フランス

2005年5月
成田 → パリ


 久々のオンシーズンの海外旅行。GW後とはいえ、混んでいるのを想定して早め早めの行動を心がける。成田空港に到着、スーツケースをピックアップして、集合場所へ。今日は個人チェックイン。通路側を希望。希望通り通路側をゲット。ここで、お茶する手もあるけれど、混んでいるとイヤなので、X線検査から出国審査へ。
 X線検査。行ってびっくり驚天動地。だ〜れも並んでいない!!!へっ?こんなのあり?!X線検査を通り抜けると出国審査。あは〜?驚きのあまり足が止まる。何故って、どの列も2〜3人しか並んでいないのだ。こんなに並んでいる人が少ないのを見るのは初めてで、逆にどこに並んでも一緒なので、どこに並ぶのか迷う。(^^;)

 もしかしたら、今日はとっとも空いてる日???免税店で買いたいものもないので、ゲート付近で500mlの水を2本調達。時間はたっぷりあり、何となくノドも乾いてきたので、アイスコーヒーを購入。缶のアイスコーヒーじゃなく、ファーストフード店と同じくビニルのカップに入ったもの。注文したら、裏のコーナーに入って行って、あら、何かちゃんと挽いてる音がする。単にボトルからカップに注ぐのではなく、それなりの器械があるらしい。期待してなかった割りに、結構おいしい。な〜んだか、フライト前にすっかりくつろいでしまった。こんなにくつろいだのは初めて?

 定刻どおり離陸し、離陸後約1時間でドリンクサービス。その更に1時間後に昼食。
 和食が鰻たま定食。よし、これは和食でしょう。普通に普通の鰻たまだった。普通においしかったけど、エジプト航空の鰻たまがおいしかったほどの意外性がないので、感動もなし。だって日系の航空会社で普通の鰻たま定食が出ても普通だとしか思えなくて。

 ポータブルテレビで好きな映画やプログラムなどがチョイスできる。映画を見ようとしたら、既に始まっていた。どうも、一斉に始まるプログラムのようで、自分が見たいタイミングで始まってくれないので、使い勝手がイマイチ。アリタリア航空のは、見たいときが始まるときだったので、アリタリアの方が見易い。

 本を少し読んでから、後は眠るだけ。どのくらい経ったか時計を見るくらい意識が浮上したとき、2〜3時間眠っていたら、運動を兼ねてトイレとおやつが置いてある場所へ。飛行機の中で不審行動でなく行き来ができるのはこの2つの場所だけ。おやつはキャンディとお煎餅とバナナ。なかなか面白い組み合わせ。(笑)
 最初のトイレ休憩&運動タイムはお煎餅とウーロン茶をいただいて席に戻る。次の運動タイムのときはバナナ。両方食べてみたかったのだ。

 寝て食べてを繰り返すうちに、カップヌードルのおやつタイム。これもしっかりいただく。(^^)v

 到着3時間40分前からドリンクサービス。ここでもウーロン茶。!(^^)! いいの、しばらく紅茶でないお茶系とはお別れだから。そして、到着2時間40分前に軽食。到着後、ルーヴル観光へ行くなら、それなりに腹ごしらえしておかないとならないから、それなりに食べて着陸に備える。

 飛行機から見えるパリは晴れ。滑走路は濡れているから、少し前まで雨が降っていた模様。明るいうちに目的地に到着するのって幸せ。(*^^*)


 以降、パリ時間。

 18時30分空港発。19時ホテル着。

 ルーヴル美術館行きを心に決め、19時30分に部屋を出てロビーで目にしたのは、土砂降りの雨。雨。雨。いつのまに降り出した?
 それでも、行く気で部屋を出ているので、そのまま最寄りの地下鉄駅へ向う。最寄駅のモンパルナス駅が国鉄も乗り入れているターミナルなので、目的の路線に乗るのに延々と地下道を歩く。本日はカルネ(10枚の回数券)使用。同行者と分けて使う。CHATLET駅で乗換え、PALAIS YOYAL MUSE DU LOUVRE駅下車。地下道を通ってルーヴル美術館へ。

 そうすると、←の人だかり。はて?

 そこには、「ダ・ヴィンチ・コード」を読んで以来、どこにあるのか考えていた(それまでルーヴル美術館に足を運んだことがあったが、逆さピラミッドを見た事がなかった)逆さピラミッドがあった。なるほど、いつも地上から来て、ピラミッドの入り口から入っていたから、気がつかなかったのか。

 旅の初日で宿題を思いもかけず済ませてしまった気分。なるほど〜。これがそうかぁ。嬉しい♪


 

 入場口のピラミッド下まで地下道で到着。外を見上げると20時なのにまだ明るい。

 夜間の料金は6ユーロ。ルーヴル美術館見学開始。「モナリザ」を目指すが、その前に「ボルゲーゼの剣闘士」、「サモトラケのニケ」などに引っかかったりした。21時15分に見学を終え、帰途につくことにする。
 ガイドブックに載っている閉館時間の21時45分は、閉館して館員さんが帰る時間だと経験から学んでいたので、30分くらい前から入るであろう(美術館により違うらしい)「閉館だから帰ろう」放送が入る前に美術館を出る支度に入ったのだ。


 さすがに美術館を後にするときには、日もくれて、ライトアップされたルーヴル美術館が美しかった。相変わらず雨が降っていたので、傘をさしていて、もう疲れきっていてカメラをバッグから出す気力もわかず、写真を撮れなかった。(:_;)
 地下鉄へ続く通路は時間が遅いせいか閉鎖されていたので、一旦、地上から外に出て、地下鉄の駅を探して地下に入った。

 初日、成田からのフライトをものともせずにルーヴル美術館見学してしまい、すっかり行程1日目=観光1日目な気分になり、以降、日程表を見るときに戸惑うことになる。