ドイツ旅行記
2008年12月

ドレスデン → ポツダム → ベルリン

 今日は5時45分起床。6時30分に朝食のレストランが開くと同時に入って朝食。朝が早いので(?)、肉・チーズ類は軽めに、ヨーグルトとフルーツをたっぷりにしてみました。(笑)

 このフルーツとヨーグルトの量は、口が裂けても軽めとは言えません。
 まだ夜も開けきらぬ、薄暗い8時にホテルを出発し、ドレスデン旧市街観光に向います。

 本日も、ポツダムのツェツィーリエンホーフ宮殿の予約時間の関係で、行程的にゆとりがないと、添乗員さんに言い渡されて超ショック。もうこのツアーだったら、アルテマイスター絵画館で1時間30分は時間を取って見学させてくれるだろうと思っていたのに、45分と言われてしまいました。が〜ん!ガ〜ン!!が〜ん!!!(ショックの3重奏)

ホテル


エルベ川河畔からドレスデン旧市街

 8時20分にドレスデンでの日本語ガイドのマヌエラさんと落ち合いました。

 マヌエラさんは、日本語も上手だし、説明も話題も面白く、今回のドイツ旅行のガイドさんの中では、個人的に一番よかったなぁ〜と思っている人です。

 みぞれまじりの雨の中、エルベ川河畔の旧市街が一望できる場所での写真ストップ。これが晴れていたらなぁ〜…。

 念のため、このときにマヌエラさんにアルテマイスター絵画館でフェルメールの「手紙を読む少女」と「遣り手婆」を観ることを確認しました。
 ゼンパーオペラ(ザクセン州立歌劇場)の前でバスを降りて、ドレスデン旧市街徒歩観光のスタート。

 まずは雪が散らつく中、エルベ川沿いにあるブリュールのテラスで、エルベ川沿いの街並みを楽しみます。

アルベルティーヌム(多分)


カトリック旧宮廷教会とドレスデン城

 時間が早いせいか、私たち以外は人も少ないブリュールのテラスを歩きまわって、古都の風情を感じます。

クリスマスピラミッド

フラウエン教会横の小路
 ブリュールのテラスからフラウエン教会へ向かう途中に、クリスマスマーケットが開かれている小路やクリスマスピラミッドに出くわしました。

 朝の9時では、クリスマスマーケットは開かれていないですよね〜。はぁ〜。(ため息)
 グリューワイン屋さんの屋台が営業してないかなぁ。未練たっぷり。
 そして、もう長いこと、機会があったら観に行きたいと願っていたフラウエン教会と再会です。
 そこには瓦礫の山に変わって壮麗な教会があります。前回、ドレスデンを訪れたときのことが走馬灯のように脳裏を駆け巡ります。
 フラウエン教会の色の濃い石の部分が、瓦礫の山と化した元々の資材。

 あの瓦礫の山を整理分類して、この教会を再建したのですか。気の遠くなるような根気が必要な作業。それでも元々利用されていた場所にその石を利用しての修復。確固たる信念。頭が下がる思いです。

 フラウエン教会は外部だけの見学で内部見学はなし。内部がどうなっているのか、見てみたかったかな。

フラウエン教会とルター像

 さらに歩を進めて君主の行列の前にさしかかります。

君主の行列

 君主の行列はマイセン磁器タイルを使用して作られた長さ約150mの壁画。この部分は運よく戦禍を逃れたそうで、オリジナルが残っています。よくぞ戦災を免れたものです。

 この君主の行列のある小路で、お土産物の屋台の開店準備に出くわして、ツアーメンバーさんたちが、のぞきこんでお買い物。
 私は、グリューワインがないからパス。って、グリューワインしか頭にないのかな?(笑)>自分

 少し冷えてきたので、寒さを避けるためにカトリック旧宮廷教会に入って見学がてら休憩です。
 カトリック旧宮廷教会は2階の回廊でザクセン城と繋がっていて、王様は城の外に出ずに教会へ行けるようになっていたそうです。

 教会内部は白を基調とした、そんなに装飾がごてごてしていないあっさりとした内装。
 壁が白いせいか、威圧感をあまり感じずに済みます。

カトリック旧宮廷教会内部


カトリック旧宮廷教会(右手)

 9時に開いて時間がさほど経っていないせいか、私たちの他に信者の方も見学者の方もいらっしゃらず、まだお掃除をしているおじさん、おばさんがいる中で、ぐるっと一回りして、冷たい外気から遮断されて、ほっと一息。

ゼンパーオペラ

 10分くらい、カトリック旧宮廷教会の中で避寒して、ドレスデン旧市街徒歩観光再開。

 ゼンパーオペラの前の広場は、こ〜んなに広いです。ここでドレスデンのクリスマスマーケットを開催していてくれたら、屋台の並びなどの雰囲気だけでも感じられたのに残念です。

 ゼンパーオペラも、オペラ鑑賞とかではなくていいから、せめて内部見学ツアーで入ってみたいな。
 さて、時間も9時45分。アルテマイスター絵画館の開館時間10時まで15分になったので、アルテマイスター絵画館のあるツヴィンガー宮殿に向います。

 ガイドのマヌエラさんは、私たちのチケットをゲットするべく、チケットオフィスの前に並びに行きました。

 その間を利用して、私たちはツヴィンガー宮殿の中庭に入って、ツヴィンガー宮殿の外観見学です。
 →の入場口から中に入ります。すると、↓の左から順に左、正面、右の建物です。

ツヴィンガー宮殿
(アルテマイスター絵画館)


ツヴィンガー宮殿


ツヴィンガー宮殿


ツヴィンガー宮殿


アルテマイスター絵画館内部

 マヌエラさんからチケットを受け取り、開館を待つべく入口に並びます。各国観光客が我先にとつめかけて、かなり押し合いへし合いのラッシュの様相を呈しています。
 早く観たいのと、寒いのとどちらが勝っているのかな。

 待つことしばし、入口が開いて、アルテマイスター絵画館の見学時間の始まり始まり。

 観たい作品の最小限を観て終わってしまって、少々どころではなく、物足りない思い爆裂。45分では、如何せん短すぎです。行程をもう少し見直しませんか?>旅行会社さま
 アルテマイスター絵画館見学でドレスデン旧市街徒歩観光は全て終了。

 11時に次なる目的地、ポツダムを目指して出発。昼食もポツダム市内のレストランだそうですから、バスの中で飴でもなめて、お腹の気を逸らせましょう。

 12時20分から35分までの、アウトバーンのドライブインでの休憩をはさんで、ポツダム市内のレストランに着いたのは13時50分。お腹、空きました。なんだか、2日続けて昼食時間が遅いような気が…。
 ポツダムでの昼食のレストランはFroschkasten(かえる箱)。その名にちなんだ蛙の置物がいっぱい。カップやお皿にも蛙の絵があります。

 ごく普通の住宅街の中にあるレストランなので、ツアーではなく行くのは結構道に迷いそう。1階がレストランで2階はホテルになっています。

レストランにて


カプチーノ


サラダ


魚のフライ


ホームメードケーキ

 飲み物はやはり温かいカプチーノを。

 このお店のお料理のお味は、今回のドイツ旅行では4番目の美味しさです。昨日のマイセンのレストランよりも気楽に食べられる感じかな。
 添乗員さんが「早く〜」とお店の方にお願いしたのか、サービスが早くちゃちゃっと40分で食事終了。ポツダムとベルリンのガイドさんのチヨコさんとこのお店で合流して、14時30分にポツダム観光に出発です。怒涛のようにやって来て、疾風のごとく去って行く日本人ツアー客。
 ポツダム市内観光はサンスーシ宮殿の庭園とツェツィーリエンホーフ宮殿。先にサンスーシ宮殿の観光。レストランからバスで10分。14時40分から観光開始です。

 今回のサンスーシ宮殿観光は、サンスーシ宮殿の外観とその前の庭園だけの観光。

 サンスーシ宮殿の外観を観て、庭園を少しフリータイムで散策&写真撮影。フリータイムも短いので、そんなに遠くへは行けません。

サンスーシ宮殿(庭園)


サンスーシ宮殿


サンスーシ宮殿


サンスーシ宮殿


サンスーシ宮殿(庭園)

 ←フリータイム中は、この辺りまで行くので精一杯でした。もう少し、庭園見学に熱を入れてもよかったかな、とは、今は思ったりしますけれど、行っているときは、サンスーシ宮殿を撮るので、手いっぱいで、そこまで頭が回りませんでした。

 フリータイム後、ぐるっと宮殿を一回りして、バスに向かうともう15時20分。時間が経つのは早いなぁ。40分もサンスーシ宮殿と庭園にいたなんて、信じられない。

 サンスーシ宮殿からバスで10分でツェツィーリエンホーフ宮殿に到着。ここはかの有名なポツダム会議が開催された場所です。
 駐車場からツェツィーリエンホーフ宮殿に着く頃には、15時30分だというのに、薄闇が辺りを覆い始めています。 
 建物の内、大部分は現在はホテルとして利用されています。

 ツェツィーリエンホーフ宮殿内部はカメラ・ビデオ撮影禁止。

ツェツィーリエンホーフ宮殿


ツェツィーリエンホーフ宮殿

 第2次世界大戦終了に向けた歴史的ドラマと駆け引きが交錯した場所。会談が開かれた部屋も、スターリン、トルーマン、チャーチルが使用した部屋も当時のままだそうです。
 これにて本日の観光は全て終了。お疲れさまでした。バスは一路、ベルリン市内のホテルへ向います。

 ホテルに向かう途中で目にするベルリンの街は都会。イルミネーションが瞬いています。
 2連泊するベルリンのホテルの部屋はこんな感じ。普通にスーツケースが2個広げられる4つ☆ホテルです。
 ホテルの部屋には、湯沸しの電気ポットとインスタント飲料各種が置いてありました。ありがたや。

 夕食の前に少し時間があるので、ホテルの近くにあるというスーパーに買出し。スーパーでの買い物が楽しいのですよね。このスーパーで買ったサンタクロースの形にサンタクロースの絵柄が焼印されたクッキーが、お土産として配ったら好評でした。シナモン系の味がしたので、シナモンが苦手な人はダメかもしれませんが……。

ホテルのレストランの
テーブルセッティング



パン


 19時30分から、2日続けてのホテルのレストランでの夕食。やはり、ホテル内のレストランでの夕食は何かにつけて気楽でいいです。(笑)

 ホテルのレストランなので、それなりにお上品な料理が出てきました。ジュース代は可愛くなかったですが。

 お味は普通でこれといった感想なし、です。 

アップルジュース


スープ


ローストチキン


フルーツとアイスクリーム

 夕食後、一旦部屋に戻って支度をしてから、久々のフリーでの夜の散歩の決行です。

 ホテルへの道すがら、バスから見たカイザーヴィルヘルム記念教会のクリスマスマーケットが程よい賑わいだったので、どうしても行きたくなってしまいました。(笑)

 クリスマスマーケット自体は、行ったときはもう営業を終えていましたけれど、21時15分から22時15分までの夜のお散歩は行ってよかったと思えるものでした。

カイザーヴィルヘルム記念教会

 部屋に備え付けのポットでお湯を湧かして何か飲もうか、ちょっと心が動きました。でも、自主的な夜のお散歩からホテルの部屋に戻って、いろいろ支度をしたりしたら、日付が変わってしまったので、結局はいただかずに眠ることにしました。
 温かいものを飲みたい気持ちよりも睡眠優先の気持ちが勝ったということです。(笑)

 おやすみなさい。