中欧旅行記
2015年6月

ウィーン

 5時30分、起床。

 6時30分から7時まで朝食。初日の成田からウィーンへ向かう飛行機の2回目の機内食で重くなった(と思っている)胃が、胃薬を飲んでも快方に向かわず、この日の朝食はパンも食べず、野菜とヨーグルトをメインにハッシュドポテトを1つ。このハッシュドポテトは美味しかったです。

朝食


シェーンブルン宮殿

 7時30分、ロビー集合。日本人女性ガイドさんとは、ホテルロビーで合流。

 7時48分、バス出発。午後の半日フリータイムに備えて、ホテルの最寄りの停留所(駅?)は、路面電車1番で、オペラから7つ目と案内あり。

 8時7分、シェーンブルン宮殿到着。

 一般の開館時間前の8時20分に入場し、9時10分まで見学可能な40室全てを見学するグランドツアーで見学。
 シェーンブルン宮殿内は、ビデオ・写真撮影禁止。

 かなり豪華絢爛な内装の宮殿です。

 グランドツアーの見学終了後、一旦、コースの出口から出て、9時23分から9時30分まで、通常一般公開されていない(と、ツアーパンフに記載されていた)1階にある“ベルグルの間”を見学。南国風の壁画の部屋が確か4部屋。ツアーコースに入っていたので見学しましたが、見た感想としては、強いて見なくても…でした。

シェーンブルン宮殿 (見学終了後に撮影)


シェーンブルン宮殿 庭園

 9時30分から10時まで、フリータイム。集合場所は宮殿の正門。つまり、宮殿の建物から、かなり離れているので、そこまでの所要時間も考慮しなければなりません。

 私たちが速攻向かったのは庭園。庭園の遥か向こう側の小高い丘の上にあるグロリエッテまでどれだけ近づけるかが、私たちのミッションです。

 ↓のようなバラや色とりどりの花が咲く庭園を写真を撮りながら歩きます。

シェーンブルン宮殿 庭園


シェーンブルン宮殿 庭園


シェーンブルン宮殿 庭園


シェーンブルン宮殿 庭園

 広大な庭園には、芝生が植えられ、その中に、花々で様々な模様が描かれています。テンションMAX♪
 シェーンブルン宮殿の建物とグロリエッテのほぼ中間地点のネプチューンの泉→。

 ここにまで到達するので精一杯。集合時間を考えると、ここで引き返さざるをえませんでした。

 もし、次にシェーンブルン宮殿を訪れる機会があったら、グロリエッテの中のカフェで優雅にティータイム♪が目標です。

シェーンブルン宮殿
ネプチューンの噴水とグロリエッテ


シェーンブルン宮殿

 ↑ネプチューンの泉辺りで、宮殿方向を振り返って宮殿を撮ったのが←。

 ここでもパノラマ撮影していませんでした。もう舞い上がっていて普通に写真を撮るのでいっぱいいっぱいで、全然、そこまで頭が回らなかったです(涙)。

 集合場所方向へ進みつつ、少し道を変えて写真を撮りながら戻ります。
 シェーンブルン宮殿をゆっくり観ようと思ったら、フリータイムで訪れたほうがいいようです。

シェーンブルン宮殿 庭園


シェーンブルン宮殿 庭園

 10時、シェーンブルン宮殿正門付近に集合。そこからバスまで少し歩いてバスに乗車。ウィーンの南西の郊外のシェーンブルン宮殿から、南の郊外(シェーンブルン宮殿よりはウィーン市街に近い)のベルヴェデーレ宮殿・上宮へ向かいます。

 ベルヴェデーレ宮殿の上宮付近でバスを降車し、宮殿まで少々歩きます。上宮に入口や、ガイドブックに掲載されている庭園は、→の写真の建物の反対側になります。

ベルヴェデーレ宮殿 上宮


ベルヴェデーレ宮殿 上宮(入口側)

 ベルヴェデーレ宮殿の上宮の内部は、現在、19世紀から20世紀のオーストリア絵画を展示したオーストリア・ギャラリーとなっています。

 有名な所蔵品は、クリムトの「接吻」。

 今回、ツアーでオーストリア・ギャラリーの内部見学が行程に含まれていました。

 ガイドさんに案内されて30分+フリー見学30分の合計60分、10時40分から11時40分までの見学でした。オーストリア・ギャラリー内部はビデオ・写真撮影禁止。
 オーストリア絵画だけではなく、ドガ、マネ、モネ、ルノワールの作品もありました。

ベルヴェデーレ宮殿 上宮 庭園とウィーン市街


ベルヴェデーレ宮殿 上宮 庭園とウィーン市街

 11時40分にオーストリア・ギャラリーの見学を終え、ベルヴェデーレ宮殿を後にしたところで、午前中のウィーン半日観光は全て終了。

 バスに乗車し、ウィーン市街の昼食のレストランに向かいます。

 その途中、ツアーメンバーさんのうち、ご夫婦1組が楽友協会だったかな、コンサートを予約したか、ホールの内部見学ツアーに参加するかで(場所などの詳細は聞きませんでした)バスを降車してツアーから離団し、一足早いフリータイムに入りました。

ベルヴェデーレ宮殿 上宮
庭園とウィーン市街


グリーヒェン・バイスル

 昼食は、ウィーン最古のレストラン“グリーヒェン・バイスル”で、12時25分から14時まで。

グリーヒェン・バイスル

 飲み物は、カプチーノ6EUR(約720円)をオーダー。さすが老舗レストラン、いいお値段設定です。

 メインは、ウィンナーシュニッツェル(ウィーン風カツレツ)か魚料理かを選べたので、ウィンナーシュニッツェルを選択。これで、ミラノ風カツレツ、ザグレブ風カツレツと3種類のカツレツ制覇です(笑)。
 ウィンナーシュニッツェルが前にドン!と置かれたときには、その大きさにびっくり!お皿からはみ出しています!!!ツアーメンバーさんから「大きい!!」の声がもれました。すると、すかさずウェイターさんは「Kid」のお答え。はぁ?!これが子供用ですと?!と驚いていると、私たちの席の奥の部屋の見るからに欧米人な団体さん用のウィンナーシュニッツェルをウェイターさんが運んで行きます。はい、確かに私たちのより、は〜る〜か〜に大きいです。あれと比べたら私たちのはkidだなとツアーメンバーさんたちと揃って納得してしまいました。
カプチーノ


スープ



ウィンナーシュニッツェル と
サラダ


アプフルシュトゥーデル


 そんなKidなウィンナーシュニッツェルですが、半分しか食べられませんでした。もう無理!と、胃が悲鳴を上げてしまったのです(涙)。

 スープとアプフルシュトゥーデルは美味しかったぁ♪
 昼食後の午後は、半日フリータイム。

 希望者は、昼食後、添乗員さんがレストランからシュテファン大聖堂の近くを通って再集合場所であるオペラ座まで、徒歩で案内してくれるとのことでした。

 私たちは、えむちゃんが「路面電車に乗りたい!」ので、レストラン近くの停留所から美術史美術館の最寄りの停留所まで路面電車で行くことにして、ここで、一旦、ツアーメンバーさんたちとお別れしました。

グリーヒェン・バイスル
室内



美術史美術館

 路面電車に乗って美術史美術館の最寄りの停留所まで移動。路面電車の1回乗車券は2.2EUR(約270円)。乗車券は停留所近くのキオスク(?)のような売店で購入しました。

 美術史美術館のチケット14EUR(約1,680円)を購入して入館。

 某ガイドブックの“これだけはおさえておきたい美術史美術館の名画”を参考にして、14時45分から16時15分まで美術史美術館を見学しました。
 絵画鑑賞した後は、美術史美術館内のカフェで、まったりとコーヒータイム♪16時15分から16時45分まで。
美術史美術館 ホール天井

 ウィーンには、ザッハトルテの本家のカフェなど有名カフェがあるけれど、半日フリータイムで行きたいところ満載で、有名カフェに行く時間が取れなかったので美術史美術館内のカフェでお茶することにしたのです。
美術史美術館 カフェ


ウィンナコーヒー

 オーダーしたのは日本でいうところのいわゆるウィンナコーヒーに当たるものだったと思います。4.1EUR(約500円)。

 予定では、ここでケーキを食べるはずでした。でも、昼食のウィンナーシュニッツェルで胃がパンパンで涙を呑んでパスしました。どこまで祟る、往路の2回目の機内食。

美術史美術館 カフェ


美術史美術館 カフェ

 美術館のカフェと侮ることなかれ。美術史美術館のカフェは、←こ〜んな豪華な内装なのです。

 芸術鑑賞の後、ここで優雅にコーヒータイム☆

 いつもの私たちのバタバタ旅行から考えたら、何と贅沢な時間の使い方でしょう。うっとり♪

 まったりコーヒーを飲んでいたら、ツアーメンバーさんの女性2人組さんが偶然入って来たので、思いっきり手を振ってしまいました(笑)。通りがかったら素敵だったので入ることにしたのだそうです。ちなみに彼女たちは、しっかり某有名カフェでザッハトルテを食べてから、ここに来たそうで、コーヒーだけ注文していました。

美術史美術館 カフェ


美術史美術館

 カフェを出た後も階段を上って上からカフェを見下ろす写真↑を撮ったりしていて、美術史美術館を出たときには17時7分になっていました。

 マリア・テレジア像を挟んで、美術史美術館と対称に建っているのは自然史博物館。あちらはまだ見学したことがないのです。いつか機会があったらお邪魔したいと思っています。

自然史博物館


フォルクス庭園

 美術史美術館見学の後は、リンク沿いの建物を見ながらの散歩。

 17時15分から17時30分、この時期、バラが美しいとのことでフォルクス庭園に寄りました。

フォルクス庭園


フォルクス庭園

 う〜ん、バラを国花にする国のバラの庭園(クイーン・メアリ・ローズ・ガーデン)を基準に考えてはいけないということのようで…バラがたくさん写っている写真を選んで載せています。

 時間に余裕があるときに、ここでサンドイッチなどの軽食を食べたり、おやつを食べたりして休憩するには良さそうな場所でした。

 フォルクス庭園のお隣には、道路を挟んでお向かいには、市庁舎と国会議事堂が建っています。

 ここからリンク沿いに市立公園までお散歩タイムです。
 まずは、フォルクス庭園を出たところにあるブルク劇場を横から↓。
ブルク劇場


ブルク劇場

 そして、道路を渡って市庁舎側からブルク劇場の正面を→。

 劇場、市庁舎、国会議事堂、全てが絵になります☆

市庁舎


国会議事堂


美術史美術館


自然史博物館前から美術史美術館

 市庁舎、国会議事堂の前を通り、自然史博物館前から美術史美術館を1枚。自然史博物館の正面入り口前に象の像があったので、そのま〜るいプリティなお尻越しにマリア・テレジア像と美術史美術館を撮ってみました(笑)。

美術史美術館(左)とマリア・テレジア像(中央)と自然史博物館(右)

 美術史美術館、マリア・テレジア像、自然史博物館の位置関係は↑な感じ。

 美術史博物館を通り過ぎてから、また通りを渡り、リンク内側にあるゲーテ像にご挨拶。

 それから、少し戻る形でブルク公園内のモーツァルト像↓にもご挨拶をしました。ピンクのト音記号が白いモーツァルト像に映えて華やかさを醸し出しています。
 もう少し観光客が写真を撮っているかと思ったら、意外と人は少なかったです。

ゲーテ像


モーツァルト像

 オペラ座を通り越した先のリンクの外側にあるスーパーでお土産のクッキー3箱と、喉が渇いたのでファンタの500mlペットボトルを買って、それらを持ちながら、更に市立公園を目指してぶらぶらと歩きます。

 この日、夕食はツアーに付いておらず、再集合後、ツアーでコンサートを聴きに行くので、フリータイム中に夕食を食べる予定でした…しかし、昼の巨大なウィンナーシュニッツェルのせいか、全くお腹が空かず、サンドイッチすら買わずに飲み物だけ調達です。

 市立公園に着いたのは18時42分。
 ヨハン・シュトラウス像にご挨拶〜と思ったら、彼との記念撮影大会で観光客がてんこ盛り。観光客の一団が去った一瞬の隙をついて撮ったのが→。ヨハン・シュトラウスは大人気でした(笑)。モーツァルトとの差は何?!

 ヨハン・シュトラウス像を見ながら、まったり休憩…と思ったら、日陰はないし、観光客が常に来てわさわさしているしで、静かな木陰を物色。

ヨハン・シュトラウス像


市立公園

 池のほとりの木陰で鳥たちを眺めながら、水分補給しながらくつろいでいると、地元民な母子連れのKID(男の子)がおもむろに鳥たちに餌をやり始めました。その微笑ましさについ1枚←。

 そうこうしているうちに19時5分になったので、市立公園を後にしました。
 再集合場所のオペラ座前に着いたのが19時20分。再集合時間が19時30分ですから余裕でした。

 19時30分に再集合し、少し歩いて19時40分にバスに乗車して出発。

 19時55分にコンサート会場のアウエルスバーグ宮殿に到着。

 20時15分から21時45分まで、途中、1回の休憩をはさんでコンサート。

オペラ座


コンサート会場

 コンサートの内容は、

 前半、女性ソロ曲の歌1曲、男女のペアで歌1曲、ダンスは「コッペリア」を1曲。

 後半、男性ソロ曲の歌1曲、男女のペアで2曲、ダンスは2曲でうち1曲は「美しく青きドナウ」。

 楽器を演奏する人は10人いるかいないかな編成。ダンスも確か男女各1人だったように記憶しています。

 観光客向けの気楽なコンサートでした。なので全然正装の必要なしです。
 コンサート中はビデオ・写真撮影禁止ですので、コンサート前に会場の様子を1枚→。

 女性ソロ歌手さんは若くて可愛らしい妙齢な方で、ブダペストのオペラ座見学のときに歌を聴いた熟々なおばさま歌手の「私が歌手よ。何か文句あって。」な迫力とオーラには足元にも及ばない感じがしました。

 休憩中は、シャンパンかオレンジジュースの好きな方のワンドリンク付き。雰囲気〜♪ということで珍しくシャンパンをいただきました♪

コンサート会場

 コンサート終了で、今回の中欧旅行のツアーの全ての観光行程終了です。

 21時55分、バス乗車。
 22時15分、ホテル到着。

 さすがにこの時間になると小腹が空いたので、持参した非常食のにゅうめんを食べ、コーヒーを飲みました。

 お風呂を使い、帰国用に荷物を整理&しっかりパッキングして25時30分就寝。多少遅くなってもいいのです。明日は帰国日。飛行機の中で眠るだけですから。

 本日の総歩数27,146歩。リンク沿いにかなり歩きましたから、それが歩数に表れました。