ペルガモン博物館 |
2008年12月
ペルガモン博物館
ペルガモン博物館の外側は思いっきり工事中でした。(苦笑)
内部に入るとまず、上着や大きな荷物などはコインロッカーに入れます。1EUR。鍵を開けるとお金は戻ってくる仕組みのコインロッカーですので、気兼ねなく、鑑賞に邪魔な荷物は預けてしまいました。
今回の旅行の最大の目的地。「ゼウスの大祭壇」との再会では、どんな感想になるでしょうか?!
ゼウスの大祭壇
トルコのペルガモン遺跡
「ゼウスの大祭壇」の礎石
左の写真がペルガモン博物館の「ゼウスの大祭壇」、右の写真がトルコのペルガモン遺跡にある「ゼウスの大祭壇」が元々建っていた場所に残されている礎石です。
縮尺が違いますけれど、右の写真の礎石の上に、左の写真の祭壇が建っていたとは、個人的にどうしても思えないのです。私の距離感覚の間違い?
「ゼウスの大祭壇」の展示室の祭壇の向い側や横の壁には、展示上、祭壇の後側になってしまった部分などの彫刻が展示されています。
見学している方々で、彫刻の大きさがおわかりだと思います。
無料でオーディオガイドを貸してくれるので、順番に聞いていると時間がなくなってしまうので、全体の説明と、気になった部分の説明を聞くだけで、時間的にいっぱいいっぱいでした。
ミレトスの市場門
「ゼウスの大祭壇」の次の展示室は、「ミレトスの市場門」です。
建物の中に建物を展示しているので、何だか妙な感じが続きます。
写真右の展示物は上ってバルコニーから、向いにある「ミレトスの市場門」を見ることができます。
ミレトスの市場門の向いの展示物
「ミレトスの市場門」とその向いにある建物の展示物との間の床には、モザイクが展示されています。
鳥、動物、植物など、細かくて大きなモザイクに見入ってしまいます。モザイクの全体を見るなら、ミレトスの市場門の向いの建物のバルコニーから見るのがいいのですけれど、そうすると細かいモザイクの柄が判らなくなってしまう。上手くいかないものです。 「ミレトスの市場門」をくぐって振り返ると、出てきた門は「イシュタル門」です。
バビロニアのイシュタル門
見事なまでに鮮やかな青です。この青い色はレンガだそうです。紀元前560年頃の遺跡をそっくりそのまま展示しているのだとか。
イシュタル門の全体が見渡せるところまで下がって、見ていても、その大きさに圧倒されてしまいます。
「ゼウスの大祭壇」、「ミレトスの市場門」、「バビロニアのイシュタル門」をベルリンで見られる幸せと、本来、この遺跡たちは元々の場所では、どのようにあったのか。そんなことも考えてしまいました。
「バビロニアのイシュタル門」から、回れ右して、左右を見渡すと…
イシュタル門から続く「行列通り」が目に飛び込んできます。
長く続く通り。2500年前の古代バビロニアにあった風景が現代に甦っている。不思議な感覚。
行列通り
行列通り
この「行列通り」の展示室も、どれだけ見ていても時間が経つのを忘れてしまいそうです。
行列通りを2階から
「行列通り」の展示室の中ごろにある階段を上ると、2階はイスラム美術館になっていました。
2階から「行列通り」を見渡すとまた違う角度で見られるので面白いです。
上から見ると「行列通り」の建造物がかなりの高さを持った建物なのが判ります。
「行列通り」を端から端まで往復して、堪能したところで引き返し、古代ローマ、ギリシアの展示室へ向います。フリーの昼食なので、時間を削って見学しようと思っていましたが…、展示室を簡単に見回して、えむちゃんと昼食をゆっくり食べに行くことにしてペルガモン博物館の見学を終了しました。
以上、見学時間は11時15分から12時25分。古代ローマ、ギリシアまで見学するとしたら、更に1時間は必要だったかなあ。