ドイツ旅行記
2008年12月

終日ベルリン滞在

 今日の予定は午前中がベルリン半日観光で、午後はフリータイム。
 比較的ゆっくりの9時にホテルを出発の予定なので、7時起床で7時35分から朝食。今回、ドイツ旅行で最もゆっくりした朝。

 野菜たっぷりとパン、写真にはないですけれど、ジュースとフルーツ&ヨーグルトもたっぷりいただきました。
 右の写真の左下の黄色っぽい箱(ホルンのマーク)がポストです。このポストに投函した絵はがきは5日ほどで日本に着きました。ホテルの近くにポストがあると、ポストを探さなくていいので、気持ちが楽です。

 ロビーで出発を待つ間、ツアーメンバーさんと少しお話ししたら、朝のお散歩で戦勝記念塔まで、往復された方がいらっしゃいました。皆さん、アクティブに過ごしてらっしゃる〜。私もうかうかしてられません!って何を燃えているのかな。>自分(笑)

ホテル


壁博物館付近に残されている
ベルリンの壁

 日本人ガイドさんは昨日と同じ方でした。

 9時15分から壁博物館見学。壁博物館は写真撮影不可のため、内部の写真はありません。

 壁博物館には、東側から西側への亡命者のルート、手段などが展示されていました。東から西へ、自由と希望を求めての生命を賭けての脱出劇。

 その壁は、今はもう、後世にその歴史を残すためにわずかにその形跡をとどめるのみ。
 壁博物館を見学した後、チェックポイントチャーリーの脇を通って、バスが待っている場所へ向います。

 チェックポイントチャーリー。東西ドイツを行き来するための検問所でした。ここも、今は記念撮影をする人がいる観光場所になっています。

 時の流れは、優しく、ある意味、残酷。

チェックポイントチャーリー


ドイツ連邦議会議事堂

 10時10分、ドイツ連邦議会議事堂が見える辺りでバスを降り、ブランデンブルク門見学へ向います。

 ブランデンブルク門は18世紀末にプロイセン王国の凱旋門として、アテネの神殿の門を手本に作られたということです。

 ベルリンが東西に分割統治されていた間は東西ベルリンの境界線上にあったため、立ち入ることができなかったとか。

 壁が崩壊した今は、ドイツ統一のシンボルでもあります。
 今は、誰でも立ち入ることができ、門をくぐることができます。平和、それが一番大切なこと。

 ブランデンブルク門の近辺で、解散して15分ほどのフリータイム。写真を撮ったり、周囲のお店をのぞいたりしながら、個々に、バスに歩いて戻ります。

 この門をくぐって、道をまっすぐ進むと、ホテルからも歩いて行ける戦勝記念塔に突き当たります。門の下からも戦勝記念塔をのぞめました。

 この辺りはベルリンでも有数の観光スポットですから、さすが、観光客が多いですし、団体さんもぞろぞろ歩いています。

ブランデンブルク門

 ブランデンブルク門見学は10時10分から10時40分まで。

イーストサイドギャラリー

 次は、イーストサイドギャラリーで写真ストップ。10時55分から11時。

 1990年にベルリンの壁が崩壊した後、118人のアーティストが絵を描いたそうです。今は、はげおちたり、絵の上に絵が描かれていたりしている部分もあり、歳月が通り過ぎたことが感じられます。

 バスは本日のメイン、ペルガモン博物館へ向います。
 バスの中で、ペルガモン博物館見学後のフリータイムの過ごし方について、添乗員さんから、諸注意とご提案。

 ペルガモン博物館はフリー見学で、その後の過ごし方は、

1.添乗員さんと昼食を一緒に摂りたければ12時30分に博物館入口に集合。

2.昼食後に旧博物館へ案内するので、昼食を一緒にしなくても、旧博物館へ行きたければ13時30分に博物館入口に集合。

3.旧博物館見学後、絵画館へ案内するので、その集合時間は旧博物館で解散するときに伝える。

 というもの。

 私たちは、ペルガモン博物館の後は、エジプト博物館(2008年12月時点で旧博物館の2階に展示)と絵画館へ行きたかったので、添乗員さんのご提案に乗ることにしました。ただ、ペルガモン博物館はゆっくりしたいので、13時30分に合流かな〜と、えむちゃんと話していました。
 季節柄なのか、並ばずにスムーズに入場、上着などもロッカーに入れられました。

 11時15分から、今回のドイツ旅行での最大の目的であるペルガモン博物館の見学スタート。

 ペルガモン博物館で最初に見学する展示室がお目当てのペルガモン遺跡から運ばれた「ゼウスの祭壇」から、嬉しくてテンション高いです。(笑)

 そして、ここがペルガモン博物館で1番の見所ですから、見学している方も多数。思い思いの方法で鑑賞していました。

ペルガモン博物館
ゼウスの祭壇


イシュタル門

 イシュタル門。某ガイドブックでは「イシュタール門」と表記されていますけれど、やはり私はイシュタル門と呼びたいです!(爆)

 「ゼウスの祭壇」に向かって右側の古代バビロニア、アッシリアなどの展示は、もう絶対!必見です。超お勧め。

 2階にあるイスラム美術館もささっと見学

イスラム美術館にて

 そして、これらの見学を終えたところで12時20分近く。これから、「ゼウスの祭壇」に向かって左側の古代ローマ、ギリシャのエリアを見るなら、添乗員さんとの昼食はパスして昼食はソーセージとパンだね〜と言いつつ、古代ローマ、ギリシャの展示室を簡単に見渡すと………えむちゃんと顔を見合わせ相談して、添乗員さんと一緒に昼食に行って、しっかり食べることに変更。

 ぎりぎり12時30分の集合時間に間に合いました。この時点で、添乗員さんとの昼食をパスしたツアーメンバーさんは3人。
 サービスの時間が早いということで、ペルガモン博物館近くのピッツァ屋さんに入りました。

 お店の方が、「15時から予約が入っているから、それまでに出るなら、いいよ〜」と言ったそうで、添乗員さん曰く、「そんなに長い時間、お昼ご飯食べないですよ〜」。ですね。(笑)

 食べてらっしゃる方のテーブルからピザの大きさをそれとなく目で確認して、1枚のピザをえむちゃんとシェアすることに決定。

昼食のレストラン
(ピッツァ屋さん)


コーヒー

 コーヒー1.75EUR(約230円)とツナのピザ11EUR(約1430円)。
 ツナのピザにしたのは、とりあえず、“ツナ”が読めたから。(爆)わけ判らない具がトッピングされるよりも安全パイかな〜っと。普通に普通の味のピザでした。

 予定どおり13時30分にペルガモン博物館前に戻れました。

ツナのピザ

エジプト博物館
「王妃ネフェルティティの胸像」

 3人のツアーメンバーさんも合流して全員で旧博物館へ。旧博物館での見学時間は1時間。14時30分に旧博物館前のバス停に最集合。

 うわ!チケット買って上着預けてたりしたら、見学時間が50分切るか切らないかです。時間が〜。アセアセ。

 料金8EUR(約1040円)を払ったら、レシートのようなものを渡され、私たちはすぐ見せられるようにしていたので、問題なしでしたが、上着のポケットに入れたまま上着をクロークに預けた方々は、入場するときに、チケット(レシート)の呈示を求められ、クロークに引き返していました。要注意です。
 旧博物館の2階へ上がる階段を見つけるのに手間取って時間をロス。旧博物館中央の部屋を出たところにある階段を上がりました。
 2階に上がって、再度、チケット(レシート)の呈示を求められました。

 エジプト博物館の見学がようやくスタート。最初に「王妃ネフェルティティの胸像」のある部屋へ行き、胸像の周囲を1周したりして心行くまで堪能してから、2階の入り口まで戻って見学しました。約30分の見学。

 それから、1階へ降りて、更にまたチケット(レシート)を再呈示して、旧博物館の展示を見学。旧博物館では10分しか見学時間が取れませんでした。

旧博物館


ベルリン大聖堂

 もう、フリータイム中なのですから、別に再集合時間に行かずにじっくり旧博物館を見学していても、いっこうに差し支えはないのですけれど、私たちのいつもの行動パターンで、それをしていると絵画館での見学時間がなくなるのが目に見えているので、ここは絵画館の時間をキープするのを優先して再集合場所に向います。

 ここから、添乗員さんと一緒に絵画館を目指すのは6人。ん?予想よりも大分少ないです。意外〜。
 旧博物館の前にあるバス停から200番のバスに乗ると、乗換えなしで楽々ベルリン絵画館へ行けます。添乗員さんにバスの1回券の買い方〜2.1EURを運転手さんの横の台のようなところに置いて渡す〜を教えてもらって早速実行。よし!簡単。覚えました。
 添乗員さんと一緒なので、大船に乗ったつもりで2階建てバスの2階に乗り、バスの車窓から見えるベルリンの街並みを楽しみながら絵画館へ向います。

 ガイドさんお勧めのクリスマスマーケットの前を200番のバスは通るのですね。絵画館を見終わったら、簡単に行けるかな。

 ロッカーに上着と荷物を預けて身軽になって絵画館の見学開始。フェルメールへ一直線。……ない…。ローマへ貸し出し中だそうです。ショック。

ベルリン絵画館


ソニーセンターの
クリスマスマーケット

 絵画館の見学も終わり、これにて無事にドイツで予定していた観光は全て終了。

 すっかり外は夕闇が落ち、クリスマスマーケット巡りには絶好の時間です。
 まずは、200番のバスから、ちらりと見えたソニーセンターの中のクリスマスマーケットが絵画館からすぐ近くなので行きましょう。

 ソニーセンターの中なので、お店の数がそれほどなく、ベルリンのグリューワインカップのGETならず。
 次、行きましょう!
 えむちゃんと話し合って、ガイドさんお勧めの国立歌劇場広場のクリスマスマーケットへ行くことにして、200番のバスに乗るためにバス停に向かって歩いていると、ポツダム広場のクリスマスマーケット会場に辿り着いてしまいました。(笑)。
 これも何かの縁。ポツダム広場のクリスマスマーケットを楽しむことにしましょう

 ポツダム広場を中心に、広場から伸びる歩道の両側にクリスマスグッズ屋さんや、日常雑貨屋さんの屋台が立ち並んでいるので、そのうちの1本の歩道を往復して散策。
 ローテンブルク名物のシュネーバルの屋台を見つけたので、おやつ代わりにトライ。お味は…シュネーバルを食べられたことで満足しましょう。(笑)

 ここでも、グリューワインカップをGETできず、今度こそ200番のバスに乗って、国立歌劇場に向います。

ポツダム広場のクリスマスマーケット


国立歌劇場広場の
クリスマスマーケット


 国立歌劇場広場のクリスマスマーケットは規模が大きく、グリューワイン屋さんも複数存在。
 but、残念ながら、2008年の年が入ったグリューワインカップは発見できず、記念に年なしのグリューワインカップのキンダープンシュとソーセージで夕食です。
 ソーセージとキンダープンシュで美味しく食事して、屋台のお店を見て歩き、ベルリンのクリスマスマーケットを満喫。
 午後から博物館・美術館を2館(3コレクション)と3か所のクリスマスマーケットをはしごして、さすがに足が棒のよう。えむちゃんと、この後、どうするかご相談。
 昨晩、雨?or時間切れ?で見られなかったカイザーヴィルヘルム記念教会のクリスマスマーケットへ行くなら200番のバスに、ホテルへ帰るなら100番のバスに、それぞれ乗れば、国立歌劇場前からだと乗換えなしで目的地に着きます。
 う〜む〜、と考えて、疲れているので、ホテルに帰ることにしました。クリスマスマーケットも3か所も回って、満足しましたし、ね。
 某ガイドブックの100番のバスの停留所数と、実際に停まった停留所数を数えて、周囲を見渡して、よし!ホテルの最寄のバス停!で降りて、ホテルはどこかと視線を巡らすと、ホテルは停留所の斜め前に燦然と輝いていました。うっわ〜い!見つけ易いホテルでよかった。

 ホテルに戻って、お風呂を使い、明日はいよいよ帰国日なので、荷物のパッキングをそれなりにしてから、ちょっと何か食べたくなったので、日本から持って行っていたカップスープと、お部屋に置いてあったホテル提供の無料のココアで、まったりしてから、就寝。1日よく歩いたからグッスリ眠れそうです。

 おやすみなさい。

ホテル