ハウンドビートル

 自動部隊戦闘機。対ゲリラ戦に用いられる、対人・対軽車両用の 攻撃機。
 巨大な甲虫を想わせるボディには、いくつかのコブと何本もの足。外見は、ゴキブリによく似て いる。
 脚部の小型キャタピラを利用して、地を滑るように走る。平らではないところでは、脚を立てて歩行 に切り替えることもできる。ただし、その分スピードは落ちる。兵器として見れば、装甲はそう厚く ない。カメラ・アイと感熱機能で敵の戦闘能力を判断する。カメラ・アイの色は赤。
 ロケット、ビームを装備。通常は「ビットスパイダー」を四機装着し、 本体から出力されたビームを屈折発射する球状砲座として使用。「ビットスパイダー」が防水性なの で、おそらくこちらも防水性になっているだろう。
 戦闘は、事前に与えられたプログラムに沿って行われる。 モードEに設定すると、「生きるものすべての殲滅(エクスターミネーション)」という設定に なる。しかしこの表記からすると、もしや犬猫なども対象に入るのだろうか。まさに死の街、と呼ぶに ふさわしい状態になるが、虫すらもその対象になるとすると、弾丸のムダ使いが大変そーである。
 ロナルド・シティはもっぱら、この機体に攻撃されていた。街に入った サミィたちを最初に攻撃してきたのも、この機体。