ベニイロフラミンゴ |
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学名:Phoenicopterus ruber 英名:Caribbean Flamingo 分類:フラミンゴ目 フラミンゴ科 分布:カリブ海沿岸、南アメリカ北部 |
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鮮やかな紅色の群れの中に、まさに脱色されたように白っぽい2羽が混じっています。前の年に雛を育てた両親は、色が褪せてしまうのです。 フラミンゴは雛に真っ赤な液体を出して口移しで与えて育てます。自分の血液を飲ませて、子を育てるという伝説も生まれました。 真っ赤な液体はフラミンゴミルクと呼ばれています。脂肪や蛋白質に富んだもので、赤い色素が含まれるほか、1%の血液も混じっているそうです。子育てに自分の体を彩っている色素を使い果たし、紅色から白色に様がわりしてしまうわけです。 人間のお母さんだって、自分の血液をミルクに変えて赤ちゃんに飲ませているわけです。カルシウムに富んだミルクを出すことで子育てが終わったあと、歯が悪くなったという話を思い出しました。 |