第2話『逆転姉妹』探偵パート1日目(前編) −証拠品−


表セリフ集「逆転姉妹」(探偵パート1日目・前編)を見る (別ウィンドウで出ます)


弁護士バッジ これがないと、
誰もぼくを弁護士と
みとめてくれない。
考える人 凶器。ほんとは時計だが、
どう見ても置物。
友人・矢張が作った。
ガラスの破片 ガラスの電気スタンド
が壊れたもの。
コナゴナになっている。
領収書 血文字が書かれている。
裏面はデパートの
領収書のようだ。
真宵のメモ ”あたしの携帯電話には、
お姉ちゃんと話したこと
が、録音されています”
綾里 千尋(27) 綾里法律事務所の所長。
ぼくの上司で、
ヤリ手の弁護士。
綾里 真宵(17) 千尋さんの妹。
死体にすがるようにして
泣いていた。
糸鋸 圭介(30) 所轄署の刑事。
殺人の初動捜査を担当。
通称イトノコ刑事。




綾里法律事務所にて(その1)


(どこでも調べる)
成: ‥‥今は、この血のニオイが
気になる!
千尋さん‥‥所長の無事を
たしかめないと!


所長室にて


(「机」を調べる)
成: ごくふつうのオフィス用
デスクだ。
依頼人も使う家具には
タップリお金をかけて、
自分が使うものはシンプルに‥‥
というのが、所長の方針だ。

(「パソコン」を調べる)
成: ちょっと意外なことに、
所長はキカイに弱い。
このパソコンも、ほとんど
電子メール専用に使っていた。
とても古いモデルを、タダで
もらってきたそうだ。

(「本棚」を調べる)
成: 所長の大切な資料が
ぎっしり並んでいる。
事件の調書や、最近の判例なんかが
ファイルされているそうだ。

(「帳簿」を調べる)
成: 綾里法律事務所の帳簿だ。
所長のキレイな字で
数字がビッシリ書かれている。
小さなオフィスだけど、
けっこう、もうかってるみたいだ。

(「イス」を調べる)
成: 所長のイスだ。
機能重視の、シンプルな
デザインで、座りやすいんだ。

(「窓」を調べる)
成: この事務所のすぐ目の前に、
ビルが見える。
”板東ホテル”という
ビジネスホテルだ。

(「考える人」を調べる)
成: 血がベットリついている。
‥‥なんともヒニクなことに、
今度は、所長の命を
奪ってしまったらしい‥‥。

(「ガラス片」を調べる)
成: 大小のガラスの破片が
散らばっている。
どうやら、ガラスでできた
電気スタンドだったようだ。


綾里法律事務所にて(その2)


(「ドア」を調べる)
成: 所長室へ通じるドアだ。
半開きになっている。
ドアノブには
触れない方がいいだろう。

(「絵」を調べる)
成: 大きな絵画だ。
モダン・アートというのだろうか。
ぼくには、ただの
失敗作にしか見えない。

(「ソファ」を調べる)
成: 来客用のソファだ。
革張りの高級品らしい。

(「デスク」を調べる)
成: 受付に使っているデスクだ。
いつもぼくが座っている。

(「本棚」を調べる)
成: 法律関係の本が、イヤになるほど
ビッシリ並んでいる。
事務所を訪れる客たちは、
かならずこの本棚にビビる。

(「ライティングデスク」を調べる)
成: 小さなライティングデスクには、
事務用品が整然と並んでいる。


留置所にて


(「看守」を調べる)
成: 面会のようすを監視する看守だ。
さっきから、まったく動かない。
さすが、プロだな。

(「監視カメラ」を調べる)
成: ごていねいに、カメラで
見張っているようだ。