故宮博物院

2013年11月


故宮博物院

 故宮博物院は、写真・ビデオ撮影禁止。

 故宮博物院は、どこもかしこも人が溢れていました。そこへ、ガイドさんを先頭に4人が突入。とにかくガイドさんを見失わないように、彼の後を追いかけました。

 広い博物院内をまず3階へ。3階に有名な肉型石(私的な通称:豚の角煮)と翠玉白菜(私的な通称:白菜)があります。豚の角煮と白菜を見るための長蛇の列が出来ていたので、ガイドさんは、3階のその他の見所から先に案内してくれました。

 それでも豚の角煮と白菜の列は長くはなっても短くなる気配はなし。時間的に混んでいる時間だったのかは謎です。
 ガイドさんは2階の見学へ我々を率いていきました。そこで書画とか陶器を少し見て、それから、豚の角煮と白菜を見るために列に並びました。
 作品を見るために並ぶのはルーブル美術館でモナ・リザを観て以来でしょうか。10分以上、並んだかなぁ。ようやく豚の角煮と白菜を見られました。“小さい、小さい”と聞いていた(書いてあった)ので、すっごく小さいものを想像していたら、実際の豚の角煮と白菜は私の思っていた大きさの3倍くらいの大きさがありました。どれだけ小さいものを考えていたのか(笑)。

 豚の角煮と白菜の他に、列に並んでオリーブの種の彫刻も鑑賞。立ち止まってジ〜っと観ていると、係員さんに進むように促されます。私の想像よりも大きかったとは言え、実際には“小さい”作品なので、どうしても近寄って観るために長蛇の列が出来てしまうようです。

翠玉白菜の箸置き

 20分くらいのフリータイムにミュージアムショップで白菜の箸置き(120元:約480円)を買ったら、もう故宮博物院での持ち時間は終了。14時45分から16時30分までの1時間45分でした。そんなに長い時間が経っていたなんて考えられないくらいのアッと言う間でした。

 ガイドさんに見所をたくさん説明していただいたのですが、何しろ写真撮影禁止な上に、どれも紀元前とか紀元前後の青銅器とかなので、もう見たそばから記憶がぼろぼろと抜け落ちて…。今となっては何を見たのかさえ覚えていなかったりします。
 初めての故宮博物院でいっぱいいっぱいだったこともありますけれど、これは非常に情けない。

 個人で見学に来たら、何だか1日中あちこちウロウロしてしまいそうなのが、容易に想像できる規模と収蔵品の数々でした。いつかリベンジしたいなぁ。