イギリス旅行記 |
コッツウォルズ → バース → ウィンザー → ロンドン
ホテル敷地内より
テュークスベリーの街
1時30分ごろ目が覚めたけれど、すぐに眠れました。時差ボケから脱出…と思っていいかな。
4時30分起床。昨日見たテュークスベリーの街並みを、ぜひ歩きたくて早起きして散歩に出かけることにしました。昨日の行程でのバスの所要時間や地図等で確認して、ホテルからテュークスベリーの街並みまで徒歩で片道20分から25分くらいで行けると判断しての朝の散歩です。
スーツケースのパッキングをして、散歩から戻り次第すぐに出せるようにしてから5時40分に出発。
宿泊棟を出て、ゴルフ場のグリーンの彼方に見える大聖堂を目指します。
このゴルフ場の敷地が早くも誤算。ホテルから街までの目算20〜25分に宿泊棟からゴルフ場の門までの距離と所要時間を考えていませんでしたぁ(苦笑)。宿泊棟を出てからゴルフ場の敷地を出るまでに5分くらいかかったかな。
敷地内を門に向かって歩いていると、おそらく出勤の方々と思しき自動車が門の方向から入って来ます。早番の従業員さんの朝は早いです。
ホテル入口
昨日バスに乗りながら覚えた道順で(結構、単純)、目算どおり部屋を出てから25分で大聖堂近くに到着。
大聖堂 敷地内
小さな村or町なのに、近くで見るとバスの車窓から見たよりも更に立派に見える大聖堂。ほ〜っと見上げて近づくと、門が開いているので大聖堂の敷地内に入れるようです。では、お邪魔しま〜す。
敷地の芝生の上には、古い石棺(?)と十字架。朝ですから普通に受け止められますけど、これが夕方だったらちょっとビビるかも…。
大聖堂の門
大聖堂
6時過ぎたばかりだったので、大聖堂の中には入れませんでした。というか、入れないと思い込んで、ドアに触りもしませんでした。
大聖堂の更に奥の敷地に続く門扉はさすがに鍵がかかっていました。修道院か聖職者さんのお住まいかな〜と勝手に推測して回れ右。
大聖堂は満喫したので、街並みぶらぶら歩きをしましょう♪
テュークスベリー
テュークスベリー
木組みの家や年代物の建物が立ち並ぶメインストリート。ガイドブックに載っていない街でも風情満点。散歩にはうってつけな街並み。
店先にそれぞれ趣向を凝らしたハンギングバスケットが飾られているのは、この季節ならでは?また、様々な旗が飾られているのも通年のことなのか、今年がダイヤモンドジュビリー(エリザベス2世の在位60周年)だから?などと考えつつ、綺麗だし雰囲気を醸し出しているし、嬉しくてあちこち時間の許す限り歩きまわってしまい、えむちゃんには、「もう、戻ろうと思うのに、どんどん先に進んでしまう。」と困られてしまいました。えむちゃん、ゴメンナサイ〜。
テュークスベリー
テュークスベリー
テュークスベリー
↓ハト(?)柄やアッカンベーしているライオンさん柄の旗が特にお気に入り。これを見るだけで、つい顔が緩んでしまいます。
テュークスベリー
テュークスベリー
ホテル敷地内
6時30分、もうタイムリミット!と自覚してホテルにユーターン。
一旦、歩いた道なので、帰り道の方がさくさく進めて6時50分にホテル到着。ゴルフ場ならではのゴルフカートが並んでいるのを発見して、今更ながらにここがゴルフ場付帯の宿泊施設だと改めて実感。
部屋に戻って、スーツケースを部屋の外に出してから、朝食のレストランに向かいます。
朝食は7時10分から7時40分。
ここのホテルの朝食は〜、ヨーグルトがなかったのですよ〜!ベーコンがしょっぱくなかったですし、紅茶がおいしかったのにヨーグルトがなかったので大減点です。残念!
8時10分ホテル出発。
朝食
ロイヤルクレッセント
バースに着いて最初にロイヤルクレッセントで下車観光。ここ、来たかったのです☆9時40分から9時45分の写真ストップは、大分慌しい時間でした。
ロイヤルクレセッントは、三日月形・3階建ての集合住宅。18世紀の最先端高級住宅だったようです。
10時にバース中心部付近でバスを降車。ローマン・バス(ローマ浴場遺跡)とバース・アビー(バース大聖堂)がその周囲を囲むアビー・チャーチ・ヤードまで、バースの目抜き通りを歩きます。
ローマン・バス
ここ、バースはそのものずばりbath(お風呂)の語源の街。これから見学するローマン・バスがその由来だとのことです。
ローマン・バスの入場も予約制のようで、予約時間までチケット代わりに渡されたコインを手に待ちます。このコインの色がグループごと、予約時間別になっているらしいです。コインは入場時に回収されました。10時30分にローマン・バスに入場。11時30分にバース・アビー前に集合するまで、フリー見学になりました。
ローマン・バス内は、オーディオガイド付で、気の向くまま、興味の向くままにオーディオガイドを聴きながら見学していきました。
ローマンバス チラシと
チケット代わりのコイン
→古代ローマ時代の扮装をした方がいらっしゃいました。近寄らなかったので、何をしている方々かは不明。
紀元前1世紀にローマ人によって造られたローマ遺跡。プールのようは浴場やその他の浴場、様々な彫刻、装飾品、コインなどが保管・展示されていました。
ローマン・バス 内部
ローマン・バスより バース・アビー
ローマ時代の公衆浴場跡は、これまでいくつか見学しましたけれど、これだけ保存状態のよい物は初めてかも…。
ローマン・バス 内部
ローマン・バス 内部
ローマン・バス 内部
上の中央の写真の彫刻の遺跡は、何となく宇宙人っぽく見えません(笑)?
また、遺跡の地下では、今も温泉が湧き出していて、蒸気も上がっていました(上の右の写真)。湯量豊富な温泉〜。
ローマン・バス 内部
地下っぽいところをあちこち彷徨ってから、再び地上部分に出ました。
ローマン・バス 内部
ローマン・バス 内部
ローマン・バス 内部
湧き出したお湯は、大浴場に注いでいました。
これで、とりあえずローマン・バスの遺跡部分の見学は一回りしたのかなぁ。
某公共放送の世界の街をぶらぶら歩く番組では、確か浴場の2階部分にレストランみたいなのがあって、そこで温泉飲料を飲めるとか紹介していたように記憶しています。
出口へ向かいながらも、2階へ向かう通路を探していると、階段を上へ向かう矢印があり、その先にレストランがありました。
レストランには、飲料用温泉を販売していました。一瞬、飲んでみようかとも思いましたが、結構なお値段だったのと(日本人としては、温泉飲料に大枚をはたく習慣がないというか…)、お湯が合わなくてここで万が一お腹を壊したら怖いのでパスすることにしました。
ローマン・バス レストラン
ローマン・バス 内部
バース・アビーも見学したいので、集合時間まで時間の余裕を持って11時10分にローマン・バスを出ました。
バース・アビーは993年にエドガー王が戴冠式を行った由緒ある教会で、現在の建物は1499年に建てられたもので、アーチ型の天井と窓の多さが特筆されるそうです。
バース・アビー
壁の80%がステンドグラスで、“イングランド西部の灯火”と称えられているようです。
そう思って見るからか、朝見たばかりのテュークスベリーの大聖堂よりも、その外観が繊細で、塔が何となくロウソクっぽいかもと思えてしまえます(笑)。
バース・アビー
バース・アビー 内部
バース・アビー 内部
中は白なのですね〜。アーチ型の天井が素敵。シンプルだけど重厚感に溢れ、清々しさを感じる教会です。
身廊には、それぞれにたくさんのステンドグラスが光を浴びて煌めいています。クリアで、ハッキリした感のある見事な発色というか色鮮やかなステンドグラスがたくさんで、時間があっという間に流れてしまいました。これらを1枚1枚丁寧に見ていたら時間がいくらあっても足りません!
バース・アビーの見学は11時10分から11時30分の集合時間の少し前までの20分弱。
大聖堂を出て、集合場所からバスへ向かう途中に通った大聖堂脇でふと目をやると可愛い水色の豚(イノシシ?)さんの彫像が。プリティ♪
バース・アビー 内部
バース・アビー 横
バースでは、某公共放送の世界の街をぶらぶら歩く番組を参考に、エイヴォン川沿いの公園を散策したり、サリー・ランズでサリー・ラン・バンというバース名物のパンを食べたりを夢みていました。
実際のバースでの持ち時間(フリー見学)の1時間では、ローマン・バスとバース・アビーだけでいっぱいいっぱいでした。これらを散策したり食べたりするには、あと1時間は欲しかったかなぁ。
11時35分にバスは出発。10分乗車で昼食のレストランというかパブに到着。添乗員さんはパブと言っていました。
昼食のレストラン
昼食は11時45分から12時45分まで。
メインはフッシュ&チップス。パブ飯の定番。ファーストフードの王さま。日本で言うならサンドウィッチ(あれ?これは日本生まれではないか(笑))かおにぎりかって感じでしょうか。
ビネガーってお酢のことで、お酢はイマイチ苦手で日本では使わないか少なめで、あまり使わずに生活しています。なので、おそるおそる試しに少〜しだけかけて食べたら、お!おいしい!合ってる!!と、結構、じゃぶじゃぶかけて食べてしまいました。あ!もちろん、お塩でもおいしいです。アツアツなこともあって余計に美味しく感じたのかも(笑)。
え〜っと、付け合わせグリーンピースもあまり好きではなく、できるだけ避けて通っているのですけど、ここのグリーンピースは美味しかったのですよ!美味しいグリーンピースってあるのですねぇ。
ツナサラダ
フィッシュ&チップス
フルーツチーズケーキ
フルーツチーズケーキは甘すぎず、ブルーベリーのすっぱさが口に広がり美味しかったぁ☆
このパブ飯、今回のイギリス旅行の食事でも1、2を争うくらい美味しかったです♪
添乗員さんによると、「ここ10年でイギリスの食事は激的に美味しくなった」のだそうです。それは…今回のイギリス旅行で口に合わなくて「これは無理!」って食事はなくて、どこもそれなりで、美味しいと思ったところも結構ありましたものね〜。何となく「そうなのかぁ」と納得。
とんとんと1時間で食事終了。飲み物の写真ないのです。あれ?撮り忘れたのか紅茶を頼まなかったのか…。覚えていないです。あれ?
えむちゃんに尋ねたけれど、「紅茶を頼まないはずはないけれど…」と覚えていないようす。
そして数日後、えむちゃんから「思い出した!紅茶を注文したけれど忘れられて持ってきてくれなくて、食事が早く進んだから、改めて催促すると皆さんに迷惑をかけるから、そのまま紅茶は諦めて店を出たんだ」とのことでした。う〜む、そうだったのか…。
昼食終了後、バスに乗車。満腹でバスに揺られてお昼寝タ〜イム。
14時38分、ウィンザーのバスの駐車場に到着。この駐車場はウィンザー駅を挟んでウィンザー城とは反対側にあります。添乗員さんと歩いてウィンザー城に向かいます。バス降車時に、ウィンザー城で解散してウィンザー城はフリー散策で、バスに16時45分までに自力で集合なので、目印をしっかり覚えておかないと。
ウィンザー城に15時15分ころに到着。駐車場から37分くらいかかりますか。ウィンザー城から駐車場への所要時間からすると16時10分にはウィンザー城を出て駐車場へ向かっていないとですか、ふむ。
ウィンザー城
ウィンザー城
添乗員さんに率いられてウィンザー城内を奥に進みます。
聖ジョージ教会の前に着いたら添乗員さんが「聖ジョージ教会の開館は16時までなので、内部見学したい方はここで分かれてどうぞ」。ええっ!先に進んでメアリ王妃ドールハウスやステート・アパートメントを見学してからでは間に合わなそう。これは、ここを先に見学しなくては、と即決して聖ジョージ教会の内部見学へ走りました。
聖ジョージ教会内部は写真・ビデオ撮影禁止。
ごゆっくり見学していると、他の建物の見学時間がなくなるので、クルッと一回り速攻で見学。
メアリ王妃ドールハウス → ステート・アパートメントの順で見学。
メアリ王妃ドールハウス、ステート・アパートメント共に写真・ビデオ撮影禁止。
メアリ王妃ドールハウスもステート・アパートメントも手荷物検査があるので、入場するのにちょっとした待ち行列。メアリ王妃ドールハウスの方が待ったかな。でも、どちらもそんなに長い列ではありませんでした。待ち時間が長かったら両方見られなかったかもしれないから、よかったぁ。
聖ジョージ教会
ステート・アパートメント
メアリ王妃ドールハウスは名前のとおりお人形がいっぱい。
ステート・アパートメントは、以前、火事で焼けた部分も修復され、公開されていました。前回、干支の一回り以上前にウィンザー城を訪れたときに、覆われたシートだったかそのような物の隙間から火事で真っ黒こげに焼けた部屋を見ていたので、綺麗に直ったのだなぁと、時間の流れと修復の努力を実感しました。
時計を気にしつつ、バラを見つけたら、それはバラとウィンザー城のツーショットしなくちゃでしょう(笑)。
ウィンザー城
ウィンザー城
ウィンザー城の内部はどこも写真撮影できなかったので、聖ジョージ教会とウィンザー城のガイドブックを購入。
聖ジョージ教会のガイドブックは2.95ポンド(約380円)、ウィンザー城のガイドブックは4.95ポンド(約640円)。
ウィンザー城
ウィンザー城
ウィンザー城前 ヴィクトリア女王像
16時少し過ぎ、時間に余裕を持ってウィンザー城を出発。…したつもりなのに、ウィンザー城前にヴィクトリア女王さまを発見して激写。
ウィンザー駅
ウィンザー駅まで辿り着いてホッと一息。ここまでくれば駐車場は目と鼻の先♪
…と安心したせいか、ウィンザー駅に展示してあったSLを記念撮影。
などと、ついつい道草を楽しんでしまい、道は間違えなかったのにトイレに寄る時間がなくなってしまいましたぁ!う〜、いつものことか…。
時間どおり16時45分、ウィンザーの駐車場を出発し、ロンドン市内のホテルに到着したのが17時45分。
ロンドンのホテルには2連泊です。
ホテルの部屋は広さは普通かな。スーツケースを2つ広げられる広さ。水回りも問題なし。湯沸しも着いています。
ウィンザー駅に展示されているSL
ホテルにバスが近づいたとき、ホテル近くのスーパー(TESCO)の場所を添乗員さんが教えてくれたので、夕食前にスーパーへ買い出しに出かけます。お買い物タイムは18時30分から19時15分。
ホテルの部屋
スーパーで、ばら撒き土産用のクッキー2種類と、240パック入りのティーバッグ3袋(合計12ポンド/約1500円)、50パック入りティーバッグ3箱(合計4.05ポンド/520円)、20パック入り(多分。もしかしたら違うかも)のティーバッグ3箱(合計4.76ポンド/620円)とマフィン4個入り1袋(1ポンド/約130円)をお買い上げ。
ホテルの部屋
ホテルの部屋のティーセット
翌日の昼食・夕食はツアーに付いていなくて自由食なので、マフィンは昼食用にするつもり。
いくら嵩張るだけで軽いティーバッグとはいえ、これだけ買うとさすがに重い。
240パック入りのティーバッグは自宅用で、毎日愛飲しています。いわゆる紅茶の爆買い(笑)。
ホテルの部屋
夕食はホテルのレストランで19時30分から20時40分まで。
ツアー利用客の多い大型ホテルにありがちな微妙なお味。
シーザーサラダ
あひるの足と温野菜
チョコレートケーキ
紅茶
ツアーメンバーの皆さんと一緒に食事のテーブルを囲むのもこれが最後です。
シーザーサラダは普通かな。あひるの足は半分残してしまいました。
チョコレートケーキは見た目ほどは甘くなかったので完食。
ミルクをたっぷり入れた紅茶は普通に美味しかったです。イギリスはどこでも紅茶が美味しいから幸せ♪
部屋に戻り、入浴後、部屋に備付けの湯沸しでお湯を沸かして紅茶を入れてティータイム。マッサージをしてから、23時10分に就寝。今朝は早かったから、自分の中では早寝なつもり。
本日の総歩数20,734歩。