わんこの若い頃は、せいぜいフィラリアなど月に1、2度しか薬を飲む機会がなかったかと思いますが、介護が必要になるくらい身体の弱っているわんこは、毎日薬を飲む子も多いでしょう。
ちなみにうちでは、副腎皮質ホルモン(老化により不足しているため)、神経を敏感にする薬(脳からの指令ができるだけ届くように)、血行を良くする薬、抗酸化サプリメント(老化を遅らせる)、筋肉増強剤(週1回程度。どうしても筋肉が落ちてしまうので)、下痢止め薬(おなかを下したときだけ)、消炎鎮痛剤(足が痛いときの痛み止め)、解熱剤(発熱してるとき)を内服薬として使ってます。
それから、便秘をしたときは、ミルミルを飲ませるのがとても効果的です。毎朝起きたときに、1個の半分ぐらいを飲ませると、お通じが良くなります。
方法その1:好物に混ぜて飲ませる
チーズやパンやソーセージなど、わんこの好物の中に薬を入れて食べさせます。
わんこの食べ飽きないものが良いです。
うちでは、プリンを使ってました。プリンを少量スプーンですくい、その中に薬を入れて、プリンごと食べさせます。薬を吐き出してしまったらもう一度。
粉薬は、プリンと一緒に容器に入れ、ぐちゃぐちゃにかき回すと、薬の混じったプリンができるので、それを食べさせれば良いので楽です。
方法その2:ウィダーインゼリーを使用する
上記のプリンと使い方は同じですが、プリンよりさらに流動体のため飲みやすくなってます。
うまく舌の下に入れれば、吐き出されにくいです。
あまり冷蔵庫で冷やしすぎたのを食べさせると、おなかを壊しやすくなりますので、常温でしばらく温度を上げたものをあげると良いでしょう。
人間の幼児用に市販されている、ゼリー剤でも問題ありません。
方法その3:食事に混ぜる
粉薬や、粒の小さいカプセルはこれまでの方法で飲ませられますが、プリンやウィダーインゼリーを使用している場合、大きなカプセルでは吐き出されてしまうことがあります。
そういうときは、食事に混ぜる方法があります。
食事の肉の中に入れておいたり、ドッグフードにまぎれこませておいたりしておくと、気づかず食べてくれます。
ただし、食事を残すわんこの場合は、薬も残されていないか確認しましょう。
また、流動食ドッグフード(→ごはんを食べない子の食べさせ方)の中に、粉薬や、分解したカプセルの中身を入れて飲ませるのもひとつの方法です。
カプセルを分解する場合、中身だけを飲ませてもいいか、必ず獣医さんに確認してください。
方法その4:…ムリやり飲ませる
大きい粒状の薬は、カプセルならば中の粉状の薬を取り出すことができるし、固い粒状のものは包丁などで割ることができます。
しかし中身を取り出せなかったり、包丁で割るとかなり個数が多くなってしまう場合は、ムリヤリ飲ませるしかありません。
口を開けさせて、できるだけ喉の奥に放り込み、口をふさいで飲み込むまで待ちましょう。
わんこは嫌がるでしょうが、これは仕方ありません。
また、あまりやりすぎるとわんこが怒りだしたり、喉に対して負担がありますので、1日2回程度に止めておくのが賢明です。
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