台湾旅行記 |
台北 → 象山
朝食のレストラン
6時起床。
7時から7時35分、朝食。
7時開始の朝食に7時に行き、朝食券をスタッフさんに渡して2組目で入場。窓際のテーブルを確保してから食事を取りに行きます。
朝食のレストランは2階と低層階ながら、公園に面した大通り側に窓があるので、その景色を見ながら気持ちよく食事できます。
宿泊客の人波が一段落したところで、レストラン内の料理を激写。
メインの温かなお食事類は、宿泊客の人波が途切れることがなく、写真には収められませんでした。
朝食のレストラン
野菜類&ドレッシング類
朝食のレストラン
トマトジュース、オレンジジュース、牛乳
朝食のレストラン
フルーツ類
朝食のレストラン
コーヒー・紅茶
主食として白飯、カボチャのお粥、焼きそばがあり、お味噌汁もありました。おかずはウインナーやスクランブルエッグのほか、中華なおかずも数品。
←→の写真の真ん中の写っていないところにトースターがあり、食パンを焼けます。
朝食のレストラン
パン・バター・ジャム
初日ですので、いろいろな種類を試します。
オレンジジュースとコーヒーといずれも薄く、トマトジュースも飲んだ同行者さんによると薄かったそうです。ジュース類は薄いので水感覚で飲めます。
カボチャのお粥は自分の好みで塩を入れて味を調整すると美味しく食べられましたが、カボチャが水っぽかったので、2度目はありませんでした。
中華のおかずは、普通においしく食べられました。
朝食
朝食
和食のご飯とお味噌汁は食べていないので、味については???です。
サラダにイタリアンドレッシングと書いてあるものをかけましたが、妙なしょうゆ味で、このドレッシングは次はなしです。
フルーツは、美味しそうに見えたので多めに取ったところ、味が薄く…。レモン色のフルーツはパイナップル。オレンジ色のフルーツは他の宿泊客がスタッフに尋ねているのを小耳に挟んだところでは「パパイヤ」だそうです。
朝食
前夜、華西街珍果でフルーツを食べたときは、普通に美味しいと思いましたが、ホテルのフルーツと比べると、味が濃くてとても美味しいフルーツだったのだと感じました。
パウンドケーキ類も普通。
朝食
豪華な朝食を期待せず、普通に朝食を食べる分には、十分な品揃えではないかと思われます。
8時、エンペラーホテル出発。
この日もMRT中山駅を利用のため中山駅へ向かいます。
ホテル~中山駅の交差点にて
エンペラーホテル
途中の交差点で信号待ちしていると、大量のオートバイも信号待ち中→。
相変わらず台北はオートバイが多いです。ただ、普通に1人、多くても2人乗り。そのへんは平和なライダーさんです。
中山駅 ホーム
この日はバスの利用予定があるため、中山駅に到着後、同行者さんの悠遊カードに300NTD(約1,500円)チャージ(前日購入した72時間フリーパスはMRT専用でバスには利用できないため)。
初めて台湾に来た2013年に台湾観光局さんから50NTDのチャージ付でいただいて(50NTDは2013年に使い切り済みで残高なし)、そのまま10年間秘蔵していた悠遊カード。どうかな~と思ったら、普通にチャージでき、普通に悠遊カードとして使用できました。
8時13分、中山駅発。
目的地の最寄り駅である象山駅は、中山駅からMRT淡水信義線を利用して乗り換えなし。一直線で終点の駅です。
終点の象山駅に近づくにつれて乗客が少なくなり、到着直前に車内を撮影→。見慣れたキャラクターのラッピング車両。台北でもお仕事をしていました。働き者~☆
8時31分、象山駅着。
MRT淡水信義線 車内
象山駅 構内
象山駅で、ホームから改札を通り、上りエスカレーターに乗って駅の出口に向かっていると、前に立っている同行者さんが急に「可愛い♪」の声を発しました。えっ?!何々?!と思っても前に立っている同行者さんに遮られて、同行者さんが歓声をあげているモノが何なのか全く見えません。
エレベーターを降りて、同行者さんに指さされたものが、↓。
象山駅前に広がる象山公園の象型のオブジェ。
か、可愛い♪
一目散に駆け寄って、しばし撮影タイム。
旅行者の心をくすぐる演出です。お見事!
8時37分、象山駅2番出口から象山を目指して出発。
象山駅の周囲に広がる象山公園は、よく整備された気持ちのいい公園です。
象山公園
象山駅 2番出口
象山公園
象山公園 遊歩道地図
象山を含む四獣山(虎山、豹山、獅山、象山)の地図↓を見つけ、今回、登山口として選んだ象山市療歩道登山口の位置を確認。
象山公園内に象山登山口への道標もありました。
象山駅から近い、多くの登山者さんが使う象山北星賓宮歩道が→の写真では向かって右方向に進みます。
象山公園
象山登山口への道標
私たちは、象山駅からは遠い象山市療歩道のほうが登山者が少なく、勾配が象山北星賓宮歩道よりも急ではないということですので、左へ進みます。
緑豊かな公園歩きを楽しんでいるときに、ふと、何気なく後ろを振り向くと、そこには!台北101の姿がありました→。
駅近から、こんなにキレイな台北101の姿が見られるとは思ってもいなかったので正直驚きました。そして、喜んで写真撮影。
この日、下車したのはMRT淡水信義線の終点の象山駅。台北101の最寄り駅であるMRT淡水信義線の台北101/世貿駅は、象山駅の一つ手前の駅。お隣の駅の間近に立つランドマークが見えても不思議ではないものの、こんなにもスコンと何物にも邪魔されずに姿が見えるとは…想像もしていませんでした。
嬉々として台北101の写真を撮ったら、再び、象山登山口に向けて歩を進めます。
象山公園にて 台北101
象山公園
歩いていると、昆虫類のオブジェが道端にあったので、それと絡めての写真撮影。 ←台北101を支える蛙に、トンネルの門番をするトンボ→。というイメージで撮ってみました。こういうの無条件に燃えます♪
このほかに、テントウムシやトカゲのオブジェもありました。これらは何だったのか?
大通りを越えるために、トンボが守る→写真中央のトンネルを通ります。
トンネルの中は照明もたくさんあり、普通に通行できます。
象山公園
象山公園 トンネル
トンネル出口で案内板を確認して階段を上ります。
象山公園 トンネル出口
象山公園 トンネル
象山歩道
トンネルを出て数分歩くと←な看板があります。病院の看板に象山歩道の看板がプラスしてあります。安心の道しるべ。
更にここから数分歩くと、道に崖崩れ防止のアンカーが象の鼻になっている場所→に来ました。アンカーが象の鼻。ナイスアイディア。
象山歩道
9時10分、象山市療歩道の登山口に到着。
なぜかここには、妙にリアルな象さんたちのお姿が。
落款の様な「象山歩道」の赤い文字が映えます。
象山駅を出発してから30分余り。駅から登山口まで歩く時間としては、まぁ普通でしょうか。要所要所に道標がありましたので、道に迷うことはありませんでした。
象山歩道
象山市療歩道 登山口
象山市療歩道 登山口
象山市療歩道の登山口直下の象さん←はリアルとデフォルメの中間?
9時15分、象山市療歩道登山口を出発。
当初の目論見通り、私たちの他に登山者の姿は見えません。自分たちのペースで歩ける。山歩きにとっては、とても重要です。
見える範囲では、歩きやすそうに整備されています。この先がどうなっているか。
上ってきた階段を振り返って→。しばらく、こんな勾配の階段を上ります。
少々歩いてからの分岐で、どっち~?と考えて選んだ道は、いわゆる普通の山道。
象山
その山道を上って整備された石畳の道に出たところで、おじさん(おじいさん?微妙)にいきなり中国語で話しかけられ、「えっ?!」となってしまいました。
象山
久しぶりの海外旅行なのと山を歩いていたのとで頭の切り替えが上手くいかなくて咄嗟に英語も出ず、思わず「わからない」と、日本語が一言口をついて出てしまいました。すると、おじさんは英語対応に変えてくれました。
象山 大岩壁
おじさんが言うには、どうも、この象山の正規の登山道は石畳の続く道で、私たちが上ってきた道を上るのは「mountain people」だそうです。直訳すると山岳民族ですが、この場合、ニュアンス的に登山者かなぁ。ただ、このmountain peopleを聞いた瞬間に私の脳裏に浮かんだイメージ画像は雪男でした。
ときどき山歩きを楽しんでいたりするので、このとき歩いていた道も普通に普通の山道として不思議にも思わずに歩いていました。それが、mountain people…の歩く道。う~む~。
お話を伺うと、どうもこのおじさんは近所に住んでいて、毎日のように、この象山近辺を歩いていらっしゃるようです。
最後にどこへ行きたいのか聞かれ、「山頂」と答えると、「こちらの道」と道を指し示られました。ありがとうございます。
石畳の登山道を歩き、少し歩くと木々の間から台北101が見えだしました。
木々が切れたところから、台北市街と台北101が一望です。さすが、台北101の展望スポットして有名だと納得の見晴らしです。
この日、何回目かの喜びの激写(笑)。
このころになると、暑くなって上着を脱ぎ、長袖Tシャツと長袖シャツの2枚で歩いています。
象山より 台北市街
象山より 台北市街
この側身走過一線天(以下、一線天)→の前に来たとき、前方から隙間を通ってくる登山者さんと行き会いました。なるほど、これはかなり狭い隙間です。
前方から来る方がいないことを確認してから、そろそろと挟まらないように気を付けながら通ります。無事に通り抜けられました。
一線天、ちょっとワクワクドキドキ感があって楽しかったぁ。
一線天の隙間を通り抜けた前に広がるのは、↓の歩きやすい道。
象山 側身走過一線天
象山
11月なのに緑あふれる木々。
またまた、木々の合間から台北101が見え隠れする場所を通ります。この日の目的は山歩きして、台北101を眺めることですので、目的通りです。
台北101が見える度に写真撮影。もう頭のタガが外れています。だって、ずっとここを歩いて台北101を見るのを楽しみにしていたのです。
象山
象山より 台北市街
展望スポットでは、台北101と台北市街の写真を撮り、その後に、台北101のアップの写真を撮るのが、1セット。
だんだんと天気が下降気味で、雲が厚くなってきました。山で雨は避けたいです。雨さえ降らなければいいのですが…。
象山より 台北101
こんな上り階段↓もものともせずに上ると、永春崗平台への分岐点に出ました。
象山
象山
永春崗平台への分岐の道標
永春崗平台へ行くと、男女混合の先客さんグループの写真撮影中。
先客さんグループの写真撮影が終わるのを待って、写真を撮り始めると、先客さんのうちの女性お一方が「写真を撮りましょうか?」(英語)とおっしゃってくださいました。
お断りする理由もないので、お願いして写真を撮っていただいてから、流れで先客さん方とちょっと(英語で)お話ししました。
先客さんのうちの男性が「日本から来たのですか?」と尋ねられ、私たちが「はい」とお答えすると、その男性は「私たちは、ニューヨークから来ました。彼女は私のsisterです。」と、写真を撮ってくださった女性に顔を向けられました…sisiterだけでelderもyoungerもついていなかったので、言葉ではお姉さんか妹さんか区別できませんけれど、外見的には、妹さんのように見えました…。
つい先ほど、地元の方とお話ししたばかりでしたから、何の疑問も持たずに、てっきり地元の方だとばかり思い込んでいた…外見はしっかりアジア人で、写真撮影しているときの言葉はおそらく中国語だと思われる…ので、ニューヨークから来たというのに驚きました。
日本から象山に行って、ニューヨークから来た方たちと雑談をするという面白い経験をしました。
象山
永春崗平台
ニューヨークからおいでになられたご一行さまと「good bye」とお別れして、象山山頂を目指します。
象山
象山
登山道は、ここでもきっちり整備され、歩きやすく続いています→。
そして、←コリウスのような植物が登山道の脇に彩りを加えていました。
↗ の道を歩いて数分。10時ころに超然亭の額のかかっている方向とは逆側に到着。まぁ、マイナーな登山口から上っていますので、順路が逆になりますか。
この超然亭の前に広がる展望スポットからも、台北市街と台北101のパノラマが楽しめます。
もちろん!例によって例のごとく、台北市街と台北101の写真撮影。どれだけ好きなのかなぁ~>自分(笑)。
象山 超然亭
(反対側から通り抜けた後に撮影)
象山より 台北101
この辺りからだったように記憶していますが、霧雨ともつかないような、細かな水の粒が、空中を舞いだしました。
雨にならないといいな、雨になる前に山頂に着けるといいな、そんなふうに思いながら、歩を進めます。
象山より 台北市街
↙ そんな私たちの前に出現した階段。
階段の敷石に、“600公尺”の文字があります。
象山
こ、これは…。この階段がもしかして…。期待しながら歩くこと1分~2分。
10時8分、象山登山開始から53分で象山山頂に到着!
標高184m。
台湾で初の登山。初の山頂登頂成功です♪達成感&充実感。
象山 山頂
標高184mの低山ながら、急こう配な階段が続く登山道でした。
がんばったね☆私たち♪
嬉々として山頂表示と記念撮影。山頂表示との記念撮影は非常に大事です!
象山 求婚平台
残念ながら、山頂からの眺望はなしですので、山頂表示をゲットしたならば、後は下るのみ。
山頂から下りるとすぐの場所に、象の形を模したオブジェとその背景に台北101が見える、ちょっとした広場に出ました←。
象のオブジェの中に台北101を入れて写真を撮る映えスポットだと思い、そのように写真を撮影しました。
でも、その後、ここは“求婚平台”だということに写真を撮ってから気づきました。
つまり、象のオブジェの手前にあるダイアモンドの形を入れて映え写真を撮るスポットでした。
どおりでカップルが、ポーズを変えて一生懸命に写真を撮っていたわけです。
登山道に映えスポットを作るという発想がスゴイです。
ミッションをクリアして気分で意気揚々と下山。
象山 求婚平台
象山 逸賢亭
求婚平台のすぐ近くにある逸賢亭のあるちょっとした平地では、なぜか地元の方と思われるグループさんが体操中。そそくさと、その場を離れます。
象山 象山崗
下ったところを振り返って1枚→。
苔むした大きな岩には、“象山崗”の文字が刻まれています。写真では見えないです…。
象山 道標
道標に従って六巨石へ進むと約1分で撮影平台→に到着。
“撮影平台”というからには、素晴らしいパノラマが広がっているはずと期待が膨らみます。撮影平台への道標に象さん。手が込んでいます。
象山 撮影平台
象山 撮影平台より
台北市街
象山 撮影平台
10時30分、撮影平台からの台北市街を一望。
この時間には、台北101の頂上は雲の中に隠れてしまいました。天候が下り坂なのが残念!
撮影平台のフェンスの間から、フェンスの象さんと台北101のツーショット写真を激写。
もちろん、私たちも台北101との記念撮影をしました。
撮影平台から約2分で六巨石に到着。生憎の天気のせいか、タイミングがよかったのか、岩の上に登るのに、そんなに列はできておらず、私たちが登った登りやすそうな岩は待たずに登れました。
象山 六巨石より
台北市街
象山
まだ、霧雨状の細かな水の粒が舞っている状態でしたので、六巨石には登れました。本格的に岩が濡れると滑って登るのが難しくなるような気がします。六巨石に登るかどうかは自己責任の世界です。
六巨石を過ぎたら、ひたすら登山道を下ります。
私たちが下っている登山道が、象山登山のメインの登山道のため、登山者は途切れることなく続いていました。
こちらの登山道は私たちが登った登山道よりも急勾配で、人も多いので、象山市療歩道登山口から登ってよかったと、私たちは頷きあいました。
地元の高校生の団体や、欧米系の白人の登山者さんがワラワラと登って行くのとすれ違います。皆さん、ゼイゼイと息が上がっています。欧米系と見える外人さんは驚くほど軽装でした。そんな軽装でいいのかなぁと、つい心配してしまいます。
↑の写真を撮った場所から数分。
まだまだ象山から台北市街と台北101を見渡せる展望スポットがありました。ここでも、もちろん激写。思う存分に象山を歩き回った充実感と、脚の痛みを覚えながら下山していると、象山は、まだまだ私たちを喜ばせてくれます。
象山
象と山の形をモチーフにしたベンチと、漢字の象と山をモチーフにしたベンチがありました。ナイスアイディア♪
象山
象山
11時05分、象山北星賓宮登山口に到着。
9時15分から11時05分で、無事に象山を踏破しました!パチパチパチ(拍手)。
これだけ写真を撮りまくっても、2時間かからずに登って降りられる、爽快な登山コースでした。
象山登山成功を祝って、象山北星賓宮登山口のすぐそばにある解解渇有限公司で、愛玉ゼリーを食べるつもりでいました。お店はすぐに見つかりました。でも、お店が開いていません。調べた限りでは、開店時刻は11時。このとき11時05分過ぎ。開いているはずの時間なのに何故(?_?)。
象山 象山北星賓宮登山口
象山公園
持ち時間に限りのある旅行者は、開いていない店を待つ時間の余裕はなく、愛玉ゼリーを食べるのを諦めて象山駅へ向かいます。
立派なガジュマル木が並ぶ象山公園を通ります。公園内をジョギングしている方もいました。
象山公園 三長廟
遠くから見て、公園の売店かな~と飲み物があるかと期待して近づいたら、三長廟という廟でした。
公園の中に廟。もともと廟がここにあって、周りが公園になった。というパターンでしょうか。
象山を下山してから象山駅までの道でコンビニなどの飲み物を売っているお店を探していました。象山を登って降りてノドが渇いていて、ドリンクが欲しかったのです。けれど、残念ながらコンビニなどの飲み物を扱っているお店は見当たりませんでした。
象山登山には、予めドリンクを持参するのがいいようです。
象山公園 周辺の道路
象山駅
11時30分、象山駅着。
MRT淡水信義線の終点(始発)の象山駅からもう一方の終点である淡水まで移動します。
11時43分、象山駅発。
MRT淡水信義線、各駅停車&全線走破の旅のスタート。
象山駅 ホーム