第3話『逆転のレシピ』探偵パート2日目(その1)  −証拠品−


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弁護士バッジ ぼくの身分を
証明してくれる、
大切なバッジだ。
勾玉(まがたま) 真宵ちゃんから借りた
もの。吐麗美庵の
キッチンで見つけた。
スポーツ新聞 被害者の遺留品。
ラクガキの筆跡も被害者。
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雑誌の記事 12月5日発行の雑誌。
成歩堂弁護士が惨敗、
依頼人が有罪になった。
シゴト誌 ビタミン広場のベンチで
拾った。
オジさんが捨てたもの。
ランチ 吐麗美庵のランチ。
想像を絶するマズさで、
オマケに2980円。
スクーター ぼくのニセモノが
乗っていた。ハデに
カバーが壊れている。
本土坊の借用書 額面は5000万円。
貸し主は、ローン会社
<<カリヨーゼ>>。
五十嵐の証言書 事件が起こった際、
自分の席の花ビンを割り
ました。ごめんなさい。
岡 高夫の解剖記録 青酸カリによる中毒死。
死亡推定時刻は、午後
1時30分〜2時30分。
吐麗美庵の上面図 殺人現場の見取り図。
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×印は被害者の席。
現場写真 キッチン付近から見た
現場の状況。
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コーヒーカップ 被害者が飲んだコーヒー。
青酸カリが検出。被害者
とマコの指紋が付着。
被害者の宝クジ 5000万円の当たり
クジ。マコの身体検査に
よって発見。
エプロン 事件当時、マコがつけて
いた。小さなポケットと
大きなシミがついている。
青酸カリ 粉末状の猛毒。マコの
指紋が付着。エプロン
のポケットより発見。
被害者の薬袋 被害者が吐麗美庵に来る
前に、医者で処方された。
袋の中はカラッポ。
長者ラジオのチラシ 毎週月曜・午後1時半!
地上で最もスリリングな
10分間をお届けします!
綾里 真宵(19) ぼくの助手。
倉院流霊媒道の使い手。
今もなお修行中。
綾里 千尋(故人) ぼくの永遠の師匠で、
真宵ちゃんのお姉さん。
3年前に亡くなった。
ゴドー(??) 本名・国籍・年令すべて
が不明の検事。ぼくを
知ってるようだが‥‥?
須々木 マコ(23) 吐麗美庵のウエイトレス。
ぼくのニセモノの弁護の
せいで、殺人の罪で有罪。
岡 高夫(28) 被害者で、プログラマー。
左耳に<<モノクル>>装着。
左耳コマクが破れている。
糸鋸 圭介(32) 所轄署の刑事。
殺人の初動捜査を担当。
通称イトノコ刑事。
五十嵐 将兵(68) 事件当時、吐麗美庵に
いた目撃者。
無類のウエイトレス好き。
本土坊 薫(39) 吐麗美庵のシェフ。
多額の借金があり、
窃盗の前科を持つ。




警察署・刑事課にて


(「課長」を調べる)
成: 刑事課の課長さんだろう。
‥‥パソコンのスイッチを
切られて、ボーゼンとしている。
課: ‥‥しかたがない。
気分を変えて、手紙にするか。
成: (捜査しろよ‥‥)
課: 『サヨコさん、お元気ですか。
ぼくは元気です』‥‥と。
真: ‥‥あたし、カチョーに
なりたくなってきたよ。

(「刑事」を調べる)
成: 刑事さんだろうか。
‥‥何やら、ひとりでぶつぶつ
つぶやいている。
刑: ”ひったくり ひったくられて
いたみわけ”
‥‥キマリだな。一見、
標語っぽくないのがイイ。
成: ‥‥‥‥‥‥
防犯キャンペーンの
標語を考えている‥‥
ようには、とても見えない。


吐麗美庵にて


(「テープの張られたテーブル」を調べる)
成: ‥‥事件があった
テーブル、だね。
真: 立ち入り禁止の
テープが張ってあるよ‥‥。
成: テーブルのシミは‥‥
毒入りのコーヒーかな。
真宵ちゃん。テーブルクロス、
ナメちゃダメだぞ。死ぬから。
真: ナメないよ!
あたしをナメないでよね!
成: (お。ウマいコト言うな‥‥)

(「仕切り」を調べる)
成: テーブルの間に、
仕切りが立っている。
席について見えるのは、
向かい側のテーブルだけ、か。
真: ホントだ。おとなりの席、
ゼンゼン見えないよ。
相手のコーヒーに毒を入れるには
もってこいだね。

(「となりのテーブル」を調べる)
成: キチンとセットされた
テーブルだ。
真: これかな? マメのオジさんが
言ってた<<花ビン>>って。
成: たしかに、不安定、かつ
とても割れやすそうな花ビンだな。
真: お客さんが割るごとに
100万円ずつもらえば、
借金なんか、すぐ返せるのにね。
成: ‥‥暴動が起こるぞ、
そんなコトしたら。

(「入り口のドア」を調べる)
成: 入り口のドアだ。
パネルがぶら下がっていて、
フランス語で何やら書いてある。
<<営業中>><<準備中>>の
どちらかだろう。
どっちかわからないけど。
‥‥フランス語だから。
真: <<入口>><<出口>>のどちらか
かもしれないしね。

(「マガジンラック」を調べる)
真: ファッション雑誌ばっかり。
しかも、フランス語だよ。
成: 真宵ちゃんも、たまには
おしゃれしてみたら?
真: そうだなあ。たまには
パリっぽくキメてみようかな‥‥


キッチンにて


(「ガスコンロ」を調べる)
真: お。いいニオイ。
ナベでぐつぐつ言ってるのは‥‥
オマールえびとアワビのフリカッセ
バルサミコ酢風味だね。
成: きのうのランチじゃないか‥‥
真: すっかりアタマに
焼きついちゃったんだもん。
マズい料理の代表選手として。
成: (ホンモノはウマいだろうに。
‥‥バルサミコ酢風味)