成歩堂 龍一…黒 | |
綾里 真宵…青 | |
綾里 春美…黄緑 | |
綾里 舞子…桃 | |
毘忌尼…橙 |
葉桜院 山門 | |
真: | 葉桜院‥‥ |
成: |
たぶん‥‥春美ちゃんにとって、 忘れられない場所だと思うんだ。 すべてが始まった場所、だから。 |
毘: |
なーんだ。もう来ちゃったの、 アンタたち。 |
真: | び‥‥ビキニさん‥‥ |
毘: |
今夜は、あの子とふたりで カレーでも食べようと思ったのに。 |
真: |
は、はみちゃん! やっぱり、ここに‥‥? |
毘: |
‥‥修験堂にいるよ。 早く、行っておあげなさい。 |
真: | は‥‥はい! |
真: | ‥‥いないね、はみちゃん‥‥ |
成: |
あ‥‥! 真宵ちゃん! ‥‥あの、掛け軸‥‥ |
真: |
あっ! キレイになってるよ‥‥ |
成: | (春美ちゃん、だな‥‥) |
春: |
あああああああああっ! 真宵さまっ! |
真: |
は‥‥はみちゃん‥‥! もう‥‥ あたしをおいて行っちゃ、やだよ。 |
春: |
真宵さま‥‥ まよいさまあああああっ! わたくし‥‥もう一生、おふたりに お会いしないと決めていたのです。 だって‥‥わたくしのせいで、 真宵さまは‥‥おかあさまを! |
成: | だから、ここへ‥‥? |
春: |
せめて‥‥真宵さまのために、 お祈りしようと思ったのです。 |
真: |
いいんだよ、はみちゃん。 だって‥‥はみちゃんは ちっとも、悪くないから。 おかあさんがいなくなったのは、 たしかに悲しいけど‥‥ でも、なんでだろうね。 あたし‥‥しあわせだよ。 |
春: |
そ、そんな‥‥ ウソをつかないでください! |
真: |
ううん‥‥ ホントだよ。だって‥‥ あたしが今、ここにいるのは、 みんなのおかげなんだから。 |
春: | ‥‥‥! |
真: |
お姉ちゃん、おかあさん、 神乃木さん、なるほどくん‥‥ そして‥‥、はみちゃん。 だれか1人でもいなかったら‥‥ あたしはきっと、死んでいた。 だから‥‥あたし。 強くならなきゃいけないんだよね。 みんなが助けてくれた命だから。 あたしには‥‥ それぐらいしかできないから。 |
春: | ま‥‥真宵さま‥‥ |
毘: |
やっぱり‥‥舞子さまの 娘さんだね‥‥ |
真: | ‥‥毘忌尼さん‥‥! |
毘: |
アンタのおかあさま‥‥ 舞子さまは、強かった。 あの晩‥‥オバサンに、 こんなことを言ってたよ。 |
舞: |
『倉院の名を汚したわたくしに、娘に カオを会わせる資格はありません。 でも‥‥わたくしはいつでも、 あの子を想いつづけています。 そう‥‥この身に離さず、 きっと、死ぬまで‥‥』 |
毘: |
舞子さまが強かったのは‥‥ アンタがいたから、なんだね。 きっと‥‥最後の瞬間まで、 後悔はなかったはずだよ。 |
真: | ‥‥‥‥‥‥‥ |
成: |
”この身に離さず、死ぬまで” ‥‥か。 |
真: | え‥‥‥ |
成: |
たしか‥‥家元には、 こんなキマリがあったね。 死ぬまで、肌身はなさず‥‥ 守り抜かなければならない。 |
春: |
そ、それは‥‥ 家元さまの護符‥‥ |
成: |
舞子さんにとって、守り抜かな ければならなかったもの‥‥ それは、こんな入れ物じゃない。 その、中身なんじゃないかな。 |
毘: | そ、それは‥‥! |
春: | 写真‥‥ですか‥‥? |
真: |
あ‥‥ッ! お‥‥‥ ‥‥おかあさん‥‥ |
成: |
(命あるものが、自分を守るため 戦うのは、当然のことだ。 ”人間”だからこそ‥‥ だれかのために、戦える。 ‥‥だれかのために、 どれだけ強くなれるか‥‥? それこそが人間の価値。 弁護士は、つねにその価値を 試される、戦士なんだ‥‥) |
幼い千尋さんと真宵ちゃんの写真) | |
成: |
(戦いの末に結ばれた<<絆>>は、 たとえ、断ち切られても‥‥ かならず、よみがえる。 ‥‥何度でも。 千尋さん、真宵ちゃん、 春美ちゃん、神乃木さん‥‥ ‥‥そして、真宵ちゃんの おかあさんが‥‥ それを教えてくれた) |
成: |
じゃあ‥‥そろそろ行こうか。 みんなが待ってる。 |
春: | え‥‥‥ |
成: |
今日は、すべてに決着がついた 記念日だよ。 思いっきり、お祝いしないとね。 |
春: |
で、でも‥‥ わたくしは、もう‥‥ |
毘: |
‥‥行っといで。 修行なんか、 いつだってできるからね。 |
春: | は‥‥‥はいっ! |
真: |
よおし! あたしも、 もう一度、出なおしだね! 毘忌尼さん! あたし、 かならず、帰ってくるから。 |
毘: |
わかってるよ。未来の家元さま だからって、ヨウシャしないよ。 ‥‥予約3人ぶん用意して、 待ってるからね。 わはは。わははは。わはわははは |
真: |
よおおし。 今日は食べるよ、はみちゃん。 修行はね。体力勝負だから。 |
春: |
はいっ! 真宵さま! わたくし‥‥食べますともっ! |
成: |
‥‥あのさ。ちょっと 聞きたいことがあるんだけど。 |
真: | なに? なるほどくん。 |
成: |
修行の予約はいいけど‥‥ なんで”3人ぶん”なんだ? |
真: |
そんなの、決まってるでしょ! モチロン‥‥なるほどくんも いっしょだよ! |
成: | え。 |
毘: |
待ってるわよ、アンタ。 オバサン、たっぷり かわいがってあげるからねえ‥‥! |
成: | え。え。 |
真: |
いっちょ、やるよ! なるほどくん。 モチロン、 <<スペシャル・コース>>でね! |
成: | え。え。え。 |
春: |
そうですとも! だって、なるほどくんは‥‥ 真宵さまのためならば、 いつも火の中、水の中ですから! |
真: |
しっかり、食べておこうね! なるほどくん! |
成: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥あのさ。 ヒトコトだけ‥‥ 言わせてもらってもいいかな。 |
真: | うん。モチロン、いいよ! |
春: |
わたくし、大好きです! あのコトバ‥‥ |
毘: | オバサンも、ゾクゾクしちゃうワ。 |
成: |
じゃあ‥‥‥ おコトバにあまえて。 |
あたしがシッカリしないとね! 倉院流霊媒道の家元に、 成歩堂法律事務所のカゲの所長。 はみちゃんとなるほどくんの お姉さんとして、がんばらないと! さすがにもう、閉じこめられたり さらわれるのは、カンベンだなあ。 | |
真宵さまの王子さまなのですね! あの<<スペシャル・コース>>を 最後まで添いとげたのですから! そういえば、ここにはマボロシの <<ウルトラ・コース>>があるとか。 おふたりのために、ちょっと わたくしが、ご予約を‥‥。
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糸: |
マコクンから、コートを プレゼントしてもらったッス! 若がえった気分ッス! もう一生、脱がないッス! |
マ: |
うーん。でも、なんかイマイチ、 センパイっぽくないッス! やっぱり、うすよごれていたほうが <<刑事(デカ)>>っぽいのかなあ。 |
糸: |
大丈夫! アイのために、男は 何度でも、うすよごれるッス! |
お世話になってしまいました。 おかげさまで<<倉院の里・秘宝展>> は、大成功なんですよ! 1年ぶりに、アメリカから 狩魔検事さんもお見えになって。 ムチの使い方も教わったんです。 成歩堂さんに、お見せしないと‥‥ | |
天: |
ボクたち、会社を始めました。 ‥‥<<怪人コンサルタント>>。 |
希: |
街にはびこる怪人たちの大作戦を、 華麗にブッつぶすんだよ! |
天: | <<やめてくださーーーい!>> |
希: |
‥‥が キメゼリフ。カッコイイんだから! |
天: |
まあ、その怪人たちに犯行計画を 売るのも、ボクたちなんですけど。 ‥‥‥いいのかな、これって。 イチバン悪いの、ボクたちなんじゃ
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リュウさまに、お礼がしたくて‥‥ 5000万円、お貸ししました。 ‥‥お茶のセットもいっしょに。 わたしが‥‥‥‥をこめて 調合した、特濃のお茶‥‥ 今ごろ‥‥アレを飲んで‥‥ 三日坊主‥‥ククッ‥‥
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煮ても焼いても食えぬナマモノさ! ‥‥と、思ってたら。 こないだ、マゴたちが お誕生日会を開いてくれましてな。 いやー、おはずかしい。 男・将兵。69にして号泣ですわ。 | |
ヒミツでいっぱいなんだぞー。 岡 高夫くんのかわりに、 新しいプログラマーが来たよー。 みんな、おトモダチになろうねー。 ‥‥本塚 カズトモくん。 名前を聞いた瞬間、おねえさんの 回路に電流が走ったんだねー。
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また取材かしら。 あの事件以来、もうかって しょうがないのよねー、ホント。 やっぱり、オバサンのビジュアルが グーだから。‥‥特に、春先は。 ゆっくり、あやめを待ちましょ。 わはは。はは。わはははは。 | |
リッパになられましたね。 先日、みなさんで面会に いらしてくれたのですよ。 私、うれしくて。リュウちゃんに うっとり、見とれていましたら‥‥ 小さな女の子が、リュウちゃんに 鼻血が出るまでビンタを‥‥。 | |
ってのに、お迎えもなしかい! 相棒の若いコは、知らない間に やめちまってるし‥‥ だいたい、なんなのサ! このイカれたケービ室は! これじゃオバチャン、どこから 見ても宇宙人じゃないのヨ! おみやげに買ってきた、この大量の マカデミアナッツ、いったい、どう すりゃいいんだい! ミッちゃんの トコに持ってったって、どうせホレ 『そのようなアレは困る』みたいな コト言われてセツないっちゅう話サ どこかにオバチャンにお似合いの マメ好きな紳士はいないのかねェ | |
ビ: |
カタカタカタカタ‥‥ |
やりたいコト、見つけてさァ! <<メイちゃんのムチムチ大冒険>>で 絵本界に革命を起こすんだ! ‥‥なんてったって、オレ。 ゲージュツカだし。 似顔絵だけは自信あるからさ。 もう、負け犬なんかじゃねえぜ! | |