第2話『盗まれた逆転』探偵パート2日目(その2)

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成歩堂 龍一…黒
綾里 千尋…赤
綾里 真宵…青
綾里 春美…黄緑
糸鋸 圭介…黄土
裁判長…緑
ゴドー検事…薄橙
華宮 霧緒…藤
矢張 政志…紺
星威岳 哀牙…紫
天杉 優作…灰
天杉 希華…桃
亜内検事…茶
裁判官…黄
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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(「机の上のファイル」を調べる)
成: これまた、ぶ厚くて重い
ファイルが置いてあるぞ‥‥
真: チカラ仕事はまかせた、
なるほどくん!
成: (ファイルを調べるのが
メンドウなだけじゃないか‥‥)
‥‥あっ!
真: な、なに? なるほどくん。
成: このファイル‥‥警備のコトなんか
ゼンゼン書いてないぞ。
これ、ぜんぶ‥‥怪人☆仮面マスク
に関するデータだよ!
真: え! ど、どういうコト‥‥?
成: 犯行現場のようすやら、手口やら
‥‥びっしり書きこまれている。
真: ‥‥? ね、なるほどくん。
この、最後のページ‥‥
成: リストだね。ええと、最初は
<<エマノンの涙・1000万>>
‥‥仮面マスクが盗み出した
エモノのリスト、なのかな?
真: じゃあ、その<<1000万>>
って数字は、エモノのお値段?
成: ‥‥それにしては、
ちょっと安い気もするなあ。
(このリスト‥‥コッソリ、
写しておいたほうがいいな)

<<毒島のリスト>>のデータを
法廷記録にファイルした。

(「大金庫」を調べる)
真: ううう‥‥この中に、死体が
かくされていたんだね。
糸: ちなみに、この金庫に
指紋は残っていないッス。
成: 事件当夜、だれが開けたんだろう
‥‥この金庫。
真: え? どういうこと?
成: この中に死体がかくされていた、
ってコトは‥‥
どちらかが開けたはずだろ?
‥‥被害者か、犯人か。
真: あ‥‥。そりゃそうだね。
糸: クックックックッ‥‥
アンタにはイヤな情報があるッス。
成: な、なんですか?
糸: 金庫を開けるには、ナニやら
メンドウな手順があって‥‥
開けられたのは、ほんの
数名しか、いないらしいッス。
成: そ、それが何か‥‥?
糸: 金庫を開けられた人物のアリバイは
すでに、カクニン済みッス。
たった1人をのぞいて。
成: だ、ダレですか?
糸: ‥‥かつての警備隊長だった、
天杉 優作ッス。
真: えええええっ!
あの優作さんが、警備隊長!
成: (優作くんが‥‥金庫を
開けることができた、だと‥‥)
糸: ま。これでまた1つ、
イヤな情報が増えたワケッスな。

(「非常ブザー」を調べる)
真: お、こんなところにボタンが。
どれどれ‥‥
ブ: ビビビイイイイイイーーーーーーッ
糸: あ! ダメッス、
それを押しちゃあ!
真: あははは。イトノコさん、
ヨコっ飛びに走ってくるよ。
成: なんですか、このボタン。
糸: 非常ブザーッス!
パネルにキチンと書いてあるッス!
真: あれ、ホントだ。
<<非常ブザー>>だって。
ダメだよ、なるほどくん。
ちゃんと読まなくちゃ。
糸: 地下の警備室につながっていて、
ガードマンがやって来るッス。
成: ‥‥じゃあ‥‥
もしかしたら、事件当夜も‥‥?
真: あ! そうだよ! 社長さん、
ハンニンに襲われたんですよね?
もしかしたら、ブザーを‥‥
糸: 自分たちも、そう思ったッス。
で、ガードマンに聞いたッスが‥‥
事件当夜、ブザーは鳴らなかった
らしいッス。それに‥‥
ブザーのボタンには、
指紋が残っていないッス。
モチロン、被害者の毒島は
手袋なんか、していなかったッス。
成: (非常ブザー‥‥。ガードマンの
ハナシも、聞いたほうがいいな)

<<非常ブザー>>のデータを
法廷記録にファイルした。

(「KB警備・警備室」に移動する)


同日 某時刻
KB警備会社 警備室

成: うわあ‥‥
なんと言うか、ものスゴいな。
真: さすが、本場の警備室は
アヤシイねー、フンイキが。
成: (”KB警備の警備室”と
いえば、ヤッパリ‥‥)
矢: よー、成歩堂じゃねえか!
成: (ヤッパリ、コイツが
いるワケか‥‥)
矢: おッ! マヨイちゃんも
いっしょじゃねえか!
真: こんにちは、ヤッパリさん!
矢: くっそー。ヒトが死ぬ思いで
はたらいてるってのに‥‥
いい気なモンだよなァ!
昼間っからデートなんてよォ。
成: いやいや。今、ブスジマさんの
事件を調べてるんだよ。
矢: え。‥‥ああ! そういや
弁護士だったっけ、オマエ。
成: (セツない‥‥)
矢: あの事件なー。オレ、
イイ情報、知ってるんだぜ!
真: え! 教えてもらえませんか!
矢: うーん‥‥マヨイちゃんになら、
教えてやってもいいかなあ。
あ、でも成歩堂はダメだぜ!
真: でも、ヤッパリさん‥‥
トモダチ、じゃないんですか?
矢: それはそれ。これはこれ、だぜ。

(「イイ情報」を聞く)
成: それで? ”イイ情報”って
なんだよ、矢張。
矢: オレ、ガードマンよ。プロの。
タダで情報、流すワケねえだろ!
成: (カネを払えばいいのか?
プロのガードマンって)
‥‥じゃ、真宵ちゃん。よろしく。
真: ヤッパリさん! なんですか?
”イイ情報”って!
矢: いいね、そのシンケンなまなざし。
おニイさん、教えちゃおうかなー。
真: うんうん。
教えちゃってくださいよ!
矢: じつはさー、あの天杉 優作。
ここの社員だったっていうからさ。
トーゼン、調べてみたワケよ。
オレ、プロだし。ガードマンだし。
真: そうですよね! プロですもんね!
‥‥それで?
矢: 天杉 優作な。‥‥クビに
なってるんだよ! 1年前に。
しかも、なんの予告もなく、
いきなりだぜ。
小さい会社とはいえ、
ちょっとヒドいよなー。
真: 何か、やっちゃったのかな。
”いきなりクビ”なんて。
矢: 仕事サボって、女でもクドきに
行ったんじゃねえの?
成: (それは、おまえだろ‥‥)

(「ガードマン」を聞く)
成: アルバイトでガードマン‥‥って、
どんな仕事なんだ?
矢: すげェタイヘンだぜ。‥‥まあ、
オレだからなんとかやってるケド。
まず、そこのモニターを
見張るワケよ。じーっと。
真: ”もにたあ”?
矢: ビル中に監視カメラがセット
されてるんだよ。
タイヘンな仕事だぜ!
なんてったって、目がつかれるし。
真: ‥‥はあ。
矢: で、アヤしいものを見つけたら、
すぐチームに連絡を入れるんだ。
真: ”ちいむ”?
矢: この会社の警備チームだよ。
”意外とヤル”ってウワサだぜ。
ま。オレぐらいのプロになると、
少々のコトじゃ呼ばねえけど。
成: (ケッキョク、モニターを
見てるだけか‥‥)

(「事件当夜のこと」を聞く)
成: おまえ、事件当夜も
この警備室にいたんだよな?
矢: そ、それがなんだよ?
アルバイトだし、ややこしい
コトはわからねえぜ。バカだし。
成: たとえアルバイトでバカだろうと、
警備のセキニンシャはおまえだろ。
矢: なんだよそれ! オレにゼンブ
押しつけて、自分は知らんカオか!
キタネエぞ、成歩堂!
成: ‥‥はい?
真: なるほどくん。セキニンは
追求しないほうがいいみたいだよ。
成: ‥‥とにかく、あの晩
おまえはここにいたんだよな。
矢: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥

(サイコ・ロック 錠2つ)
成: (イヤな予感がしたけど
‥‥ヤッパリ、か‥‥)
矢: ま、いわゆるアレよな。
それはそれ。これはこれ、だぜ。
成: (どうやら‥‥ロックを
解除するしかないみたいだ)

(「勾玉(まがたま)」をつきつける)

(事件当夜のこと)
成: 事件があった晩‥‥おまえ、
キチンと仕事してたのか?
矢: あ、あた、あたり、あたりま、
あたりまえだろうが!
成: きのうはサボって、まれかさんに
会いに来てたじゃないか。
矢: う‥‥! で、でも!
それはそれ。これはこれ、だぜ。
成: もしかして、おまえ。
あの晩も、サボってたんじゃあ‥‥
矢: サボってねえって! 100円
までなら、かけてもいいぜ!
成: (マゴコロの大安売りだな‥‥)
矢: なんだよ! その、小雨にぬれ
そぼった子犬を見るような目は!
オレがあの晩、持ち場をはなれた
っていう、証拠でもあるのかよ!
成: (事件の起こった時間に、矢張が
警備室にいなかった証拠は‥‥)

(「天杉 優作のサイフ」をつきつける)
成: このサイフ‥‥
モチロン知ってるよな?
矢: 見たコトもねえぜ。
成: ウソつけ! きのう、おまえが
届けに来たんじゃないか!
矢: くそ。つまらねえコト
おぼえてやがるなー。
成: ‥‥さすがに、きのうのコト
ぐらい、おぼえているよ。

成: 『おまえがコレを拾ったの
‥‥何時ごろだ?』
矢: 『たしか‥‥1時ごろかな。夜中の。
バイト先の、ビルの1階でさ。』

矢: 夜中の‥‥1時‥‥?
成: ‥‥そういうコトだ。
つまり、矢張!
おまえは事件が起こったとき、
警備室にはいなかったんだよ!
矢: うわがががああアァッ!

(錠1つ 解除)
矢: で、でも! でもでも!
な、なんていうか、アレだぜ!
成: なんだよ?
矢: あの日、オレの警備担当は
夜の10時からだったんだけどさ。
ハンニンは、それより前に
現場に侵入してたかもしれないぜ!
成: ‥‥どういうことだ?
矢: もし、ハンニンが10時より
前に侵入していたら、
それ、オレのセキニンじゃねえよ。
前のヤツが見落としたんだからな!
成: (どうも、まだコトの重大さが
わかってないみたいだな‥‥)
‥‥いいか、矢張。
あの晩、殺人犯がKB警備の
社長室に侵入したのは‥‥
まちがいなく、おまえの担当だった
午後10時より”あと”なんだよ!

(「社長室のキーカード」をつきつける)
成: 矢張。このキーカード‥‥
使うと、記録が残るんだよな?
矢: ああ、そうだぜ。‥‥まあ、
部外者には見せられないけどな。
成: その記録‥‥今日の法廷で
公表されたんだよ。
矢: なんだよそれ!
聞いてねえぞ、オレ。
そういうの、オレを通して
もらわないとコマるんだよなー。
成: (エラそうに言うなよ‥‥)
とにかく、その記録によると、
まさに犯行時刻の午前1時‥‥
社長室のロックが、このカードで
解除されているんだよ。
矢: ウソだッ! そんなの!
成: コイツを使って、だれかが
社長室に侵入したんだ。
その時間は、事件当夜の午前1時!
どう考えても、おまえの担当だ!
矢: ううううう‥‥
成: 矢張! これで、
セキニン逃れはできないぞ!
矢: うわああああああああああああッ!

(解除成功)


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