原作本編全編、および外伝「刃の先に見えるもの」に登場。
他、アニメ、CDドラマなど、本編をベースとしたジャンルには全て登場。
長く伸ばした金髪と碧眼に長身(182cm)、さらには甘いマスクと、絵に描いたような美形。しかも
剣の腕は超一流で、彼以上の剣の使い手は、スレイヤーズ世界にもまだ出たことはないかもしれない。
純粋に剣だけで勝負したら、彼に勝てるキャラはいないのではないだろうか。
ただし、天が彼に与えたものはここまで。残念ながら、頭脳はまったく与えられなかったらしい。
本当は、本編1巻にて、魔法や世界観の説明をするため、
あれこれこの世界の常識を聞く役、だったはずなのだが、それ以降はすっかり頭脳に疎くなって
しまった、気の毒なキャラ。裏設定では、彼の魔力容量はあと一歩で竜破斬
(ドラグ・スレイブ)クラスらしいのだが、惜しいことにそれを使う知力がない。「魔道士の真価は
どれだけ強大な魔法が使えるかではなく、どれだけうまく魔法が使えるか」というのは、まさに真実で
あるといえよう。
自称リナの保護者で、リナの行くところにはほぼ必ず同行する。彼女がらみ の事件は、命を賭けるぐらい危ないものが非常に多いが、全くリナを見捨てる気配がない辺り、彼の想い の強さがうかがえるだろう。原作本編第2部に入ると、ほとんど『保護者』という言葉を使わなくなった が、これはリナがガウリイへの自分の想いに気づいたのと同じく、ガウリイもリナへの想いに気がついた 証なのだろうか?
伝説の、光の剣を家宝とする家に生まれ、原作本編第1部では、ずっと
己の剣として使用していた。しかし、実はこれはガウリイが家出するとき、勝手に持ち出したもの。
実家で、光の剣がらみのゴタゴタが発生した時、「こんな剣なくなってしまえばいい」という想いで
持ち出したらしい。だが、この剣とリナの父が縁でリナと出会うことになった
のだから、人生わからないものである。リナのとーちゃんと会うまでは、いかにも悩んでます、という
空気を露骨に撒き散らしまくっていたようだ。
本編第1部の終わりにて、光の剣をなくした後は、リナ
と共に光の剣並の剣を探し、見つかったのが斬妖剣(ブラスト・ソード)。
剣が見つかるまで、いかに剣のない彼が役立たずか、そしていかに剣を持った彼が凄腕か、読者に強烈な
印象をもってして教えてくれた。
ちなみに、ガウリイと仲の悪い兄が1人いた(故人)。