すぺしゃる21巻「汝その名はスイートポテト」に登場。
外見は40代。端正な顔だちではあるが、削げた頬と鋭いまなざしが、どこか近寄りがたい雰囲気を
かもし出している。髪の色は黒で、黒いローブをまとっている。甘いものは苦手。
ジョージの父親。息子の魔道士としての才能を惜しみ、懸命に息子を魔道士に
したがっていたが、結局はジョージのケーキ職人としての腕を認め、見守る姿勢をとることで和解した。
本人も当然魔道士で、ジョージが子供の頃は魔道士協会に通わせていた。
キメラ作りを得意としているよう。背丈は四、五歳、灰色の身体と頭の両側に巨大な耳のようなものを
つけ、目も口も妙に大きいサルほどの大きさで、なんと複数が合体して獣の頭と大人の倍近い身長、6本の
腕を持つ合体融合型キメラ(デュプレクス)や、ジョージの栗を使ったキメラ(ミュルアキス)を作った。