ライゼール帝国にあった、大きな街。かつては
魔道士協会の本部があった。
大変栄えていた街だったが、百年前、魔獣ザナッファーによって滅ぼ
される。その時、ザナッファーを倒したのが光の剣の勇者で、
ガウリイの先祖。死んでなおザナッファーの死骸は瘴気を放ち続け、大地を
生き物の住めない土地にした。そこで光の剣の勇者は、ドラゴンからもらったという、瘴気を吸って
成長する木・神聖樹フラグーンを植え、瘴気を抑えこんだ。ただし、
フラグーンが瘴気を吸いきれていない瘴気の森では、いつも薄くのばした
ような瘴気が漂っており、生き物の声は聞こえない。
それでも人はフラグーンを中心として街をつくっていたが、