ポルトガル旅行記 |
ポルト → バターリャ → ナザレ
朝食
まだ時差ボケが続き、早朝に目が覚めてそれからはうつらうらして過ごしました。ポルトのホテルは旧市街から遠いので、本日は朝の散歩はなしで、ゆっくりと(?) 6時起床。
スーツケースのパッキングをして、すぐに出せるようにして、7時15分から7時45分まで朝食。パンの種類が多くて目移りしてしまったけれど、昨日の朝、パンをたくさん取り過ぎたので、今朝は自重してセレクト。
部屋に戻ってからスーツケース出し。少し休憩して9時にホテルを出発。
ポルトの女性現地ガイドさんとはホテルで合流。
バスで旧市街に向かう途中、ポルトも最近は治安が少々芳しくないので、手荷物の管理をしっかりするように厳重に注意を受けました。
バスが最初に停車したのは旧市街のほぼ真ん中にあるリベルターデ広場。このとき9時17分。事前調査どおり、ホテルは旧市街から約20分の立地でした。
リベルターデ広場で9時17分から9時35分まで、サン・ベント駅を見学するためにフリータイム。
ティアラパーク・
アトランティック・ポルト
リベルターデ広場より、サン・ベント駅
ツアーの行程には、サン・ベント駅は含まれていなかったけれど、添乗員さんが時間を取ってくれたようです。まさか、ツアーの観光の最初でサン・ベント駅が見られるとは思っていなかったので、ビックリ。予想外の展開に慌ててしまい、サン・ベント駅がバスから見てどちらにあるのかの説明がきちんと頭の中にとどまってくれておらず、添乗員さんに思わずもう1度尋ねてしまいました。
リベルターデ広場からサン・ベント駅を見たところは平地ですが、向かって右の駅舎の出入口にかけて、道は下り坂になっています。
ちなみに、←の人影のようなものは、彫刻です。
BSの某番組を見てから、ポルトではぜひこのサン・ベント駅のアズレージョの装飾を観たくて、ツアーの行程にはサン・ベント駅が入っていなかったので個人的に見学することも考えたのですが、ホテルが旧市街から少し(かなり?)距離があったため、公共交通機関and徒歩で往復するのを諦めただけに、見られてとても嬉しいです。添乗員さん、ありがとうございます。
駅舎の中は見事なアズレージョに溢れています。しかも!駅構内で、アズレージョの状態もgood。いきなりハイテンションで写真撮りまくり♪あらゆる角度から撮ります☆
サン・ベント駅
サン・ベント駅内 アズレージョ
サン・ベント駅内 アズレージョ
できるだけアズレージョのアップも撮影。
ドラマティックなシーンや風景等など。
駅構内のこれらのアズレージョはポルトの歴史にまつわるあれやこれやが描かれているそうです。
じっくり見られて、すっかり満足♪
リベルターデ広場の周囲には重厚な建物がたくさん。その中には、これまで見た中でも有数の重厚さを誇るマックがありました。シブイ。
写真向かって右手奥の建物が市庁舎のようです。
リベルターデ広場に面した
マクドナルド
リベルターデ広場
昨夜、お祭りがあったそうで、広場には出店がまだ片付けられずにありました。夜に訪れていたら広場のイメージが違ったのかもしれません。
リベルターデ広場からバスで7分。9時42分にカテドラルに到着。バスを降り、カテドラル内部見学スタート。
カテドラル
カテドラル 主祭壇
カテドラル ステンドグラスカテドラルに一歩、脚を踏み込むと重厚な雰囲気。
それが、主祭壇に近づくと、カテドラルの質実剛健風(?)な外観とはうらはらに、主祭壇はキラキラ。
教会内部で本格的に初めて見るマヌエル様式にタジタジ。う〜ん、ポルトガル、派手!
カテドラル 礼拝室
カテドラル 礼拝室
カテドラル 主祭壇
カテドラルには、主祭壇の他にも金ピカにデコレーションされた礼拝室がいくつもありました。
カテドラル前
カテドラルの前には、←のようなネジリン棒が。これは何だったのか。特に現地ガイドさんからの説明はなかったような気が…。
カテドラルは街を見渡す丘の上に建っていて、カテドラル前のテラスからはドウロ川やポルトの街並みが見渡せました。これが、かなりいい雰囲気♪洗濯物のはためく街並み、いいですね〜☆
カテドラルの回廊などは見学せずに、バスは10時に出発し、昨日は夕食後に外観だけ観たサンフランシスコ教会に、今日は内部見学するために向かいます。
カテドラル前のテラスより
カテドラル前のテラスより
10時10分にサンフランシスコ教会前に到着。バスは長く停めていられないので、ササッと降ります。
サンフランシスコ教会
サンフランシスコ教会
清貧を旨とするサンフランシスコ教会の入口にもネジリン棒が…。これは、もしかするとここもキンキラキン?と思いつつ中に入ると案の定…。
サンフランシスコ教会 絵はがき集
サンフランシスコ教会内部は、カメラ・ビデオ撮影不可だったので、教会で販売していた絵はがき集(値段忘れました)を購入。↑で、絢爛豪華なピカピカの一旦をご覧になってください。
この豪華な教会内部の派手な装飾をサンフランシスコ会を開かれた聖フランシスコさまがご覧になられたら、どう思われるのかとつい考えてしまいました。
この教会創建当時は、ポルトガルは世界の海をまたにかけて大帝国を築いていたそうなので、植民地から黄金が流れ込んでいたので、このような装飾を造るのも可能だったそうです。金ぴかでスゴイ装飾だけど、ヴァチカンとは一線を画した造りなような気がします。
金ぴか〜!派手ハデ〜!。と思っているうちに、サクッとサンフランシスコ教会の内部見学終了
聖ニコラ教会
聖ニコラ教会内部
10時30分には、教会の外に出てしまいました。でも、バスがいません。少し待っても現れる気配なし。
ぼ〜っと道を挟んだところにあるアズレージョ張りの教会を見ていたら、現地ガイドさんが、「聖ニコラ教会といって、聖ニコラの教会です。聖ニコラはサンタクロースのことです」と教えてくれました。その途端、私を含めてツアーメンバーさんの目がキラキラ☆日本人、サンタクロースが好きですから〜。
現地ガイドさん、その無言の圧力に負けて、「バスが来るまで中を見ましょうか」
聖ニコラ教会内部はいたってシンプルな(?)普通の教会。
この聖ニコラ教会の中にあったマリアさま像を含めて、今回のポルトガル旅行で拝見したマリアさま像は、どこの像もとっても可愛いい像でした。
ぐるっと聖ニコラ教会の中を一通りみて外に出てもバスの姿はなし。先程からクラクションが盛大にならされていることから、どこかで事故か路上の違法駐車に行く手を阻まれているのではないかというのが、現地ガイドさんの説でした。
聖ニコラ教会内部
回りを見渡していた添乗員さんが「バスが来ました」と指差す方向は、バスが来る予定の方向とは90度異なる道。現地ガイドさんの予想どおり、違法駐車に行く手を阻まれ、何十メートルか何百メートルかをバックして戻って、ようやく到着したそうです。その距離のバック、私には絶対無理です!
SANDEMAN(ポルトワイン醸造所)
次は、10時55分から11時25分まで、ポルトワイン醸造所見学&試飲。
昨日、ホテルのウェルカムポルトワインですっかり酔ってしまったので、今日は気をつけて飲み口が良いからと、あまり飲まないようにしなくては、このあとの観光と移動に差し支えてしまいます。
見学する蔵元(?)は、昨夜の夕食のレストランから河の対岸に見えていたSAMDEMAN(サンデマン)。
マントとシルクハットを着用した人間が、ここのシンボルのようで、案内係の女性も同様の扮装をしていました。
案内係の女性の後について醸造所見学スタート。醸造の工程を順に辿って行くのですけれど、最初の部屋でもうものすごく甘〜いワインの香りにクラクラ。アルコールに弱い人間は、この最初の部屋の香りだけで十分酔えます!(笑)
ワイン樽の1つ1つにシンボルが入り、醸造所内のいたるところにもライトアップされたシンボルが。徹底してます。
SANDEMANにて
SANDEMANにて
くるっとアッサリ見学して、醸造所側も見学者側もメインのワインの試飲です。
白ワイン(左)と赤ワイン(右)
醸造所内を案内してくれたおねえさんが売り子さんに大変身。白ワインと赤ワインをグラスに少しずつ注いでくれて、気に入ったら&その他のいろいろなグレードはあちらの売店でと大PR。
白と赤をそれぞれいただいて、今日はどちらも全部飲まずに残しました。人間は学習する生き物なのです。ん〜、で、試飲した感想は、昨日、ホテルでいただいた赤が私的には、最も好みというか口当たりがよくて飲み易かったです。見学&試飲させていただいたのに、すみません。>SANDEMANさま
ということで、ワインの購入はなし。ツアーメンバーのうち、それなりの人数の皆さまがテイスティングされて、スゴイ勢いでガンガン購入されていらっしゃる間、醸造所の外に出て、写真を撮りながら待っていました。
SANDEMAN前より
SANDEMAN前より
SANDEMANさんは、ドウロ川を挟んで旧市街の対岸にあるので、何気にビュースポットです。ワイン樽を積んだ船と一緒に旧市街の丘を撮れました。このワイン樽にもSANDEMANさんのシンボルが入っているのは、写真を撮られるのを見越したSANDEMANさんの商魂かなぁ。(笑)
ドン・ルイス1世橋を渡って昼食のレストランへ向かいます。昼食のレストランは、昨夜の夕食のレストランと同じカイラ・リベイラ地区にありましたので、バスを降りてからレストランまで、一部、昨夜通った道もありました。ただ、すぐ前がドウロ川ではなくて川から1本入ったサンフランシスコ教会方向でした。
昼食は11時55分から13時20分までのわりとゆっくりめ。
案内された席は、中2階の厨房が見える席。食事をしつつ、→の女性が何をしているか興味津々で見ていました。
昼食のレストラン
イカの和え物?
オリーブ
←の3品が1つのテーブルに1セットずつセッティングされていました。私は、全然食べていないので判りませんが、同じ席になった方の話では、昨夜のレストランの付きだしのほうが美味しかったそうです。
冷たいものが欲しくてファンタ・オレンジ1.85EUR(約222円)。ヨーロッパにしては珍しく氷入り。
シーフードスープは海老入りで、魚介類の風味がよくでていて、一昨日、昨日と出た野菜スープよりも美味しい♪タコのリゾットはですねぇ、タコがすっごく柔らかくて食べ易くて、タコ自体はとても美味しかったのですが、味付けが少し塩が多くて、ほとんどのツアーメンバーさんが「しょっぱい!。」 添乗員さんによると「この店はいつも塩味が濃い」そうなので、店自体の味付けなのか、シェフの味付けなのか。それとも、そもそもタコのリゾットはこういう味付けなのか。
ファンタ・オレンジ
ちなみに、ずっと厨房をチラ見していた私は、このリゾットを厨房にいる↑の女性が作っているのを見ていました。
カステラは普通に普通のカステラ。普通じゃないのはその薄さのみ。
シーフードスープ
タコのリゾット
(4人分)
タコのリゾット
カステラ
このレストランの思い出はとにかく塩味が濃かったこと。「しょっぱかったね〜。タコはとっても柔らかかかったんだけどね〜」と、以後、何回も繰り返すこととなりました。
これでポルトでのツアーの全日程終了。ポルトは半日観光だけでは全然足りないですね〜。ドウロ川クルーズもしてみたかったですから、半日観光にプラスして半日フリータイムが欲しい街でした。
→は、人が入っているので人と建物の対比で修道院の大きさが判り易いかもしれません。
ジョアン1世がカスティーリャ(スペイン)との戦いの勝利を祈念して、実際に勝利したので神への感謝をこめて建設したゴシック・マヌエル様式の傑作だそうです。スペインはポルトガルと国境を接した唯一の国なので、昔から仲が良くなかったようです。
バターリャ唯一の観光場所なので、それなりの観光客が訪れていますが、何せ広いので他の観光客さんはあまり気になりませんでした。
勝利のサンタ・マリア修道院 正面
修道院 ステンドグラス
修道院 主祭壇外見はゴシック様式の凝った作りながら、内装はいたってシンプル。その辺は、さすがに修道院でした。午前中にサンフランシスコ教会を見ていたので、ホッとしたというか、拍子抜けしたというか…。荘厳な雰囲気に溢れていてよかったです。
そのわりにステンドグラスが妙にポップでキュートだったりするのが好きです(笑)修道院の主祭壇などはシンプルで、見所は礼拝堂、未完の礼拝堂と2つの回廊になります。
まずは正面出入口付近にある礼拝堂から見学。
礼拝堂には、この修道院を創建したジョアン1世とその王妃やエンリケ航海王子の棺、その他、王族の棺が安置されていました。
“エンリケ航海王子”の名は、ポルトガル旅行に来てよく耳にしましたが、ここで、その棺を見て、初めて実在の人物なのだと実感しました。
礼拝堂 ジョアン1世の棺
礼拝堂 エンリケ航海王子の棺
礼拝堂 天井
この礼拝堂は彫刻された白のおそらく大理石で統一されていて、シックな感じで落ち着いて見学できました。金ぴかよりもこちらの方が好きかなぁ。
地元の人気の英雄なのか、現地ガイドさんは、かなり熱心にこの礼拝堂でジョアン1世やエンリケ航海王子の説明していました。日本人には、少々馴染みの薄いと思われる方々ですが…。それとも馴染みが薄いと思うのは勉強不足な私だけ?
礼拝堂の次はジョアン1世の回廊の見学です。
ジョアン1世の回廊は、とても広くて開放的で、柱、柱頭、格子などがさり気なくネジネジになっていたりして細部にまで凝っていて、でも全体的には穏やかな空気を感じる回廊です。
ジョアン1世の回廊
今まで、あちこちの国で、回廊を見学していますが、その中でも私の好み的にかなり上位にランクインする回廊です。
ここを修道士さんたちは黙々と歩いていたのですね。
この回廊から入れる場所に参事会室がありました。
ジョアン1世の回廊
参事会室
参事会室には、戦争で亡くなられた無名戦士の方々が埋葬されているそうで、軍人さんたちがしっかり守っていて、そこだけまるでエアポケットに迷いこんだように物々しい空気に包まれていました。それまで回廊に浮かれてハイテンションだったのが、現実に引き戻された瞬間でした。守備している軍人さんが普通に銃を持ってらっしゃるのが怖い…。
参事会室より回廊を眺める
参事会室から回廊に目をやると、室内と屋外の明暗差で、光と影の世界のようになっていました。
ジョアン1世の回廊
参事会室を出て回廊に戻って歩るくと、回廊が一部2階建てになっている部分がありました。角度からすると先程見学した教会のようです。何だか面白〜い♪
更に歩くと噴水がありました。この噴水の形が珍しくて。私的にイスラムの帽子っぽい印象を受けたりしています。
ジョアン1世の回廊
この噴水の角から廊下を通って、ジョアン1世の回廊から次の回廊に移ります。
ジョアン1世の回廊よりも1回りか2回りくらい小さなアルフォンソ5世の回廊が廊下続きにあります。確か、修道士さんの数が増えたので、ジョアン1世の回廊だけでは足りなくなって作ったとか聞いたような気がします。
こちらのほうがグッと簡素なのは増築部分だから?
アルフォンソ5世の回廊
アルフォンソ5世の回廊
回廊見学を終えた後、一旦、修道院の外に出て外壁を回りこんで、教会の主祭壇の後方部分にある未完の礼拝堂の見学をします。
修道院
現地ガイドさんの説明によると、未完のまま放置された理由は、この礼拝堂の建築途中にリスボンのジェロニモス修道院の建築が開始されたので、屋根部分が完成していないのにも係らず、工事が中断してしまったのだそうです。
ここでこんな巨大な修道院の建築中に他の修道院の建築を開始しますか。というか、ある程度抑えた内容でもいいので放置せずに完成させてほしかったかな〜と思ったりします。
礼拝堂の中に入ったのに屋根がないから、青空がスカッと見えるのもまたオツなものではありますが…。
未完とはいえ礼拝堂なので、建設当時に亡くなられた王族の方々の棺が安置されていました。それなのに屋根を造らないままに中断してしまったのですか?棺が雨風に晒されているのに、いいのでしょうか…。中断するならするで、せめて棺を埋葬しなおすとか…。
出入口には、↓こんなに精緻な細工を施しているのですよ〜。ここまで造ったのですから、せめて屋根を乗せるだけでもと思ってしまいます。それとも、ヘタな屋根を付けるくらいなら、このままのほうが良いというお考えなのでしょうか。
日本人だったら完成させると思うのですが…。
16時50分、未完の礼拝堂見学でバターリャの修道院見学終了。フリータイムになり、各自で17時15分までにバスに戻ることになりました。
未完の礼拝堂
未完の礼拝堂 出入口
バターリャには、修道院の他にはこれといって見学するところもなく、修道院近くのお土産物屋さんをブラブラ見ていたら、とあるお土産屋さんの店頭に私好みの絵柄の壁掛けタイルがありました。速攻、お土産用に購入決定。買うのを決めて物色し始めたら、焼き加減のせいか仕上がりにかなりの差があるのに気づきました。個数を揃えようとしたら、大中小の1つのサイズで揃えられずバラバラの大きさになってしまいました。大きさが結構違う割にお値段的には大差なかったから、大で統一して購入したかったのになぁ〜。残念!個別包装をお願いしたので、ラッピングに時間がかかるかと思いきや、お店のお姉さんの手際がすごく良くてあっさりラッピング終了。集合時間に余裕で間に合いました。
それなりの包みを抱えてバスへ戻る途中、2人ともそれぞれデジタル一眼レフカメラを手に修道院をあらゆる角度から撮影していらっしゃる同じツアーのご夫婦を見かけ、えむちゃんと、「帰国してからお互いにどちらの画角が…とかいいあうのかな」などと話したりしました。
17時20分、バスは本日の宿泊地ナザレに向けて出発。
17時57分、ナザレの高台にあるシティオ地区にバスが到着。18時15分まで各自フリータイムで自由散策。
私たちがまず足を向けたのが、メモリアル礼拝堂。
メモリアル礼拝堂 背面
メモリアル礼拝堂 内部
ドン・ファスという人が霧の中をシティオ岬で狩りをしていて夢中で獲物を追いかけていて、崖から落ちそうになったときに聖母マリアさまが出現して救われたので、それに感謝して造ったのがこのメモリアル礼拝堂だそうです。礼拝堂の背面には、アズレージョでそのシーンが再現されていました。
ナザレにも聖母マリアさまの出現伝説があったのですね〜。
シティオ地区よりナザレ市街
高台のシティオ地区からナザレの市街を一望できます。
ここでポルトガルに来て初めて青い海と対面できました。青い海と白い砂浜、白壁と赤茶の屋根の家々。絵になります〜♪これぞ、私的なTHE南欧!なイメージぴったりな景色です。小躍りして激写。
ロカ岬が残念な天気だった分、余計にテンションが上がってしまったようです。(笑)
18時すぎの時間のせいか、ポルトガルの6月中旬はバカンスの季節前なのか、ビーチに人影はほとんど見えませんでした。
ナザレの聖母広場
ナザレの聖母広場も人影まばら。まぁ、時間が時間ですから、こんなものでしょうか。
ノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会も開いてましたけれど、持ち時間がなさすぎて(20分弱)、近くまで行くのがやっとで、内部見学はできませんでした。
ノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会
18時17分にシティオ地区を出発して18時25分に旧市街にあるホテルに到着。近い!
ホテルの部屋は増築した部分の部屋でした。
壁とベッドカバー、部屋のタイル、バスルームのタイルの色が統一されていてお洒落な内装。スーツケース2つ広げられ、水回りの問題なし。
部屋はベランダ付き。オーシャン・ビューではなく、残念ながら旧市街ビュー。テーブルがあるので、夕食後にお茶するのも気持ちいいかも。
ホテルのベランダより旧市街
ホテルの近くにスーパーがあると添乗員さんから案内があったので、夕食の時間まで1時間弱あったこともあり、散歩がてら買出しに行くことにしました。 18時50分、ホテルのロビーを出てホテルを背に左に直進。最初の交差点を左に曲がって直進すると右側にスーパーがありました。
→の右の庇が出ている右手前1軒目か2軒目がスーパーだったはず。
スーパー
小さめなスーパーでしたけれど、お土産物の買い出しには十分な品揃え。
クッキー、スープ、パスタなど、ばら撒きのお土産をナザレのスーパーでゲット☆バターリャで壁掛けタイルも買ったし、これで配るお土産物はほぼコンプリートかな。肩の荷が下りてホッ。
19時15分に部屋に買い物の大きな包みを置いて、19時30分からのホテルのレストランでの夕食のため、ロビーに降りたらまだツアーメンバーさんはどなたもいらっしゃいません。では、少しだけ外へ出てみましょう。
スーパーでの買い出しの品
ホテル プライア
←が宿泊したホテル・プライア。写真向かって右側のバルコニーの壁の色が違う建物に部屋はありました。
写真向かって左側に進むと1分するかしないかで海岸線のレプブリカ大通りに出ました。この通りを渡った先はもうビーチ。これがリゾートのオン・シーズンで、私たちがリゾート客だったら、申し分のない好立地のホテルでしょう。あ〜、でも、普通の観光客にとっても、もの凄く便利な立地であることには間違いありません。
→先程、立って見下ろしていた海岸線から、シティオ地区を見上げています。このままボ〜っとしていたい気分。
レプブリカ大通り(プライア地区方向)
レプブリカ大通り(プライア地区の反対方向)
気持ち的にはゆっくりしていたいけど、夕食の集合時間に遅刻はできないので、ホテルに戻らなくては。
ホテルはすぐそこですから、夕食後に夜の散歩と洒落こめばいいですよね〜☆
ホテルのロビーに戻ると、多くのツアーメンバーさん集まっていました。時間になって1階ロビー奥のレストランに案内されて着席。
19時30分、夕食スタート。
オリーブ
パン
生オレンジジュース
生のオレンジジュースが3EUR(約360円)だったので、即、頼んでしまいました♪おいしかった〜☆ホテルのレストランで生のジュースが3EURなんて、ナザレも物価が安いです。
この日の夕食は、おじいさんのウェイターさんが1人で切り盛り。最初、「大丈夫かな」とツアーメンバーの皆さんと心配したけれど、この超ベテランウェイターさん、テキパキとお仕事を見事にこなしていきました。さすが、年取っても現役ウェイター。
ウェイターさん
スープ
いわしの炭焼き
オレンジ
いわしの炭焼きは3匹も。日本でも1度の食事で3匹も食べたことないです。(笑) でも、何故か食べられてしまいました。味付けはこのままで十分で、特に醤油が欲しいとかは思いませんでした。
デザートはデザートナイフが1本セッティングされていたので、生のフルーツが1個、ポンと出されるのかなぁと心配していたら(剥き辛いから)、向かれて小洒落た感じに盛り付けられたオレンジ&缶詰のパイナップルが出てきました。それを見た添乗員さんは、「丸ごと出してって頼んだのにぃ〜!」と絶叫してました。レストランとしてはプライドに賭けて洒落た盛り付けにしたのかな。(爆) 私としては、このほうが食べ易くてgoodですけど〜。オレンジも甘くて美味しかったです。
この夕食のときにバターリャでデジイチで修道院を激写されていたご夫妻と同じテーブルになったので、「帰国してから、お互いの写真を『画角が…』とか検討されるのですか?」と伺うと、「いえ、その場で見せ合ってます。」というお答えでした。おおっとその場でチェックして切磋琢磨されているのですか〜。さすがです。
夕食が終了したのが20時45分。日没の頃。添乗員さんが「大西洋に沈む夕陽が見られるかもしれません」と、おっしゃっていたので、部屋に戻らずにそのまま海岸線に直行しました。
そこで私たちを待っていたのは、大西洋上の雲に沈む夕陽…。
え〜と…まぁ…そんなものでしょう。
夕陽の写真を撮っていたら、何か足に擦り寄る温かい物体が…何?と、驚いて足元を見ると小型犬です。可愛い♪ちょっとラッキー☆
私たちは、そのまま暮れなずむナザレのブライア地区のぶらぶら散策することにして、海岸線の大通りをシティオ地区の崖方向に向かって歩き出しました。
ナザレの夕陽
この地区はレストラン、カフェがお土産物屋さんが多いので、夕食どきということもあって、人通りもそれなりにあるので、特に散策で怖いということはありませんでした。
サント・アントニオ教会
←某公共放送の海外の街をぶらぶら散策する番組でナザレが取り上げられたときに出てきた教会の前に出ました。ここにあったのですね。テレビで見てた場所にぶらぶら歩いて着く、最高に楽しいです♪外壁はアズレージョ貼り。中はどうなっているのか、時間が遅かったのでトライしなかったので判りません。
ブライア地区
この教会の前で、休憩しながら海を見ていたら、私たちの進行方向から、同じツアーの新婚さんがラブラブで歩いてきたのでご挨拶。ホテルの立地がいいので、同じツアーの方で散策してらっしゃる方が多いようです。
プライア地区
ケーブルカー乗り場
ここから、海岸線から街中に入って歩きながらホテルに戻ることにしました。
レストランやカフェが軒を並べる路地。いい雰囲気です。行きあたりばったりに歩いていたら、ケーブルカー乗り場の前に出たので、運転の時刻表と料金のチェック。今夜はケーブルカーに乗らずに明日の朝一のケーブルカーに乗ることにしました。
路地から路地へ「えむ&みや ぶらぶら街歩き ナザレ編〜☆」とか言い合いながら、目一杯浮かれてご機嫌に歩きながらホテル方向へ向かいます。
ホテルに近づいたと思われる辺りまで来て、「方向的にはあってるはずだけどホテルはどこ?」になったので、間違わないように海岸線に出ました。すっかり夜景になったビーチ。海岸線に出て位置確認してしっかりホテルまで戻ったのが、21時35分。50分近く散歩していたようです。
コインブラと違ってほぼ平坦、海岸線の緩やかなスロープ歩きなので楽チンな散歩でした。
ナザレの夜景
部屋のベランダより ナザレの夜景
部屋に戻り、お風呂を使い、荷物の整理をしてからお湯を沸かしてベランダでティータイムと洒落こみました。
←の向かって左側の上下の縦に光が連なっているのが、ケーブルカーの線路です。こうして夜景を見ていると、オーシャン・ビューではなく、旧市街ビューもまたなかなかいいものです。(笑)
ポルト、バターリャのこと、ナザレのぶらぶら街歩きのことをコーヒーを飲みながら&夜景を見ながら、楽しく語り合いました。
24時30分就寝。盛りだくさんな1日でした。
本日の総歩数16,837歩。