います。

(「証言2」をゆさぶる)
成: いったい‥‥ダレに!
真: あ‥‥あの。それが‥‥
‥‥見てないの。
殴られたの、後ろからだったし。
成: み、”見てない”‥‥?
でも! その後、襲撃者は
目の前に立ちふさがったはずだ!
”見てない”はずが
ないじゃないか!
真: ‥‥うッ!
‥‥そ。そう言われてみれば‥‥
ごめんね。なんだか‥‥
よく、思い出せなくて。
成: (真宵ちゃん、ツラそうだな。
‥‥どうしよう)

(「そっとしておく」を選択)
成: (‥‥現場の状況を
冷静に考えると‥‥
真宵ちゃんが襲撃者の姿を
見ていないのも、ムリはない)
ゴ: クッ‥‥!
アンタにも、”情け”は
あるらしいな‥‥
裁: 今までの証言から考えると、
その”襲撃者”の正体は‥‥
成: 天流斎 エリスさんが霊媒した、
美柳 ちなみ‥‥です。
裁: ふむう‥‥。
‥‥それでは、証言を
つづけていただきましょう。
アタマを殴られてから、
どうなったか‥‥?

(「証言2」をゆさぶる)

(「さらにゆさぶる」を選択)
成: ‥‥聞かせてもらえるかな、
真宵ちゃん。
なぜ、襲撃者の姿を
”見ていない”のか‥‥?
真: ‥‥ええと、なんでだっけ。
あれは‥‥そのお‥‥。
あ! そうだ!
”暗かったから”だよ!
裁: ”暗かった”‥‥?
真: 霊行道の修行では、
よけいな光をきらうんです。
裁: ふむう‥‥そういえば、
そういう証言がありましたな。
‥‥事件当時‥‥
<<中庭は、暗かった>>。
成: (だから、襲撃者の姿が
”見えなかった”わけか‥‥
‥‥何か、ここに<<秘密>>が
あると思ったのにな‥‥)
裁: 今までの証言から考えると、
その”襲撃者”の正体は‥‥
成: 天流斎 エリスさんが霊媒した、
美柳 ちなみ‥‥です。
裁: ふむう‥‥。
‥‥それでは、証言を
つづけていただきましょう。
アタマを殴られてから、
どうなったか‥‥?

(「証言3」をゆさぶる)
成: それで‥‥どうなったんだ!
真: あたしの前に、ワルモノが
立ちふさがった‥‥んだと思うの。
成: お‥‥”思う”‥‥?
真: 思いっきり殴られて、あたし‥‥
もう、パニックになっちゃって。
アタマの中を、おんなじコトバが
ぐるぐる回ってたんです。
裁: ほほほお‥‥!
それは、キョーミ深いですな。
成: ちなみに、どんなコトバが
ぐるぐる回っていたのかな?
真: え‥‥‥。
<<あたしの名前は、綾里 真宵。
1たす1は、2>>‥‥って。
成: ‥‥‥‥‥‥‥‥
真: あたし、記憶をなくさなかったか
どうかが、シンパイだったんです。
‥‥ホント、おかしいですよね。
イノチを狙われてたのに‥‥
裁: ‥‥本当に、
危ないところでしたね。
それで‥‥あなたは、
どうしたのですかな?

(「証言4」をゆさぶる)

(「何を叫んだか」を選択)
成: <<助けてください>>って
叫んだのは、まちがいないのかな?
真: ど‥‥どうかなあ。
よく、おぼえてないけど‥‥
たぶん、そうだと思います。
ゴ: クッ‥‥!
<<助けてくれ>>と叫んだのが、
そんなにヘンなことかい?
成: (でも‥‥
なんとなく、気になる‥‥
自分のイノチを狙っている
人間に向かって‥‥
わざわざ<<助けてください>>
なんて、叫ぶだろうか?)
裁: ‥‥それでは、証人。
証言をつづけてください。
真: え。あ‥‥はい。

(「証言4」をゆさぶる)

(「ようすを見る」を選択)
成: (‥‥真宵ちゃんは今、
身もココロもつかれきっている。
あまり、問いつめたくない。
とりあえず、ようすを見よう)
裁: ‥‥それでは、証人。
証言をつづけてください。
真: え。あ‥‥はい。

(「証言5」をゆさぶる)
成: も、もしかして、それは‥‥?
真: そのときは、よく
わからなかったけど‥‥
たぶん‥‥血、だったと
思います。
成: (<<襲撃者>>‥‥エリスさんが
霊媒した、美柳 ちなみは‥‥
その瞬間、背中から<<犯人>>に
刺されたわけ、か)
真: そのとき、あたしは
コシが抜けちゃっていて‥‥
雪の上に、座りこんでいたんです。
血は‥‥きっと地面にも、
パッと飛び散ったと思います。

(「証言6」をゆさぶる)
成: じゃあ、そのあとのことは‥‥?
真: ‥‥おぼえてません。
ゴ: どうやって助かったのか‥‥
そいつも、おぼえてないのかい?
真: え‥‥‥‥
めめ、めっそうもないッ!
あの‥‥そんなの、
もう‥‥、見当もつきませんっ!
ゴ: ‥‥そいつは、
ザンネンだったな。

(「証言7」をゆさぶる)
成: その<<男の人>>‥‥
いったい、だれだったの?
真: そ、それは‥‥その。
さすがに、見えなかったな。
成: 見えなかった‥‥?
(また、か‥‥)
真: だって、灯ろうのあかりなんて、
そんなに明るいわけじゃないから。
裁: <<灯ろう>>‥‥ですか。
真: 奥の院の中庭には、
大きな灯ろうがあるんです!
修験者の修行があるときは、
小さな灯をともすんですよ。
成: ‥‥‥‥‥‥‥‥
真: ほ、ホラ! よく言うでしょ。
『灯ろう、もと暗し』って!
近くのワルモノは見えずに、
遠くのヒトは見えたわけです!
あのとき、中庭には、他に
明かりはなかったから‥‥
裁: ふむう‥‥。

(証言後の一言)
成: (‥‥真宵ちゃんとは、
もう3年もいっしょにいる。
何かをかくしていれば‥‥
ぼくには、タイドでわかる。
そして、今‥‥
彼女は、まちがいなく
何かをかくしている!)



裁「証人が闇の中で見た、
<<犯人>>の正体を‥‥!」

(間違った証拠品を選択)
裁: ‥‥どうやら‥‥
これで、立証されたようです。
やはり、闇の中では
犯人など見えない、ということが!
成:え‥‥‥
ゴ: ‥‥アンタ。オレの
思ったとおりだったようだぜ。
一生、アマいカフェ・オ・レを
飲むがいいさッ!
成: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥

(成歩堂、コーヒーまみれ)

(ペナルティ)
成: (闇の中で<<犯人>>を”見た”‥‥
これは、ジジツだ!
‥‥闇に浮かび上がるもの‥‥
考えるまでもないだろう!)

(裁「‥‥それでは、弁護人に
提示していただきましょう。」に合流)



(<<犯人>>について)
真: 『‥‥気がついたら、あたし‥‥
奥の院に、寝かされていました。』(証言1)
『中庭に戻ってみると‥‥なぜか
現場はすっかり、変わっていた‥‥』(証言2)
『かがり火が燃えていて‥‥
死体が、消えていました。』(証言3)
『灯ろうのまわりの雪も、
キレイになくなっていたんです。』(証言4)
『それを、ひとりでやったんだから
‥‥<<男の人>>だって思いました。』(証言5)
『あたしのために‥‥証拠をゼンブ、
かたづけてくれたんだと思います。』(証言6)

(「証言1」をゆさぶる)
成: 気を失ったのは、奥の院の
<<中庭>>‥‥だったよね?
真: うん。あの‥‥ひ、被害者が
刺された瞬間、だと思う。
成: じゃあ‥‥真宵ちゃんを
奥の院の中へ運んだのは‥‥?
裁: 被害者を背中から刺した<<犯人>>
ということになります‥‥!
ゴ: ‥‥‥‥‥‥‥‥
真: あたしも、そう思います。
成: (犯人が‥‥真宵ちゃんを、
奥の院の中へ運んだ‥‥)

(先に「証言2」をゆさぶる)
成: もちろん‥‥<<犯人>>が
やったことだろうね。
真: ‥‥うん。そうだと思う。
成: どうして‥‥犯人は、
現場に細工をしたんだろう?
犯人自身にとって、何か
致命的な証拠でもあったのかな。
真: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
あたし‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥
わかりません。
成: (‥‥今はまだ、
自信がないみたいだ。
もう少し、情報を集めてから
聞いてみるか‥‥)

(「証言5」をゆさぶる)
成: じゃあ‥‥それまでは、
<<犯人>>を見ていない、と‥‥?
真: う‥‥うん。
成: でも‥‥さっきは、ハッキリ
こう言ってたのに。
『襲撃者の後ろに、男の人を見た』
‥‥って。
真: ‥‥‥‥‥‥
ごめんね‥‥なるほどくん。

(「証言6」をゆさぶる)
成: ま、真宵ちゃんのために‥‥?
真: だって、死体や血のあとが
残っていたら‥‥
疑われるのは‥‥
あたし、だよね?
裁: おそらく‥‥そうでしょうな。
成: (そして、そうなっていたら‥‥
被害者の<<正体>>が問題だ。
身元がわかったら‥‥
たいへんなことになっていた。
倉院流霊媒道・家元が、
ひとり娘によって、殺害!
きっと、真宵ちゃんは
耐えられなかっただろうな‥‥)
裁: しかし‥‥犯人の行動は
ある種、リカイに苦しみます。
そこまでして、あなたを守ろうと
した<<理由>>は、なんなのか‥‥?
真: ‥‥‥‥‥‥‥‥

(証言後の一言)
成: (‥‥たしかに、犯人はかなり、
大がかりなことをしている。
死体を<<振り子>>でわたし、
現場にも、手を加えた‥‥
いったい、なんのために、
そんなことを‥‥?
真宵ちゃんは、気がついて
いるのかもしれないな‥‥)