トルコ

2007年4月
エフェソス遺跡



エフェソス遺跡
ヴァリウスの浴場

 紀元前3世紀に建設が始まり、紀元前2世紀にローマ帝国の属領となって帝国有数の都市として繁栄を謳歌した街。そして紀元前33年にクレオパトラとアントニウスが上陸して甘いひとときを過ごしたという伝説が残る街。更に、聖母マリアがキリストの死後余生を過ごした街でもある。

 今は陸地だが、かつては港湾都市として繁栄した。

エフェソス遺跡
オデオン

 南入り口から入場して北入り口に向って見学。

 かつてこの市公会堂に聖火が灯され、その火は消えることはなかったという。

 ポリオの泉はドミティアヌス神殿の左側にあり、97年にポリオという人物によって建設された。

エフェソス遺跡
市公会堂


エフェソス遺跡
ポリオの泉


エフェソス遺跡
ヘラクレスの門


 ヘラクレスの門はクレテス通りに建っているヘラクレスの彫刻を施した門。ニケのレリーフは本来はこのヘラクレスの門のアーチとして飾られていたという。

 ニケのレリーフはご存知ナイキのデザインの元として有名で記念撮影をする観光客が絶えない。



エフェソス遺跡
ニケのレリーフ


エフェソス遺跡
クレテス通り

 クレテス通り。この辺りでエフェソス遺跡観光の中央地点くらいかな。ご覧のとおり、日光を遮るものがないので、夏は帽子と水が必携になるだろう。4月初旬のこの時期では、サングラスの必要まではなかったけれど、帽子を被って水を持参して観光した。

 このクレテス通りの通りの右側と壁の間にも遺跡の柱などが置かれており、そこにはポピーが彩りを添えていた。

エフェソス遺跡


エフェソス遺跡

 ←の写真はクレテス通りの脇辺り。有名な遺跡の写真では全くなく、花と遺跡の取り合わせの妙で撮影してみたもの。

 “花と遺跡”の写真は楽し〜い♪この辺、完全に個人的な趣味の世界です。(笑)
 トラヤヌスの泉は102年〜104年建立。オリジナルは基礎部分のみで上部は復元されたもの。

 ハドリアヌス神殿は2世紀の建立で奥のアーチ上部にはメデューサが彫られている。

エフェソス遺跡
トラヤヌスの泉


エフェソス遺跡
ハドリアヌス神殿


エフェソス遺跡

 ↑のクレテス通りの写真向って左側にあるモザイク。かなり細かいです。そして当然ながら立ち入り禁止になっているので、柵のところから奥に向って撮影しました。
 このモザイクは必見です。気に入ったのだ。

 この左右はあくまで南入り口から北入り口に向って進行した場合なので、逆の入り口から入ると左右が逆になるのでご留意ください。

エフェソス遺跡
ケルスス図書館

 ご存知、エフェソス遺跡の代名詞(?)ケルスス図書館。

 20世紀初頭に発見されたときはかなり破壊されていたのを1970年代に修復したもの。

 →真下から上に向ってあおって撮ってみました。別に意味なし、です。(笑)

エフェソス遺跡
ケルスス図書館

 そしてこのコースでは、大劇場を見学してフィニッシュです。

 見学時間2時間強。おそらく一般的なツアーの2倍くらいの時間をかけてのんびりじっくり見学しました。広い遺跡だけに時間をかけて見学できたのは嬉しい限り。

エフェソス遺跡
大劇場


エフェソス遺跡
大劇場