2007年4月
アヤソフィア博物館
360年にコンスタンティヌス2世の時代に完成し、537年からビザンチン様式の聖堂として再建され、ビザンチン帝国時代が終わりを告げるまでギリシャ正教の総本山だった。1453年、コンスタンティノープル陥落後、メフメット2世によりジャミイに改められ、モザイクは漆喰に塗りこめられた。トルコ共和国となった1934年にアタチュルクによって博物館として開放されるという数奇な運命を辿ったアヤソフィア。
漆喰が取り除かれ、ビザンチン時代のモザイクが甦ったのは博物館となったあとのことである。
内陣はイスラムとビザンチンが融合したかのような不思議な空間。
内陣の柱にはジャミィになって掲げられた6枚の巨大な円盤が飾られている。
請願
聖母子と皇帝家族のモザイク
キリストと女帝ゾエ夫妻のモザイク
2階のギャラリーにある上記のモザイクは必見。これらのモザイクを見なかったらアヤソフィアに行った意味の半分以上がないといっても過言ではないでしょう。絶対、絶対に超お勧めです。
聖母子にアヤソフィアを
献上するモザイク
アヤソフィアの見学を終え、出口に向うとき、振り返って見上げれば、そこに「聖母子にアヤソフィアを献上するモザイク」がある。
内部の見学を終えて満足感でいっぱいになって出口に向うことだろう。そのときに振り返るとこの絢爛たるモザイクを目にすることができるので、アヤソフィアを出るそのときまでご注意を。