表セリフ集「華麗なる逆転」(探偵パート1日目・その1)を見る
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弁護士バッジ |
ぼくの身分を 証明してくれる、 大切なバッジだ。 |
勾玉(まがたま) |
真宵ちゃんからもらった もの。心にヒミツを持つ 人物に効力を発揮する。 |
<<お!カルト>>新年号 |
霊媒業界の情報誌。 葉桜院が紹介されている。 Lボタンで写真を表示。 |
葉桜院の見取り図 |
この霊行道場の付近の ようすが描かれている。 Lボタンで詳細を表示。 |
綾里 真宵(19) |
ぼくの助手。 倉院流霊媒道の使い手。 今もなお修行中。 |
綾里 千尋(故人) |
ぼくの永遠の師匠で、 真宵ちゃんのお姉さん。 3年前に亡くなった。 |
ゴドー(??) |
本名・国籍・年令すべて が不明の検事。ぼくを 知ってるようだが‥‥? |
綾里 春美(9) |
真宵ちゃんのイトコで、 霊媒師のタマゴ。 天才的霊力の持ち主。 |
毘忌尼(48) |
山奥の霊行道場、 <<葉桜院>>の住職さん。 豪快なオバサンだ。 |
天流斎 エリス(??) |
とてもやさしい目をした 絵本作家。 春美ちゃんが大ファン。 |
真: |
どうよ、なるほどくん。 リッパな門でしょ! |
成: |
たしかに‥‥ ヘタすると、真宵ちゃんの ふるさとよりリッパかもね。 |
真: |
ううん。‥‥倉院の里も いろいろあったからねえ。 ムカシは、お金がたくさん あったんだよ、あたしたち。 |
成: |
へええ。‥‥今は、ちょっと ビンボーっぽいね。 |
真: |
いやあ、生まれる時代を まちがえたねえ、ホント。 |
真: |
今夜、泊めてもらう 本堂が見えるよ。 なんかこう、 キリッと身がひきしまるね! |
成: |
‥‥せめて、ストーブぐらい あるんだろうな。あそこには。 |
真: |
大丈夫だよ。あたし、 ゆたんぽ持ってきたし。 |
成: | ‥‥ぼくのぶんは? |
真: |
やだなー、なるほどくん。 ふつう、ゆたんぽは 2個も持ち歩かないでしょ。 |
成: | (ううう‥‥サムい) |
真: |
あ。かわいらしい 鐘つき堂があるよ! あたし、大好きなんだよねー、 鐘の音って。 |
成: |
ふーん。 お金の音と、どっちが好き? |
真: |
‥‥‥! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ゴメンなさい。 ‥‥お金、です。 |
成: | な、なんであやまるんだよ。 |
真: |
お。雪の日に乗る オートバイがあるよ。 |
成: |
<<スノーモービル>>って 言うんだけどな、ふつうは。 |
真: |
知ってるよ! <<すもうのーびる>>でしょ! ううん‥‥。まれかさんも さそえばよかったかなあ。 死ぬセトギワでツッ走るんだよ! <<すもうのーびる>>が。 乗せてもらいたかったな。 ‥‥<<すもうのーびる>>。 |
成: | だから、<<スノーモービル>>だよ! |
成: |
笑ってしまうほど巨大な勾玉が うっそりと、まつられている。 こんなちっぽけなシロモノでも サイコ・ロックが見えるんだから、 これだけ大きかったら、 何が見えてもフシギじゃないな。 |
成: |
祭壇だ。古びているが、 キレイに手入れされている。 ‥‥そういえば去年、 倉院の里でも見かけたな。 やっぱり、霊力に 関係しているのだろうか。 |
成: |
ワラで編んだ座ぶとんが つまれている。 真宵ちゃんによれば、 <<円座>>というらしい。 ‥‥きっと、ここに来なかったら 一生、知らなかっただろうな。 |
成: |
火鉢のまわりに、ワラで編んだ 座ぶとんが並んでいる。 テレビの時代劇でしか 見たことのない光景だ。 ‥‥この火鉢がなかったら、 イノチに関わるところだったな‥‥ |
成: |
読めないけど、まがまがしい 呪文がびっしり書かれている。 数学の公式をトイレに張って おぼえる、みたいなコトなのか、 それとも、一種のカンニング ペーパーみたいなものなのか‥‥ |
真: |
さ。わたってみようか、 なるほどくん! |
成: |
うううう‥‥一見、リッパだけど、 今にもくずれそうだぞ。 |
真: |
一見、今にもくずれそうだけど、 リッパだよね! |
成: |
(‥‥この発想のちがいが、 真宵ちゃんとぼくのちがいか) |
成: |
野性味あふれる石コロに、 鬼気せまる文字がおどっている。 |
真: | <<お・ん・ぼ・ろ・橋>>‥‥か。 |
成: | だから、<<おぼろ橋>>だよ! |
真: |
もう! ダレが見ても <<おんぼろ>>じゃない! あたしが<<ん>>って書いてあげる。 エンピツ貸して! |
成: | 持ってないよ。 |
真: |
こんなところに公衆電話があるよ。 ‥‥だれが使うのかな。 |
成: |
葉桜院の人たちじゃないかな。 電話なんか、なさそうだったし。 |
真: |
えー。葉桜院からここまで、 20分ぐらい歩いたよ! ‥‥‥‥‥‥‥‥ 本堂、ここに作れば よかったのにね。 |
成: | ‥‥そりゃ、逆だろ。 |
成: |
葉桜院に向かう方向とは別に、 1本の細い道がのびている。 |
真: |
道しるべに、何か書いてあるけど 読めないね。‥‥古くて。 |
成: |
ガケの下に向かって、 木でできた階段が伸びているな。 |
真: |
じゃ、あたしが道しるべに書いて おこうか。<<木の階段>>って。 |
成: |
‥‥そんなの、 書かなくてもわかるよ。 |
真: |
いいからいいから。 はい、エンピツ貸して。 |
成: | 持ってないよ。 |
成: |
向こう岸まで、20メートル近く ありそうだ。 |
真: |
今夜は、あっち側で 修行するんだよねー。 いっしょにやる? なるほどくんも。 |
成: |
<<スペシャル・コース>>だろ? やめておくよ。 |
真: | 霊力がつけば、楽しいのに。 |
成: |
(そうか? よけいなものが 見えそうでコワイぞ‥‥) |
成: |
いくらカネをもらっても、もう わたりたくないな。 |
真: |
まあ、だれもくれないけどね。 ‥‥おカネ。 |
成: |
そもそも、あのシロモノを ”橋”と呼ぶのはサギだろう! 後半部分なんか、ただの ”板”だったじゃないか! |
真: |
なんにせよ、帰りに もう一度、わたらないと。 |
成: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ここに住もうかな、ぼく。 |
真: |
‥‥そこまで わたりたくないかあ‥‥。 |
真: |
4本のワイヤーで ささえてるんだね。吊り橋を。 |
成: |
‥‥意外に細いよ。 大丈夫かな、このワイヤー。 |
真: |
もう! 心配性だなあ、 なるほどくんは! もし、あの吊り橋が 落ちるとしても‥‥ このワイヤーが切れる前に 板が割れるから、大丈夫だよ! |
成: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
真: |
どうしたの? カオがミドリ色だよ。 |
真: |
きゃあ、カワイイ! お地蔵さんがいっぱいだよ! 1個、もらっとこうか。 |
成: | ばば、バカ言うなよ! |
真: |
こんなにあるんだもん。 1個ぐらい、わからないって。 |
成: |
いやいやいや! バレるに決まってるだろ! ‥‥だいいち、どうするんだよ。 そんなの、持って帰って。 |
真: |
事務所にかざろうよ! ここには、かわりに事務所の コケシ、置いとけばいいでしょ。 |
成: |
(そういえば、あのコケシは どこから現れたんだ‥‥?) |
真: |
あっ! 雪に埋もれた 巨大ロボットだよ! |
成: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ たしかに雪に埋もれてるけど、 たぶんそれ、焼却炉だと思うよ。 |
真: | なあんだ。まぎらわしいなあ。 |
成: |
あんまり使われてないみたいだ。 ちょっと、サビている。 |
真: |
ね。ね。なるほどくん! 歩かないのかな、この巨大焼却炉。 |
成: |
だから、ロボットじゃないよ! ‥‥特に巨大でもないし。 |
真: |
つまんないの。なるほどくんと 戦わせようと思ったのに。 |
成: |
(焼却炉と戦う弁護士なんて 聞いたことないぞ) |
真: | この先が<<奥の院>>かあ。 |
成: | ちょっぴり、ボロっちいね。 |
真: |
まあ、シャレたペンションじゃ フンイキが出ないからね。 |
成: | 今夜、ここで修行するんだ。 |
真: | そうだよ! ウデが鳴るなあ。 |
成: | ‥‥ハラが鳴ってるぞ。 |
真: | まだかなあ、カレー。 |
真: | ‥‥なんか書いてあるね。 |
成: |
<<奥の院>>かな。 読めないけど。 |
真: |
読めない表札って、 イミがないよねー。 ゆうびん屋さんも困るし。 |
成: |
(それだけ歴史がある、 ってことかな) |
真: |
お。半開きのトビラが あたしたちを手まねきしてるよ。 |
成: |
でも、となりの立て札には <<立入禁止>>って書いてあるぞ。 |
真: |
あのね、なるほどくん。 ルールっていうのは、 破るためにあるんだよ。 |
成: |
‥‥そのコトバ、 弁護士に対する挑戦だな。 |
真: | さ、さ、行ってみようか! |
成: |
ビキニさんに呪われても 知らないぞ。 |
真: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ やめとこうか。 ちょっとコワいや。 |