メヴラーナ博物館

2007年4月



メヴラーナ博物館

 独特の旋回舞踏で世界的に有名なメヴラーナ教団の創始者ジェラルディン・ルーミーの霊廟。メヴラーナとは「我が師」という意味でジェラルディン・ルーミーを指す。
 6,500uの敷地にはメヴラーナをはじめとする教団の発展に尽くした名僧たちの霊廟、資料室、修行場などがある。

 アタチュルクの宗教分離政策により教団は解散、旋回舞踏は禁じられ、1927年に霊廟は宗教色を薄める形で博物館としてオープンした。

 旋回舞踏も1970年代の緩和政策により再会され、大手ホテルなどで旋回舞踏ショーが開催されるようになった。
 博物館として一般公開されているにも関わらず、まだまだ宗教的色彩を多分に残しているのか、女性は頭髪を隠すためにスカーフ着用がよりベターと案内された。
 このメヴラーナ博物館で最も有名なメヴラーナの棺は眩いばかりの装飾が施された中に安置されている。
 棺の上に置かれた帽子で、イスラムの僧侶としての階位の高さが表されているのだという。

 また、霊廟の隣の資料室にはマホメット(ムハンマド)のあごひげを納めた小箱も展示されており、信者の皆さんが熱心にお祈り・見学をされていた。

メヴラーナ博物館
メヴラーナの棺



メヴラーナ博物館
マホメット(ムハンマド)の
あごひげが納められた小箱(表)


メヴラーナ博物館
マホメット(ムハンマド)の
あごひげが納められた小箱(裏)

 その他にも、能書家による大小様々な美しいコーランの写本、999個の珠を連ねた数珠なども展示してあり、見るものの目と心を釘付けにする。

メヴラーナ博物館
数珠


メヴラーナ博物館
コーランの写本


メヴラーナ博物館
コーランの写本