アカデミア美術館

2009年10月

 ヴェネツィアのフリータイムで、8時30分開館のところを8時40分から見学に訪れました。2009年10月時点で、美術館の外側は修復工事中。内側も4室、5室、10室、11室の展示室はclosedされていて見学できませんでした。

 アカデミア美術館は、2009年10月時点で、カメラ・ビデオ撮影は全面的に禁止。

 朝早かったので、まだまだ見学者も少なく、その点では落ち着いて見学できました。

アカデミア美術館(ヴェネツィア)

 10時までにホテルに戻らなければならないタイムリミット付きのフリータイムなので、某ガイドブックに記載されている“アカデミア美術館必見ベスト8”を中心に見学しました。

 1室のパオロ・ヴェネツィアーノ作「多翼祭壇画(聖母の戴冠)」は某ガイドブックに記載されているのを観るよりも実物は豪華には見えないかも…。

 2室のベッリーニ作「玉座の聖母と諸聖人」は元は祭壇画なので大きな絵でキリストさまが可愛い♪
 ティントレットの絵は暗い色彩の絵が多いように感じました。また、2009年10月時点でルーヴル美術館に貸し出し中のティントレットの絵もありました。
 ピエトロ・ロンギ作の「薬局」は、思っていたよりもずっと小さい絵でびっくりしました。

 24室のティツィアーノ作「聖母マリアの神殿奉献」は、もともとこの部屋に描かれたものなので、ドアの形なども考えて描かれています。ここでしか観られない絵ですね〜。壁一面の大きな絵で、マリアさまが愛らしく、この美術館での1番のお気に入りの1枚になりました。この絵の前でしばらくボ〜っと佇みました。幸せ。しかも、私たち2人の貸切状態で、他に見学者がたまたまいない時間でしたし〜♪
 この絵をじっくり観られただけで大満足です。

アカデミア美術館前の
アカデミア橋

 特別展が開催中だったのかなぁ。特別展の展示場らしき部屋にも入りましたが、まだ展示の作業中って感じで中途半端な状態のように感じられました。特別展だとしてもイマイチな印象でした。

 ウフィッツィ美術館などからしたら、こじんまりした美術館ですので、40分間の見学時間でもopenしている展示室の全てを観ることができ、アカデミア美術館を見学したというそれなり満足感が得られました。