第2話『逆転エアライン』後編(その2)

表セリフ集一覧に戻る

御剣 怜侍…茶
糸鋸 圭介…黄土
狩魔 冥…水
木之路 いちる…緑
白音 若菜…紫
ジンク・ホワイト…青
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


←この前のセリフ


糸: な、なんなんスか! あれは?
人が飛んだッスゥ!
御:メイ!
冥:な、何なの? 突然に!
御: 見つけたのだよ‥‥
”本当の凶器”を!
冥:な、なんですって!
糸:人が、人が飛んだッスよ!
御: 私たちは、
今まで気づかないでいたのだ。
答えは、目の前に
あったというのに!
糸: ケガしてるかもしれないッス!
一大事ッス!
冥: そのモッタイぶるクセ‥‥
問題アリよ。あらためるべきね。
御: (ムチをふるうクセがある
検事に言われたくないな)
冥: もういい。あなたも検事なら、
証拠で語ることね!
糸: ‥‥2人とも、
全然聞いてないッス‥‥
冥: あなたの言う”本当の凶器”を
見せてもらおうかしら!

(「見せるものなどない」を選択)
御: フッ。
キミに見せる凶器などない。
冥: バカによるバカのための
バカなスイリ‥‥
凶器がない、ですって‥‥?
いいかげんにすることね!
御: もう少しセイカクに言うと、
その凶器は持ち物ではないのだ。
被害者の本当の死因は‥‥!

(「墜落死」を選択)
御: 被害者は、高所から
地面に激突して死亡した。
そう。被害者の死因は
墜落死だったのだ!
糸:つ‥‥つ‥‥
冥:墜落死ですって!?
御: (そう‥‥。
これしか考えられないのだ!)
被害者には、後頭部と背中に
打撲のアトがあった。
この、奇妙なケガのリユウを
説明するのは、それしかない!
冥: じ、事件は飛行機の中で
起こったのよ!
御:モチロン、わかっている。
冥: 機内のどこに、そんな高さから
墜落できるところがあるというの!
御: さきほど言った通り‥‥
答えは、目の前にある‥‥!
冥:あッ! まさか!
御: そう。被害者は、この<<貨物室>>の
入口の柵から墜落したのだ!
糸: な、なんッスとぉぉぉ!
そ、それじゃあ‥‥!
た、大変ッス! 目の前で、
第2の事件が起こったッスよ!
アンタッ! し、死んでるッスか!
ジ: なんじゃッ! ソウゾウしいッ!
糸:! ‥‥生きてるッス!
冥: ごらんの通りよ。御剣 怜侍!
入口の柵から墜落することは
できない。
あのヒトが、身をもって
証明してくれたようね。
御: ‥‥‥‥たしかに墜落することは
できないようだ。今は‥‥な。
冥:今は‥‥ですって?
御: もしも、この大きな荷物がなかった
としたらどうなっていただろうか?
糸:あぶないところだったッス!
冥: たしかに、そのオトコは今ごろ、
イノチを落としていたでしょうね。
しかしッ!
事実、荷物はそこにある!
そんな仮定には、
マッタク意味がないわ!
御: 今は‥‥ある。しかし、ずっと
そこにあったとは限らないッ!
冥: ハッ! その大きな荷物がなかった
時間帯があるとでもいうの?
御:可能性は‥‥ある。
冥:なんですって‥‥?
御: (荷物がなかった可能性を
示すのは?)

(「西鳳民国の給油」を選択)
冥:西鳳民国での給油‥‥!
御: そう。この飛行機は、西鳳民国で
給油を行っている。
そのとき、貨物の搬入も
行われている。
もしも、この荷物がそのときに
積み込まれたものだとするならば!
モンダイの荷物の隣を、
よく見てほしい。
糸: あ! <<西鳳公司>>って
書いてあるッス!
御: そう。これが西鳳民国で
積み込まれた荷物なのだよ。

<<西鳳民国からの荷物>>を
捜査手帳に記録した。
御: もし、モンダイの荷物も一緒に
積み込まれたとするならば!
冥: ヨーロッパから西鳳民国の間‥‥。
<<貨物室>>にモンダイの荷物は
存在しなかったことになる!
御: その間だけは、ここに生まれるのだ。
‥‥墜落死に十分な高さが!
冥: あなたの推理は、
まだ仮説にすぎないわ‥‥。
御: ならば、証明してご覧にいれよう。
(まずは、あの荷物を詳しく
調べてみるとするか‥‥)

(捜査開始
B1F貨物室)

(「積荷」を調べる)
御: ふむ‥‥なんとも巨大な荷物だな。
糸: ここに名札があるッス‥‥えーと、
<<アリフ・レッド像>>‥‥?
御: その像が事件当時、この場所に
あったのかどうかを検証せねばな。
糸: じゃあ、早速荷物を調べるッス!
ジ: ■■■■■! ■■■■■!
こりゃっ! ワシの荷物に、
勝手に手をふれるのは許さんぞっ!
糸: わひっ!
び、ビックリしたッス!
御: (この荷物は、ホワイト氏のもの
だったのか‥‥
くわしく聞いてみるとするか)

(「ジンク・ホワイト」と話す)

(「ホワイト氏の荷物」を聞く)
御: ミスター・ホワイト。
この荷物は、あなたの?
ジ: そうじゃっ! ヨーロッパから
運んできた逸品じゃぞ!
この<<アリフ・レッド像>>のカチは、
1000万セントはくだらん!
御: (それで、大型貨物室がある
この機を選んだのか‥‥)
糸:1000万セントッスか‥‥
御: 刑事。身近な食べモノで
換算するのはやめたまえ。
糸: 一瞬で見抜かれたッス!
御剣検事がひと回り成長したのを、
ハダで感じたッス!
御: (この刑事はひと回りして、
同じトコロで足ぶみしている
ようだな‥‥)
糸: 御剣検事、1セントって
何円ッスか‥‥?
御: ‥‥‥‥
ミスター・ホワイト。この荷物は、
事件と関係している可能性がある。
調べさせていただけないだろうか?
ジ: とても高価な美術品なんじゃ!
触らせないぞ!

(ロジック「高価な美術品」追加)

(ロジック)
(「密輸」と「高価な美術品」をまとめる)
御: (もしも、ホワイト氏が密輸に
関わっているとしたら‥‥
この美術品が、西鳳民国で
積み込まれた可能性もある!
話を聞いてみる必要があるな)

(「ジンク・ホワイト」と話す)

(「美術品詐欺」を聞く)
御: ミスター・ホワイト。
その美術品なのだが。
もしや密輸品なのでは
ないだろうか?
ジ: な、なんじゃとっ!
どういうことじゃっ!
御: あなたの美術品‥‥密輸犯罪組織に
狙われた可能性があるのだ。
ジ: 変な言いがかりをつけおって!
そんなワケがなかろう!
<<貨物の預り証>>だって
ここにある!
冥: <<貨物の預り証>>?
ミスター・ホワイト!
そのリスト、見せてちょうだい!
‥‥‥‥
ホンヤクしなさいッ!
ジ: たしかに”荷物をヨーロッパで
載せた”と書いてあるんじゃ!
冥: 御剣 怜侍。残念だわ。
この書類がある以上、
像はたしかにヨーロッパで
積み込まれているようね。
御:それでは‥‥!
冥: この像が、なかった時間帯など
存在しない‥‥ということよ!

<<レッド像の預り証>>を
捜査手帳に記録した。
御: ‥‥‥‥‥‥。
いや。まだ納得することはできない。
自分の目で確認させていただこう!
ジ: ふん! それなら自分で
調べてみるがいいわ!

御: こ、これは!
どこかで見たことがあるような‥‥
糸: これが、
<<アリフ・レッド像>>ッスか!
アートの香りを、
ビシバシ感じるッス!
ジ: この像は、歴史的な価値が
高くてのう!
ヨーロッパの博物館での
オヒロメを終えて、
この国での公開が
待たれているのじゃ!

<<アリフ・レッド像>>を
捜査手帳に記録した。
御: (もう少し近くによって
調べてみるか‥‥)

(「アリフ・レッド像」を調べる)
御: これがアリフ・レッド像か‥‥
ム?
糸: どうしたッスか?
御剣検事。
御: この像‥‥やはり気になるな。
よく調べる必要がありそうだ。

(「目」を推理する)
御: (この場所‥‥あの証拠品と
関係があるのか‥‥?)

(「アクビーの写真」をつきつける)
御: ‥‥あの像の瞳、オレンジ色だな。
糸: キレイなオレンジッス。小学校の
ころに見た夕焼けを思い出すッス。
御:‥‥ちがうな。
糸: いや、たしかにこんな夕焼けの
色だったッス!
なつかしいッス。
トンボをとろうと指を回して、
キモチ悪くなったあの日々‥‥
御: 夕焼けの色ではない!
この像の瞳だっ!
糸: は‥‥はっ!?
あああああっ!
たしかに違うッス!
御: まさか‥‥この像は‥‥
ミスター・ホワイト。
ジ: なんじゃぁっ! これでもワシ、
いそがしい男なんじゃ!
おお、返事だけで
2秒も使ってしもうた!
御: ‥‥<<アリフ・レッド像>>。
さぞかしジマンのモノなのだろう。
ジ: 今回のヨーロッパ旅行で
最大の戦利品じゃ!
ワシがなぜこの像を
手に入れたのか?
最初のキッカケは17年前‥‥
糸: ‥‥ムダに長くなりそうな話ッス。
御: ‥‥お悔やみ申し上げねば
ならないのは、ココロ苦しい。
ジ: な‥‥なんじゃ? オクヤミ?
御:瞳を見比べていただきたい。
ジ: ‥‥‥‥そっちのデカい兄ちゃんの
ほうが、キレイじゃな。
御: われわれのコトではないッ!
この写真に写っている像と、
この像の瞳だ!
ジ: なんじゃい、いきなり。
どれどれ‥‥おお!
これは、ヨーロッパの博物館で
オヒロメをしたときのものじゃな!
‥‥‥‥‥‥んがががががっ!
御: おわかりいただけただろうか?
‥‥この像が、真っ赤な
”ニセモノ”であることに‥‥。
ジ: こ‥‥こんなハズはぁぁぁっ!
御: この像がニセモノであると
分かった以上‥‥
さらなる調査の必要があるな。
”西鳳民国でつまれた証拠”が
どこかにあるはずだ。
もう1つのムジュンに
証拠品をつきつけるのだ!

(「像の下の布」を推理する)
御: (この場所‥‥あの証拠品と
関係があるのか‥‥?)

(「西鳳民国からの荷物」をつきつける)
御: これは、アキラカに
ムジュンしている!
冥: これがなんだというの?
ただ荷物のヴェールをふんでいる
だけに見えるけど。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
あッ! そんな‥‥‥‥‥‥!
御: そうなのだよ‥‥。こんな
重なり方をするはずがないのだ。
西鳳民国で積まれた荷物を、
ヨーロッパで積んだ荷物が
踏むことはできない‥‥
この荷物は、西鳳民国から
密輸されたものだったのだ!
冥: でも! この<<貨物の預り証>>は!
御: なぜ、アクビー・ヒックスは、
フライト中にワザワザ貨物室に
やってきたのか?
冥:
御: ”密輸”の動かぬ証拠をおさえる
ためだった。そう考えられる。
冥: そうかしら? 別にフライト中に
来る必要などないように思えるわ。
飛行機が着陸してから、荷物を
しらべれば済むのだから。
御: その通りだ。しかし、
‥‥逆なのだよ、メイ。
空港で捜査できたはずのアクビーが、
ワザワザ貨物室にやってきた‥‥
そのリユウを考えるべきなのだ。
仮に空港でニセモノをおさえても、
”密輸”はおこなわれた後だ。
それに、まっさきに
疑われるのは持ち主だ。
荷物のスリカエを証明できる
保証はない。
つまり、<<貨物の預り証>>を偽造
している人間がいるということだ。

<<レッド像の預り証>>の
情報を書きかえた。

(捜査終了)
糸: 被害者は、これが密輸されることを
知っていたってことッスね。
御: この写真、旅行の記念写真のように
見せかけられているが‥‥。
捜査の資料として
撮られたものなのだろう。
アクビーは密輸の証拠を
おさえようとしていた。
アクビーは荷物のスリカエが
おこなわれる前に‥‥
カラの貨物室を
おさえるつもりだった。
冥: あるハズの荷物がないことが
わかれば十分だわ。
あとは西鳳民国でスリカエチームを
確保して、検挙できる。
御: この像がヨーロッパから
西鳳民国までの間、
貨物室になかったとすれば‥‥
その間、ここに生まれるはずだな。
‥‥墜落死に十分な高さが!
冥: ‥‥鑑識!
今すぐ”アリフ・レッド像”を
どかしなさい!
床をテッテイ的にしらべるのよ!
急いで!
鑑: 狩魔検事! 報告いたします。
冥:‥‥ええ。
鑑: ”アリフ・レッド像”があった
場所の床から‥‥
ルミノール反応を
カクニンしました!
冥: ルミノール反応‥‥。
そこで血が流れた証拠ね。
糸: うう。あまり見たくないッス。
御: どうやら、私の推理が
裏付けられたようだな。
冥: ‥‥認めざるをえないようね。
御: 犯人は、血痕を
ふきとったようだな。
冥: 犯人はどうやって血痕を
ふいたのかしら?
御: 犯人はどうやって血痕をふいた?

(「ボルジニアの布」を選択)
御: スーツケースから発見された布は、
この血痕をふいたものだったのだ。
冥: ふきとっていなければ、西鳳民国で
事件が発覚していたでしょうね。
御: 荷物を運びいれた業者によって、
発見されていただろうからな。
糸: ということは‥‥
事件が起こったのは、西鳳民国に
つくよりも前ってことッスね!
御: (そうなのだ。
そうなると、あのヒトの証言が
おかしくなってくる‥‥!)
事件が西鳳民国よりも前となると、
おかしくなってくるのは?

(「白音の目撃証言」を選択)
御: 白音 若菜。彼女は、西鳳民国
出発時の点呼について証言した。

白: 『ヒックスさまは、午前5時に
席にいましたよぉ。』

御: 点呼のとき、アクビー・ヒックスは
生きていたと‥‥。
糸: それは、あきらかにオカシイッス!
冥: なぜ、彼女はそんなウソを
ついたのかしら?
御: 詳しく話を聞かなければ
なるまい‥‥!


次へ→