ウフィッツィ美術館 |
2009年10月
ウフィッツィ美術館
ウフィッツィ美術館は、2009年10月時点で、カメラ・ビデオ撮影は全面的に禁止。唯一、カメラを取り出せるのは、窓からヴェッキオ橋が見えるところで、ヴェッキオ橋に向けて撮影する場合だけでした。
ツアーで10時からの予約を入れてあったので、並んで待つことなく10時に入場できました。
渡されたチケットを見ると入場料10EUR(約1,350円)になっています。そういえば、特別展が開催されていました。
予約料は4EUR(約540円)でした。これを高いと考えるかどうかは人それぞれでしょう。
見学は2階(日本式だと3階)からスタート。階段で行きましたが、足のご不自由な方用のエレベータもあり、そちらを利用されたツアーメンバーさんもいらっしゃいました。
チマブーエの「荘厳の聖母」、ジョットの「玉座の聖母子」、ピエロ・デラ・フランチェスカの「ウルビーノ公夫妻の肖像」などをガイドさんの説明を聴きながら見学し、この美術館のみならず、ルネサンスの代表的名画であるボッティチェリの「春」、「ヴィーナスの誕生」の前に立ちました。立ち止まってゆっくり説明を聴きながら鑑賞できる幸せ。うっとりです。
ウフィッツィ美術館
ウフィッツィ美術館からヴェッキオ橋を眺める
そして私の個人的なお楽しみであるレオナルド・ダ・ヴィンチの作品は、「春」のすぐお隣りの部屋にありました。
天使のビシッとした受胎告知をマリアさまがやんわりとでもしっかり受け止める「受胎告知」、未完の「マギの礼拝」など、ここも立ち止まってじっくりと鑑賞しました。左隅の天使がダ・ヴィンチの筆によると言われているヴェロッキオ(ダ・ヴィンチのお師匠さま)の「キリストの洗礼」も当然、しっかりチェックしました。
ミケランジェロの「聖家族」は皆さん筋肉隆々。マリアさまはもちろんのこと赤ちゃんのキリストでさえ筋肉が盛り上がってます。(笑)
ラファエロの「ひわの聖母」は、約10年の修復を終えて2009年の春から再展示されているそうです。それはナイスタイミング♪
ティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」は日本に来たときに観に行こうとえむちゃんを誘ったら、チラシのヴィーナスのお顔を見てえむちゃんが「ヴィーナス可愛くないから行かない」と断られた因縁の作品。本物を本場で見たえむちゃんの感想は「ヴィーナス可愛かった。チラシの印刷がよくなかったんだ!」だそうです。そういうこともあるでしょう…。
最後に特別展の展示を5分くらい眺めて、出口に向いましたが、これが延々とショップが続きます。商売っ気たっぷり。郵便局が入っていたので切手を買おうとしたら、「営業時間外だから」と変えませんでした。11時が営業時間外って、何だか「はぁ?!」って感じです。